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2008/02/20(水)
業務提携 ダスキンとモスフード 共同出店や新業態模索へ
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「ミスタードーナツ」を展開するダスキンと、「モスバーガー」のモスフードサービスは20日、外食事業で資本・業務提携すると発表した。それぞれのドーナツとハンバーガー店の共同出店や、商品の共同開発、カフェなど新業態の出店などを検討し、相乗効果を目指す。
相互に19億円ずつを出資し、ダスキンがモスフード株の4.1%、モスフードがダスキン株の1.55%を取得する。業務提携の具体的内容は、両社で設置する委員会で協議し、5月末までに詰める。
ミスタードーナツは軽食が中心で、主食になるハンバーガーが中心のモスバーガーとは業態が異なる。今後は互いの強さを生かせるような関係の構築を目指し、共同出店や新業態の開発のほか、原料の共同調達や共同配送、海外展開での協力など、幅広い相乗効果を模索する方針だ。
また、相次ぐ食品偽装などで消費者の不安が高まっているため、衛生や品質管理面でも協力する。ダスキンの伊東英幸社長は会見で「モスバーガーの品質管理が優れているので、同じような仕組みを検討させていただく」と述べた。
今回の提携には、食をめぐる安全に対する不安の高まりのほか、少子高齢化に伴う市場の縮小、原材料価格の高騰など、外食産業を取り巻く環境の悪化が背景にある。モスフードの桜田厚社長は「安心・安全に対する強い覚悟など、理念が一致していた。互いの強みを生かせば、顧客やフランチャイズにプラスになる」と話した。
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