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2007/08/26(日) 愛知女性殺害 なぜ“サイト男”らの犠牲に…言葉失う人々
26日、携帯電話のサイトで知り合った男3人が死体遺棄容疑で逮捕された愛知、岐阜両県にまたがる女性派遣社員の拉致殺害事件で、遺体で見つかった磯谷利恵さん(31)の両手には手錠が掛けられ、口と鼻には粘着テープが巻かれていた。磯谷さんの突然の悲報に、近所の住民は言葉を失った。


「会えばいつも世間話に応じてくれるお嬢さんだった。事件に巻き込まれるような人ではないのに……」。磯谷さん宅の近所の女性会社員(57)はそう言ったきり、言葉を継げなかった。
 住民らによると、磯谷さんは名古屋市千種区春里町2の市営住宅に母親(56)と2人暮らしで、同市中区栄の派遣先の会社で事務の仕事をしていたという。幼いころからおとなしい性格だったというが、成人後も月1回の団地の草むしりにはかかさず参加し、懸命に作業していた姿が住民らには印象的だった。
 磯谷さんは普段は午後7時半ごろに帰宅する生活だったが、24日だけ帰りが遅かったため、3人組に狙われたとみられる。遺体で発見された時、磯谷さんの頭部にはハンマーで殴られたような跡があったという。
 磯谷さんの母とみられる女性は26日夜、疲れ切った表情で帰宅した。親族とみられる男性が付き添い、「そっとしておいてください」とだけ語った。
 逮捕された3人は「面識のない女性を襲った」と供述。本人たちも互いに偽名を使う関係だった。
 神田司容疑者(36)が外交員として働いていた愛知県豊明市の朝日新聞販売所の男性経営者(46)によると、神田容疑者から「23日夜、仕事中に階段で滑り、足を痛めたので24日に病院に行く」と電話があり、磯谷さんが拉致された24日の仕事を休んだ。25日朝にも「まだ足が痛む」と連絡があり、26日まで休む予定だったという。
 神田容疑者は群馬県高崎市出身。同市内の工業高校を卒業後、東京都内の新聞販売所や愛知県内の人材派遣会社を経て、求人誌で知った朝日新聞販売所で昨年9月から働いていた。月給は歩合制で10万円前後だった。

 神田容疑者は昨年末、「父親を亡くした」と3日間会社を休んだ。経営者が「身寄りは?」と聞くと「天涯孤独です」と答えたという。経営者は事件について「勤務も普段通りで、最初は同姓同名の人違いだと思った」と驚いていた。これまで客とのトラブルもなかったという。
 また、同販売所が社員寮として使うアパートで同居する同僚男性(57)は「あいさつができる礼儀正しい人だった」と絶句。「車の助手席で携帯電話を触っていることが多く、内容は分からないが、最近は携帯のやり取りが増えていたような気がする」と振り返った。
 神田容疑者は調べに「自分は元暴力団関係者」とも話しているという。川岸健治容疑者(40)は車中生活を送り、堀慶末容疑者(32)は名古屋市東区の高級賃貸マンションで暮らしていた。
 ◇「大変遺憾」朝日新聞社
 外交員として働いていた神田司容疑者が逮捕されたことについて朝日新聞名古屋本社販売部は「取引先である新聞販売所がセールスの業務を委託した会社の従業員がこのような事件を起こしたことは、大変遺憾です。今後このようなことがないよう、あらためて関係先に人事管理の徹底などを求めていきます」とコメントした。
 ◇遺棄現場には白ユリの花
 磯谷さんの遺体が見つかった岐阜県瑞浪市の現場は、同県恵那市との境界にある山林。山林の東の小里川ダムに通じる県道のバイパス道路を上って行き、川折大橋の手前から工事用に造られた脇道を小里川に向かって70〜80メートル入った場所に遺棄されていた。
 同ダムに隣接して道の駅「おばあちゃん市・山岡」があるため、休日などには愛知県などから訪れる行楽客の車がバイパス道路を行き交う。しかし深夜は車も少なく、通行人もいない。
 遺体があった脇道には、捜査員が手向けたらしい白いユリの花が、ペットボトルに入れられて置いてあった。周辺に無数に咲いているユリを切って供えたらしい。


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