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2008/02/22(金)
JR東海 子会社が弁当の消費期限を偽装 1年以上前から
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JR東海は22日、東海道新幹線や特急列車内と、東京、名古屋、新大阪など計6駅で、弁当などの消費期限が偽装され、販売されていたと発表した。弁当を製造する子会社の「ジェイアール東海パッセンジャーズ」(東京都中央区)の工場長が指示し、期限を延ばしたラベルを張っていたという。
判明した偽装は1万5900食(21日販売分)で、1年以上前から行われていた。健康被害の報告はないという。
パ社は、全国4工場で1日5万食分の弁当など約60種類を製造し、駅構内などで販売している。社内規定で、弁当の消費期限を製造から14時間以内、サンドイッチとおにぎりは18時間以内としているが、最大5時間半、実際よりも長い消費期限を記したラベルを張っていたという。
21日午前にJR東海に情報提供があり調べたところ、役員を務める東京工場長(58)と、他の3工場長が偽装を認めた。東京工場長は「弁当が売れる夕方などに出荷数をそろえるため、早めに製造した」と話したという。パ社は偽装が判明した後も、そのまま同日の弁当を販売し続けた。
記者会見した建守(たてがみ)猛社長は陳謝したが、「法的には問題はないのではないか。健康上の実害もないと思う」と述べた。弁当の回収はしない。
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