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2008/10/08(水)
巨人にマジック2点灯!ラミ弾で単独首位
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G党待ってた、マジック2だー。巨人は8日、同率で迎えた今季最後の阪神戦(東京ドーム)で歓喜の勝利。七回にアレックス・ラミレス外野手(34)が、43号ソロを放つなど3−1で勝ち、最大「13」あったゲーム差をはね返し、今季初めて単独首位に躍り出た。残り3試合でついに優勝マジック「2」も点灯で、早ければ10日にもミラクル胴上げだ。感動のフィナーレに向けてあとは、突っ走るだけだ。
虎ファンの悲鳴を弾丸ライナーが切り裂いた。1点リードの七回二死。ラミレスがアッチソンのスライダーをジャストミート。大きな一発は、バックスクリーン右に突き刺さった。
「打った瞬間に入ると思ったね。きょうはボクのキャリアの中でも一番と言っていいくらい大きな試合。そんな試合でホームランを打つことができてうれしいよ」
原監督には最高のグータッチで迎えられた。ナインとは流行中の「ウーウーポーズ」。汗びっしょりのヒーローは、ヘルメットをとりカーテンコールに応えた。
同率首位で迎えた最後のライバル対決。勝った方にマジックが点灯する緊迫の1戦を見届けようとスタンドも熱気ムンムン。05年に実数発表となってから史上最多の4万6783人が見守った。
その中で、やはり主役はラミレスだった。43号ソロは村田(横浜)に並び、再びホームランダービートップに立った。東京ドームでのアーチは今季22本目となり03年のペタジーニ、06年の李承ヨプがマークしたシーズン記録に並んだ。東京ドームを最もわかせる男がラミちゃんなのだ。
「彼がアメリカで活躍するのは分かっていた。パワーがあるし、十分に力を発揮しているよ」
海の向こうの友へ贈る一発でもあった。ヤクルト時代の同僚、米大リーグ・レイズの岩村明憲内野手(29)とは、家族ぐるみで付き合う大親友。06年1月には米フロリダ州にある自宅に招待し、一緒にユニバーサルスタジオを訪れたりゴルフを楽しんだ。その岩村は一足先にア・リーグ優勝決定シリーズに進出した。
ラミちゃんはお互いに日本一、世界一になることを願っている。仮に岩村が先に負けた場合には、日本シリーズに招待し、スタンドから応援してもらうつもりだ。
チームは7月9日に「13」あったゲーム差をはね返し、ついに阪神を抜いて単独首位。2年連続Vへの優勝マジック「2」が点灯した。
「マジック? 信じられない。でも、僕たちは13ゲーム離されても決して下を向かなかった。ゼッタイニ、ユウショウシマス!!」
お立ち台の最後は得意の日本語で絶叫した。残り3試合。史上最高の逆転ゴールは目の前だ。早ければ10日にもミラクルVが待つ。
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