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2008/01/15(火)
“2人で北京へ”康生、東原が結婚会見
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シドニー五輪の柔道男子100キロ級金メダリストの井上康生(29=綜合警備保障)が15日、タレントの東原亜希(25)と結婚し、神奈川県平塚市の東海大湘南校舎の道場で会見を行った。100キロ超級で出場を狙う北京五輪が、競技者として最後の大舞台と位置付ける井上は“2人で挑戦”をアピール。北京の金メダルを結婚指輪代わりに亜希夫人に贈ることを誓った。また、今後の全試合に亜希夫人が帯同する計画も浮上した。
出席者全員にカイロが配布された、冷え込む道場での会見。そこに、井上の熱い思いが凝縮されていた。「皆さんには寒い場所でしょうけど、私にとって今年は北京五輪が最大の目標。その強い思いを持ちながら、と。この道場で会見するというのは僕の一方的な意見。“今年1年だけ戦う1年に”と彼女に伝えました。そういう(新婚生活という)気分になるのは、戦いが終わったあと」。毎日汗を流す神聖な場所に、井上の声が低く、力強く響き渡った。
テレビカメラ21台、報道陣の数は100人を超えた。「大変緊張しております」から始まった会見は約45分。この日午前に秦野市役所で手続きを済ませた2人は、何度も見つめ合い、質問に答えた。「北京五輪は柔道人生、最後の大舞台。大変な時期に一緒に頑張っていくことが、今後にも役に立つと思う」と経緯を説明。昨年10月に車中でプロポーズしたことも明らかにした。
タレントとして活躍中の亜希夫人は「お付き合いしている4年半で、2回しか応援に行けなかった。引退したあと“応援に行けば”と後悔したくなかった」とし、当分は仕事を自粛し、井上のサポートに専念することを示唆。「これからは全部、応援に行きたい」と話し、来月のフランス国際から全戦に帯同することも希望した。
また、亜希夫人は「これからは練習から帰ってきたとき、家に明かりがついていて、すぐご飯が食べられるようにしたい」と話し、今後は平塚市内の井上の自宅で、井上を指導する父・明さん(60)とともに生活することも約束。金屏風はおろか、婚約指輪も結婚指輪もない、ツーショット会見を終えた井上は「(付き合っている間)結果が出なくて彼女に申し訳ないという思いだった。北京の金メダルを指輪にしたい」と気持ちを新たにしていた。
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