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2008/11/27(木)
元若ノ鵬「八百長してない」 週刊誌に嘘の告白 東京地裁に陳述書
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大相撲の八百長疑惑に関連し、講談社発行の「週刊現代」の記事で現役力士の実名をあげて八百長を告発したロシア出身の元幕内力士、若ノ鵬(20)=本名・ガグロエフ・ソスラン=が、日本相撲協会を相手取り解雇無効を訴え地位確認を求め東京地裁に起こした訴訟で、「八百長したことはない。だまされて証言した」とする内容の陳述書を提出していたことが27日、分かった。若ノ鵬は記事で「年上の関取衆から八百長を強要された。何度も断ったけどやるしかなかった」と証言していた。
陳述書によると、取材を仲介した人物に「親方や他の力士から八百長を強要されたといえば、悪い親方や力士を責め立てることができ、角界に戻れる」と言われ、9月末に行われた同誌の取材や会見でうそを告白。しかし、その後も解雇が撤回されなかったため、同誌に記事や発言の撤回を求めたところ「取り消せない」と断られたという。
その上で「仲介者と週刊現代にだまされた」とするとともに、実名を挙げた力士に「本当に迷惑をかけました」と謝罪。大麻所持については「スピード出世で有頂天になっていた」と反省の言葉を連ねている。
週刊現代は「若ノ鵬本人に確認したが、『(八百長を否定する)陳述はしていない』と否定した。事実関係を繰り返し精査したうえで記事化している」と反論している。
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