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2007/09/17(月)
恐喝未遂 高3生逮捕 被害生徒が飛び降り自殺 兵庫
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兵庫県警少年捜査課と須磨署は17日、私立滝川高校(神戸市須磨区)3年の男子生徒(17)=同県西宮市=を恐喝未遂容疑で逮捕した。今年7月に校舎から飛び降り自殺した同じクラスの男子生徒(当時18歳)から、金を脅し取ろうとした疑い。被害生徒は複数の同級生に金を要求されていたと記したメモを残しており、こうした嫌がらせを苦に自殺したとみられる。県警は、逮捕された男子生徒を含む計4人が、被害生徒に40万円以上を要求していたとみて捜査している。 調べでは、男子生徒は6月、被害生徒に複数回にわたり、携帯電話で「夏休み明けまでに金を払え。払わなかったら何されるか分からんぞ」とのメール送って現金5万円を支払うよう要求したり、他の同級生にも1人3万円ずつ渡すよう要求した疑い。容疑を認めているという。 男子生徒を含む計4人と被害生徒は、学校のフットサル同好会に所属。今年春ごろから「うそ1回につき1万円を払う」という取り決めを被害生徒に一方的に押しつけ、金を要求していたという。男子生徒が送ったメールが残っていたことなどから逮捕に踏み切った。 4人は県警の任意の事情聴取に対し、「遊びだった」と話す一方で、聴取後には「うそをつけばばれない。警察は怖くない」などと書いたメールを回覧していたという。 被害生徒は7月3日午後、授業中に「トイレに行く」と教室を出た後、5階の渡り廊下から飛び降り自殺した。ズボンのポケットから、同級生数人の名前と金を要求されたことなどが書かれた遺書らしきメモ(A4判3枚)が見つかった。 滝川高校の桐山智夫校長は17日に記者会見し、「いじめがあったとは認識していない」と述べた。
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