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2007/09/30(日)
“未来予想図”にない悲劇…吉田美和の夫、末田健さんが死去
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ＤＲＥＡＭＳ ＣＯＭＥ ＴＲＵＥのボーカル、吉田美和（４２）の内縁の夫で映像ディレクター、末田健さんが９月２６日午後４時１５分、胚細胞腫瘍のため入院先の病院で死去していたことが３０日、分かった。３３歳だった。ドリカムの所属事務所が発表した。末田さんがドリカムのＰＶ制作を手がけた縁から恋愛に発展。平成１６年５月に“結婚”を宣言したが、入籍はしなかった。通夜・葬儀は近親者のみで済ませた。
吉田を公私ともに支えた最愛の“夫”が、３３歳の若さでこの世を去った。
末田さんは８月上旬に体調が悪化し緊急入院。同月４日に開幕したツアー「ＷＯＮＤＥＲＬＡＮＤ」と並行して吉田や末田さんの両親が献身的な介護を続けていた。
「どんなことがあってもステージをしっかり務め上げる」。“夫”と約束を交わした吉田は気丈にステージに立ち続け、９月２３日に東京・国立競技場でツアーファイナルを迎えた。末田さんが亡くなったのはそのわずか３日後。吉田が大仕事を終えるまで待っていたかのような旅立ちだった。
ドリカムのベース、中村正人（４８）は公式ブログで「ドリカムの２０周年に向けて、末田監督にしか撮ることのできない長編ドキュメンタリーを作ろうと昨年から着々と撮り進めていたのに、完成を見ることなく逝ってしまいました」と明かした。
末田さんはドリカムのほか、浜崎あゆみ（２８）やＥＸＩＬＥらのＰＶを手掛けた売れっ子映像ディレクター。平成１６年には韓流スター、イ・ビョンホン（３７）のＤＶＤを手がけ、トークイベントなどで公の場にも姿を見せていた。当時の関係者は「物静かでしっかりした方。ビョンホンと打ち解けようと努力していたように仕事に一生懸命だった」と突然の訃報に肩を落とした。
吉田とは１３年ごろに知り合い、ほどなく恋愛関係に。末田さんには妻子がいたが１５年３月に離婚し、吉田とともに１６年５月に家族や友人の前で「ずっと一緒に生きていきます」と宣言。形式にこだわらず“夫婦”としてともに歩んできた。
ドリカムはヒット曲「未来予想図」シリーズ第３弾「ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜わたしたちの未来予想図」を３日に発売する。２人で描くはずだった予想図を、今後は末田さんの分まで吉田が描き続ける。
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