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2008/02/24(日)
強風 東北新幹線40本運休 空の便も180便欠航
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三陸沖の低気圧による強風が吹き荒れた24日、東北新幹線は午前7時55分〜午後2時15分、全線で運転を取りやめ、40本が運休、40本に遅れが出た。一時全線で運転を見合わせる在来線も相次いだ。JR京浜東北線は、横浜市鶴見区市場下町の線路脇の草地約1500平方メートルを焼く火事の影響も重なり、並行する東海道線と合わせて40本が運休し、計約4万9000人の足が乱れた。
空の便は日本航空76便、全日空104便が欠航した。
仙台市のJR仙台駅は新幹線の復旧を待つ乗客でごった返した。大学受験のため、JR秋田駅に向かう予定だった仙台市若林区の予備校生、志賀裕太さん(19)は「早めに行って大学の下見をする計画だった。今日中に着ければいいが」と改札口の電光掲示板を心配そうに見つめていた。
一方、北海道内は発達した低気圧の影響で強風が吹き荒れ、23日からの大雪が吹きだまりとなって道路を遮断、立ち往生する車が続出し、車に閉じ込められた男性1人が死亡した。
道危機対策局によると、道内では24日、高速道路3カ所、国道12カ所、道道78カ所が吹雪や雪崩のため一時通行止めとなった。
胆振管内豊浦町新富の道道新富神里線では24日午後6時ごろ、高さ約3メートルの吹きだまりに埋まった乗用車を除雪作業員が発見。運転席に倒れていた後志管内蘭越町蘭越町、会社員、山本浩文さん(28)が病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。伊達署は、車内に排気ガスが入り、一酸化炭素中毒になった可能性があるとみて調べている。
空知管内長沼町の国道274号では23日夜から車両約70台が約4.5キロにわたって立ち往生。千歳市の道道島松千歳線でも約7キロにわたり車両約60台が身動きできなくなり、男性1人が凍傷の疑いで病院に搬送された。岩見沢市の道道岩見沢石狩線でも乗用車約20台が立ち往生。男女3人が体調不良を訴え1人が入院した。空知管内南幌町の農道も地吹雪で寸断され、立ち往生した車両の約80人が南幌町役場に避難した。
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