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2008/12/29(月)
<新幹線>ぐったり…故郷遠く システムトラブルで混乱
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帰省客の足を直撃したJR東日本の新幹線運行管理システムのトラブル。東北、上越、長野、山形、秋田の各新幹線駅では29日朝からごった返し、ぐったりして床に座り込んだり、「いつ復旧するのか」と駅員に詰め寄る姿も見られた。
◇東京駅
新潟県の父を訪ねる予定だった千葉県市川市の県立高校3年の女子生徒(18)は、「もう1時間待ったので疲れた」とうんざりした様子。
東京駅まで付き添って来た母(47)は「今朝、自宅の最寄り駅で切符を買った時にトラブルを説明してくれれば、他の方法もあったのに」と不満顔だった。
◇秋田駅
東京発の臨時列車は3時間25分遅れ、午後1時45分に到着した。妻、息子3人と帰省した東京都墨田区の会社員、金谷貴光さん(36)は「昨日は乗るはずだった寝台列車が(強風のため)運休と駅で言われ、予約し直した。今朝は朝5時半に駅に着いたのにこの有り様。ろくな年の瀬じゃないですね」と嘆いた。
◇長野駅
28日も車両事故で上下線計16本が運休したばかりの長野新幹線。子ども3人と東京都内の実家に帰省予定だった長野市のパート従業員、黒岩美喜さん(38)は「1時間以上待っている。早く着いて上野で遊ぶ予定だったが、どうなるか」と不安げに話した。
◇福島駅
下りの新幹線が最初に到着したのは午前10時54分。正午前にホームに降り立った東京都江戸川区篠崎町、会社員の男性(35)は「福島市内の病院で、父親の手術の説明を午前10時ごろから受ける予定だった。今さら仕方ないが、医師に尋ねたいことがいっぱいあったのに」と落胆していた。
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