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2007/08/25(土)
TUBE前田 ぶっつけバンジー公演
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人気バンド「TUBE」が毎夏恒例としている野外スタジアム公演が25日夜、横浜スタジアムで開催された。ボーカルの前田亘輝(42)は地上20メートルから飛び降りるバンジージャンプに挑戦。観客3万人のド肝を抜いた。年末には19年ぶりに冬のオリジナルアルバムを発売する予定で、今年は冬も熱くする。
高さ20メートルの飛び込み台。真っ黒に日焼けした前田は、恐る恐る見下ろすと「すみません。やっぱり無理です」と2度ためらった。
そもそも、バンジージャンプは初体験。しかも“ぶっつけ本番”の荒ワザ。「心臓ドキドキだよ」と胸を押さえ、祈るような表情で観客を見渡すと「皆さんの幸せを願い、行かせていただきます!」と叫んだ。
覚悟を決めたように笑顔で手を振ると、両手を高々と上げて真っ逆さまにダイブ。その瞬間、歓声も悲鳴も消え、静まりかえった。
オープニングから大観衆のド肝も抜いた仰天パフォーマンス。これまでもジェットスキーでの登場(94年)、宙づりサーフィン(05年)などさまざまな演出が飛び出してきた。今回の地上20メートルからの飛び降りは“自己最高”。前田自身「最初にスタッフからこの話が出た時、このライブの流れでバンジーに何か意味あんの?と言っちゃった」という本人も仰天の企画だ。
そこで返ってきた答えが「前田さんの厄年を振り払うってことで…」という、これまた仰天の回答。「長く歌える体にしたい」とダイエットも始めていただけに、10キロの減量とともに思い切って飛ぶことにした。
ダイブ成功後、笑顔でステージに帰ってきた前田は「皆さまの幸せのためにも飛んできました。緊張してノドがカラカラです」と苦笑い。
「さよならイエスタデイ」「シーズン・イン・ザ・サン」などヒット曲のオンパレード。新作のラブバラード「螢」も初披露。計20トンの大噴水を頭からかぶるなど、夏の野外ならではの演出も。これで野外ライブは通算90回を達成。前人未到の100回の大台も見えてきた。
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