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2008/01/04(金)
野茂がロイヤルズとマイナー契約!ヒルマン監督の下で復活だ
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ベネズエラのウインターリーグに参加していた野茂英雄投手(39)が3日、ロイヤルズとマイナー契約を結んだ。来月14日からの春季キャンプ(アリゾナ州サプライズ)には招待選手として参加。昨季まで日本ハムを率いたトレイ・ヒルマン新監督(45)の下、日米通算201勝のトルネードが、引退をかけての挑戦を始める。
ラストチャンスだ。2006年に手術を受けた右ひじのリハビリなどで昨季を棒に振った野茂が、ロイヤルズでメジャー復帰を目指すことになった。
「とにかくけがせず、頑張りたいです」
自身の公式サイト上でコメントした野茂。ロ軍と交わしたのは、先に桑田真澄投手(39)がパイレーツと交わしたのと同様の招待選手としてのマイナー契約だ。再びメジャーのマウンドに立つためには、2月14日からアリゾナ州サプライズで始まる春季キャンプで、自力で先発の座を奪わなければならない。
3年ぶりのメジャー復帰への道程は険しい。大リーグ最後の登板は、デビルレイズ(今季からレイズ)に在籍していた2005年7月15日までさかのぼる。06年には、ホワイトソックス傘下の3Aシャーロットを解雇された。その直後に右ひじを手術したが、リハビリが長引き、昨季は契約先がなく、このオフはベネズエラの冬季リーグに参加。実戦復帰はしたものの、通算7試合で0勝2敗、防御率6.59に終わった。
ただロ軍は、4年連続でア・リーグ中地区最下位で先発陣は手薄。昨季まで日本ハムを指揮し、日本人投手の起用法を熟知したヒルマン新監督の存在もプラス材料だ。このオフ、ロッテから薮田安彦投手(34)を獲得した。デイトン・ムーアGM(40)も「数々の成功を収めてきた投手。春季キャンプでチャンスを与えたい」と地元紙上で野茂の実績を高く評価している。
メジャーで123勝、日米通算201勝のトルネードも、来年8月31日で40歳。不惑を迎える今季中に復活しなければ、ユニホームを脱ぐことになりそう。野球人生をかけた最後のチャレンジとなる。
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