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2008/11/30(日) 今年の漢字は「変」…ブロガー発 Word of the Year '08
今年の漢字は「変」に決定。ニフティは26日、東京・恵比寿でブロガーイベント「Word of the Year '08」を開催し、2008年度「ブロガーが考える今年の漢字」を選定し発表した。

ニフティは、「事件・事故や自然災害、金融危機、政治混迷など『変』な出来事が多く発生した年」「首相の突然の交代劇や、印象深いスポーツ選手の引退が相次ぐなど“変化”の年」「アメリカ合衆国次期大統領に選ばれたオバマ氏のキャッチフレーズ“change”、来年に向けて前向きに変えていこうとする変化・変革」という理由で「変」を選定した。

Word of the Year '08は今年が初めての開催。2008年を象徴する出来事やトピックスの「コトバ(Word)」を、“今年の漢字”として決めるブロガー発の催しとして開催された。事前の参加申し込みとともに「今年の漢字」と選んだ理由を尋ねた。なおニフティは、同イベントを年1回開催していく予定だという。

26日のイベントにはゲストとしてタレントの眞鍋かをり氏、占星術研究家の鏡リュウジ氏、書家の森大衛氏らが登壇し、2008年を象徴する出来事やトピックスに関する言葉を振り返った。

ゲスト・トークでは、「ガソリン国会」「原油高」「プライベートブランド」「エコ関連グッズ」などのキーワードも飛び出し、進行役の『日経トレンディー』編集長・渡辺敦美氏は「プライベートブランドやH&M、5万円パソコン、アウトレットなどが今年ヒットした。これらに共通しているのは低価格。ガソリン代が高くなったりして、消費者は低価格な商品に手を伸ばしたということだ。実は今年の現象は、バブル崩壊後の1993年と重なり、当時もアウトレットやプライベートブランドという言葉がヒットしている。時代は繰り返すのかもしれない」と語った。

また、眞鍋氏は「私が高校生のころはルーズソックスが流行った。最近のアイドルを見ると中学生以下へと低学年化している。そこへ今年はアラフォーがきた」と語り、若者とヨン様フィーバーをつくった50代の間にいる40代が注目された年だったと振り返った。

2008/11/29(土) 舞鶴の高1女子殺害、異例の捜査手法 念頭に裁判員制度?
京都府舞鶴市の高1女子殺害事件で、窃盗罪で起訴された男(60)の自宅を殺人などの容疑で捜索した京都府警の「捜査手法」に注目が集まっている。関与を示す物証や供述がない中での捜索が批判され、弁護人立ち会いという異例の展開となったが、背景には「裁判員制度がある」と識者や関係者は語る。自白を前提にするよりも、まず物証を押さえるやり方は制度を見据え、より強まる“流れ”という見方だが、「制度をにらむならば、より捜索は慎重であるべきだ」という声もある。



「弁護人の反発は想定内だった」。ある府警幹部は、捜索予定日に弁護人が準抗告し、いったん捜索が延期された異例の事態にも強気の姿勢を崩さなかった。府警は捜索にあたり、警察庁や検察当局とも協議を重ねており、強引ともいえる捜査手法への批判も、弁護士立ち会いも「折り込みずみだった」と言う。背景にあるのは捜査の行き詰まりとともに「物証」へのこだわり。弁護人が立ち会うことにより、証拠がみつかった場合は信用性も高まる。

 一連の捜査で府警は被害者の所持品だけでなく、今回の捜索の決め手となった防犯カメラの映像も公開してきた。それ以降も捜査を進める上で不利になりかねない情報を積極的に報道機関に流している。府警の捜査幹部は「重要事件の報道対応としては異例の展開だろう」と振り返るが、公開度を高める裁判員制度をにらんだ対応とみられる。

 府警は今月15日に窃盗容疑で男を逮捕して以降も、「(窃盗)容疑と無関係な証拠品の押収や検証はしていない」と強調し、10日間の勾留(こうりゅう)中に殺人事件には「一切触れなかった」としている。

 これらの捜査手法について元最高検検事の土本武司・白鴎大法科大学院長(刑事法)は「自白を強いるのではなく、まず物証を押さえる。そのやり方は裁判員制度をにらんだ厳密な手順といえる」と評価。井戸田侃・立命館大名誉教授(刑事法)も「自白を強いるより、まず物証を押さえるやり方は本筋で常道といえる」と理解を示す。

 ただ、土本さんは「捜索で物証が見つからなかった場合、どう捜査を続けていくのかが問題になる」と指摘。また、ジャーナリストの大谷昭宏さんは「なんとしても検挙したいという熱意は分かる。だが、こんな捜索は禁じ手で、やっちゃいけない。裁判所も裁判員制度をにらんで安易に捜索令状を出すのは慎むべきだ。しかし制度が始まれば、今回のようなケースが再び出る可能性もある」と話す。

 裁判員制度では捜査の違法性が問われれば、裁判員の心証が悪くなる恐れもあり、京都府警の幹部は「だからこそ捜索までには相当の時間を要した」と話す。と同時に、この幹部は「(裁判員制度をにらみ)事件を世間に印象づけておきたいという思惑が(捜索の背景に)あったのではないか」とも語っている。

2008/11/28(金) 羽賀研二被告ら無罪 大阪地裁判決「被害者証言に疑い」
3億7000万円の詐欺と恐喝未遂の罪に問われたタレント、羽賀研二被告(47)=本名・當真(とうま)美喜男=と、恐喝未遂罪に問われた元プロボクシング世界王者、渡辺二郎被告(53)の判決公判が28日、大阪地裁で開かれた。中川博之裁判長は「被害者の証言に全幅の信頼を置くには合理的な疑いが残る」と述べ、2人に無罪を言い渡した。



2人は捜査段階から一貫して無罪を主張。検察側は羽賀さんに懲役8年、渡辺さんに同4年をそれぞれ求刑していた。

 検察側は、羽賀さんが平成13年6〜10月、知人男性に対し医療関連会社の未公開株が上場後に何十倍にもなると購買意欲をあおり、取得額の3倍で計300株を売って3億7000万円を詐取。同社が上場せずに倒産し、知人男性から約4億円を請求された羽賀さんが渡辺さんや暴力団関係者の男2人=恐喝未遂罪で有罪確定=と共謀して18年6月、大阪市内のホテルで知人男性を脅迫して債権を1000万円で放棄する確認書に署名させた−として起訴した。

 判決理由で中川裁判長は詐欺について「医療関連会社が上場前に倒産するとはだれも予測しておらず、詐欺行為があったとはいえない」と認定。値上がりを見込んだ知人男性が3倍の価格でも株を買うと言っていた−とする羽賀さんの話に信用性を認め、恐喝未遂についても「前提となる詐欺が認められず、恐喝する理由がない」とした。

 大阪地検の清水治次席検事の話「恐喝未遂の共犯者2名は、既に有罪判決を受けていることから、今回は予想外の判決であり、判決文を精査して対応を検討したい」

2008/11/27(木) 元若ノ鵬「八百長してない」 週刊誌に嘘の告白 東京地裁に陳述書
大相撲の八百長疑惑に関連し、講談社発行の「週刊現代」の記事で現役力士の実名をあげて八百長を告発したロシア出身の元幕内力士、若ノ鵬(20)=本名・ガグロエフ・ソスラン=が、日本相撲協会を相手取り解雇無効を訴え地位確認を求め東京地裁に起こした訴訟で、「八百長したことはない。だまされて証言した」とする内容の陳述書を提出していたことが27日、分かった。若ノ鵬は記事で「年上の関取衆から八百長を強要された。何度も断ったけどやるしかなかった」と証言していた。


陳述書によると、取材を仲介した人物に「親方や他の力士から八百長を強要されたといえば、悪い親方や力士を責め立てることができ、角界に戻れる」と言われ、9月末に行われた同誌の取材や会見でうそを告白。しかし、その後も解雇が撤回されなかったため、同誌に記事や発言の撤回を求めたところ「取り消せない」と断られたという。

 その上で「仲介者と週刊現代にだまされた」とするとともに、実名を挙げた力士に「本当に迷惑をかけました」と謝罪。大麻所持については「スピード出世で有頂天になっていた」と反省の言葉を連ねている。

 週刊現代は「若ノ鵬本人に確認したが、『(八百長を否定する)陳述はしていない』と否定した。事実関係を繰り返し精査したうえで記事化している」と反論している。

2008/11/26(水) 3キロ引きずり ひき逃げ男を殺人で起訴
大阪市北区梅田の交差点で会社員、鈴木源太郎さん(30)が車にはねられ、約3キロ引きずられて死亡した事件で、大阪地検は26日、殺人と自動車運転過失傷害、道交法違反(ひき逃げ)の罪で、ホストの吉田圭吾容疑者(22)を起訴した。ひき逃げ事件で殺人罪を適用するのは異例。


起訴状などによると、吉田被告は10月21日午前4時20分ごろ、同市北区梅田の国道176号交差点で、鈴木さんをはね、車の底部に巻き込んだまま約3キロ走行。頭や首を激しく損傷させたことにより外傷性ショックで死亡させた。

 地検は吉田被告が車に人を巻き込んだことを認識した上で運転を続けていたことから、殺意があったと認定し、殺人罪を適用した。

2008/11/25(火) 紅白初出場の水谷に相棒・右京も心配!?「彼はアガリ症だから」
俳優で歌手の水谷豊が25日(火)、歌手デビュー32年目にして『NHK紅白歌合戦』に初出場することが正式に決まった。同日行われた『第59回NHK紅白歌合戦』出場歌手発表会見を欠席した水谷はビデオメッセージで、自身と主演ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)の杉下右京の1人2役でコメントを寄せた。「彼、アガリ症なとこがありますので、歌詞だけ間違えないように歌ってほしい」と右京が水谷にエールを送るというユニークな演出で会場を沸かせた。


人気シリーズ『相棒』は、今年のGWに公開された劇場版も08年度上半期上映作品として興行収入・観客動員数ともに1位という大ヒットを記録。現在放送中の新シリーズも高視聴率を記録するなど、水谷の代表作といえる作品だ。テレビ画面に登場した右京は「大晦日の歌の祭典に水谷豊さんが出場するとは、友人として驚いてます。歌詞だけ間違えないように歌ってほしい。初出場なので、みなさんには温かい目で見て欲しいですね」とエールを送った。NHK局内でテレビ朝日の“看板キャラクター”が紅茶を飲みながらコメントする姿に、会場からは笑いが起こった。

 右京のコメントが終わり、場面が切り替わると、紅白カラーをバックに水谷が登場。「一生俳優でいいと思ってたけど、記念に1枚のCDを出した結果がこんなことになった」と芸能生活40周年記念で行なった歌手活動再開の反響に驚きを隠せない様子。奇しくも右京が不安視した“アガリ症”を水谷自身もウィークポイントに上げる場面もあり、様々な事件を解決してきた右京の“洞察力”をまざまざと見せつける結果となった。

 水谷は今年、映画『相棒 劇場版/絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』のヒットに加え、22年ぶりに発売したセルフカバー・アルバム『TIME CAPSULE』がオリコンランキング2位を記録。5月に行なったアルバム発売記念ライブイベントには、約1万人のファンが集結する熱狂ぶりを見せていた。

2008/11/24(月) 宇治元社長失跡 知人の男、殺人容疑で再逮捕へ
京都府宇治市の元会社社長の男性(64)が今年4月から行方不明になり、直後に関係先の銀行口座から数千万円が別口座に動かされていた事件で、この資金移動をめぐる詐欺容疑で府警に逮捕された同府八幡市の知人の男(61)が「元社長を殺害した」と供述していることが24日、わかった。府警は男の供述に基づき、滋賀県甲賀市信楽町の山中で元社長とみられる遺体を発見。殺人容疑で男を再逮捕する方針を固め、遺体の身元確認を急いでいる。

 調べなどによると、男は元社長が失跡した直後に、同山中で元社長を殺害した疑いがもたれている。元社長は健康用品販売などの事業を営んでいたが、約2年前に廃業。男はこの事業の運営にかかわっていたといい、元社長は4月22日、男と一緒にシイタケ狩りに行くとして外出し、その後連絡がつかなくなった。

 府警は今月5日、預かった資金を勝手に口座から動かした詐欺容疑で男を逮捕。男は当初否認していたが、その後詐欺容疑について認めるとともに、元社長の失跡についても「(4月22日の)直後に山中で殺害した」と供述。府警は23日、現場の山中を捜索して遺体を発見した。

 遺体は死後、相当時間がたっており、性別も不明の状態。府警はDNA鑑定などで身元の確認や死因の特定を進めている。

2008/11/23(日) 遼くん2位で確定 史上初1億円新人!
遼くんが史上最年少、そしてルーキーとしては初の賞金1億円を確定させた。男子ゴルフツアーのダンロップ・フェニックス最終日が23日、宮崎市のフェニックスカントリークラブ(7010ヤード、パー71)で行われ、4打差の3位からスタートした石川遼(17=パナソニック)が、5バーディー、2ボギーの68で回り、通算7アンダーで日本勢最高の2位に入った。賞金2000万円を加算して通算獲得賞金は9973万166円。最終戦の日本シリーズは予選落ちがないため、年間獲得賞金1億円突破が確実となった。

 勝てなかった。「今はほとんど満足してないです」と石川は口をとがらせた。結果はもちろん、終盤の勝負どころで得意の1Wがぶれて「すごく悔しい」と振り返った。しかし、その戦いぶりは“1億円プレーヤー”にふさわしいものだった。

 「最後まで誰が勝つか分からない展開にしたい」。前日に話していた通りの接戦に持ち込んだ。首位をいくマークセンには後半出だしで5打差をつけられたが、相手の失速もあって13番を終えて1打差に急接近。1メートルのパーパットを外した15番の痛恨のボギーでまた引き離されると、そこから再び粘りを発揮した。

 最終18番パー5を迎えて3打差。イーグルを狙った場面でティーショットは左のバンカーにつかまった。必要なのはバンカーのアゴを越え、その先にある松の枝の間を抜け、さらにフックをかける「難しい」ショット。だが、5Wでアゴすれすれに打ち出してフェアウエーに運ぶと、ギャラリーからは大歓声が上がった。

 残り88ヤードの3打目を直接沈めることはできなかったが、バーディーでフィニッシュ。一足早くホールアウトして最終組の結果を待った。だが、最後はマークセンのパーセーブを見届け、1打及ばぬまま戦いは終わった。

 思い返せば、2日目に自分のボールを蹴って1罰打を受けたミスも重く響いた。「72ホールの中には、もったいない1打もあったと思う。だけど、それも含めてゴルフだし、それはしようがない。でも、勝ちたかったですね」。そう言って一打の重みをかみしめた。

 とはいえ、堂々の単独2位で賞金2000万円を上積みした。1億円の大台まであと27万円。今季は残り2試合で、出場人数が限られる最終戦には予選落ちがない。棄権や失格がなければ最下位でも約90万円の賞金が入るために大台を突破する。それだけに「日本シリーズは骨折しても4日間回りたい」と笑った。

 小学生の頃には1週間のお小遣いが50円という時期があった。家のお手伝いをすると、さらに50円。スイミングスクールの帰り道、ためたお金で肉まんやお菓子を買うのが幼い石川の楽しみだった。それから約10年。まだ17歳ながら、肉まんなら100万個は買えようかという金額を自分の力で稼ぎ出した。

 今大会の開幕前、賞金配分表を見た時に「2位に入ったら1億円に届くかも」と思ったという。予感は現実となったが「もしもあの時に“優勝したら”と考えていれば結果は違ったかも」と小さな後悔が浮かんだ。どこまでも高みを見すえる17歳。宝くじのように運よく手にしたわけではなく、努力を重ねた末の1億円。賞金額には関心を示さないが、積み上げた数字にはそれだけの価値がある。

 ≪家族は大満足≫埼玉の自宅から応援に駆けつけた石川の家族は、2位の結果にも満足げだった。スコアをつけながらラウンドを見守った母・由紀子さん(41)は「優勝はできなかったけど、よく頑張ったと思います」と息子を称えた。まだ目の前でツアー優勝を見たことがない石川の妹・葉子ちゃん(12)と弟・航くん(8)は今回もお預け。それでも「残念だけど最高でーす!」と、お兄ちゃんの頑張りを喜んでいた。

2008/11/21(金) 小室被告 「裸の王様だった」 保釈金3千万円は妻ら用意
「自分は裸の王様だった。今一度チャンスを与えていただき、音楽でみなさんに償いたい」。詐欺罪で21日、起訴された音楽プロデューサー、小室哲哉被告(49)は大阪地検特捜部の調べにそう供述したという。同日、保釈された際も「できることなら音楽を」と口にし、音楽への思いを強調した。



午後6時半ごろ、大阪市都島区の大阪拘置所を出た小室被告は黒のタートルネックにジーパン姿。やや疲れた表情で、約200人の報道陣やファンらに何度も頭を下げた。保釈保証金3000万円は妻のKEIKOさん(36)らが用意したという。

 90年代、次々にヒット曲を生み、年収は一時20億円を超えた。しかし、海外事業への投資に失敗するなどして巨額の負債を抱えた。

 特捜部に「『小室時代』のピークを2回迎え、生活が豪奢(ごうしゃ)になっていた。誰からも意見されることのない裸の王様。そういう生活を疑問に思いながら続けた」と供述。逮捕について「人生をリセットし、再出発を図るチャンスを与えてもらった」と感謝の言葉を口にし、「曲の歌詞でチャンスという言葉をよく使ったが、今思えば軽々しく使っていた」と話したという。

 小室被告は保釈後、弁護士を通じ、「家族とともにできる限り早く償いをし、一日でも早く音楽活動をやらせていただきたい。ファンの方々に待っていただければ最高に幸せです」とのコメントを出した。

2008/11/19(水) 元厚生次官ら連続殺傷 犯人像は?謎多く…
■血痕付き足跡100メートル 犯行声明なく

 元厚生事務次官の経歴、宅配業者を装った犯人、ためらわずに刃物で殺傷する手口…。さいたま市と東京都中野区で起きた連続殺傷事件の犯行現場を結びつける共通点が次々に浮かび上がり、警察当局は同一犯による連続テロとの見方を強めている。一方、テロ事件に付きものの犯行予告や犯行声明は確認されず、多くの謎が残ったままだ。「単独犯か複数犯かの見当もつかない」(捜査幹部)。警察当局は前代未聞の事件捜査に戸惑いながら、犯人像の絞り込みに全力を挙げている。


≪恨み?テロ?≫

 年金問題をはじめとする厚生労働行政への恨み−。山口剛彦さん(66)と吉原健二さん(76)の経歴から、もっとも導きやすい犯人の動機だ。年金記録問題、後期高齢者医療制度…。実際に、近年の厚労省は世間の強い風当たりを浴び続けている。

 2人は旧厚生省でエリートコースの年金局を歩み、昭和60年前後には上司と部下の関係で現行の基礎年金制度を構築。ともにトップの事務次官まで上り詰めた旧厚生省を象徴する存在だった。同僚らは「恨まれるような人柄ではない」と話しており、なぜ2人の家族が狙われたのかは不透明だ。吉原さん以降の事務次官も10人以上いる。

 個人的動機でないとすれば、特定の思想に基づくテロ行為になるが、報道機関などへの犯行声明やインターネットでの犯行予告は確認されておらず、動機がつかみきれない。

 そもそも犯人は2人の自宅をどのように割り出したのか。吉原さん宅はインターネットで検索することができたが、山口さん宅はNTTの番号案内にも登録されておらず、旧厚生省の名簿などを入手しなければ特定は難しいと思われる。

 ≪共通項は宅配≫

 30歳ぐらい、身長約160センチ。宅配業者の制服のような服装に野球帽。

 現時点で明らかな犯人像は、吉原さんの妻、靖子さん(72)が病院に運ばれる際、警察官に打ち明けた男の特徴だけだ。山口さん宅の玄関に本人の印鑑が残っていたことから、犯人が靖子さん襲撃と同じ手口で宅配業者を装い、ドアを開けさせた疑いが強い。

 山口さん夫妻と靖子さんが襲われたのは、ともに自宅玄関内。山口さん夫妻は胸に深い刺し傷があり、靖子さんは胸を数カ所、背中を1カ所刺され、一部は肺まで達していた。いずれも犯人が明確な殺意を抱いていたことを裏付ける。

 山口さんの妻、美知子さん(61)に犯人と争った際にできる傷がなく、山口さんの腕に抵抗した傷(防御創)が多数あることから、美知子さんがドアを開けた直後に無抵抗のまま刺され、後から駆けつけた山口さんが続けざまに襲われたようだ。

 凶器の刃物はともに見つかっていない。一方、2つの現場から60〜100メートルにわたって血痕の付いた足跡を残すなど、ずさんな一面ものぞかせている。

 埼玉県警が山口さん宅周辺で警察犬に血痕を追跡させると、自宅の東約100メートルで追うのをやめた。徒歩で逃走した犯人がこの地点で車に乗り換えた可能性も浮上している。

 一方、靖子さんが襲われた18日午後6時半前後に、自宅方向から一方通行路を速度を上げて走り去る黒っぽいワゴン車が目撃されていたことも判明。警視庁は現場周辺の防犯カメラの映像の分析を進めている。

 犯行時間帯も共通している。山口さん夫妻は18日午前10時15分ごろに刺殺された状態で発見されたが、17日午後6時半から6時50分の間に、近所の男性会社員(30)が、山口さん宅から男性のうめき声を聞いており、夫妻が襲われたのも夕方の時間帯である可能性が高いという。

                   ◇

 埼玉県警は19日、司法解剖の結果、山口剛彦さん(66)と妻、美知子さん(61)の死因はいずれも胸を刺されたことによる失血死だったと発表した。

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