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2008/05/12(月)
中国・四川省地震、死者7651人に 負傷1万人、被害拡大の様相
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中国国営新華社通信によると、中国西部・四川省で12日午後(日本時間同)に発生した地震による死者は四川省だけで7651人。同省綿陽市北川県で3000〜5000人が死亡したもよう。負傷者は約1万人。同県では建物の80%が倒壊した。北京五輪まで3カ月を切る中、チベット暴動で揺れる中国に、新たな混乱が襲った。 新華社通信は、成都の南東約250キロの重慶市内で小学校2校の校舎が倒壊し、5人の児童が死亡したと報じた。震源地から約100キロ離れた成都近郊の都江堰市の中学でも建物が倒壊。900人近い生徒が生き埋めになり、死者は50人を超えた。交通網も寸断されているという。四川省ではほかに少なくとも4つの小中学校の校舎が倒壊。同省眉山市では約3200人の負傷者が出ている。 同省什△(方にこざと)市では2つの化学工場が全壊、数百人が生き埋めになった。工場からはアンモニア80トン以上が漏れ出しているという。 漢族、チベット族、回族、チャン族が混在する◎川県の総人口は約10万6000人で、西南部にはパンダの自然保護区がある。 今のところ、日本人に負傷者が出ているとの情報は寄せられていない。
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