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2007/06/29(金)
朋ちゃん引退へ…収録すっぽかし音信不通、事務所から解雇通告
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歌手、華原朋美(32)が所属事務所から契約解除され、事実上の引退に追い込またことが29日、分かった。自らを「朋ちゃん」と呼ぶ天然キャラが人気を呼んだが、平成10年に音楽プロデユーサー、小室哲哉(48)と破局してからは3度にわたって休業するなど、精神的に不安定な状態が続いていた。19日に出演番組のリハーサルをドタキャンし連絡がつかなくなったため、28日付で解雇を通告された。
入院や休業など、数々の騒動を引き起こしたトラブルメーカー、朋ちゃんが、ついに事務所からさじを投げられた。
所属する「プロダクション尾木」によると、華原は今月19日に行われた7月1日生放送のフジテレビ系バラエティー番組「新堂本兄弟」(日曜後11・15)のリハーサルを無断で欠席。今月21日にはニッポン放送「テリー伊藤 のってけラジオ」(月〜金曜後1・0)のゲスト出演をドタキャンした。
その前後から深夜の繁華街に出没するなど“奇行”も目立ち始め、マネジャーとの連絡も取れなくなった。同事務所は「これ以上、芸能活動を支えることは不可能と判断した」と28日付で契約解除の文書を送付した。
昨年末に急性気管支炎でミュージカル「ガールフレンズ」を一部休演。今年1〜4月の休業を経て、仕事復帰を果たした矢先の背信行為。5月12日には三重・伊勢神宮の大祭に参加し神前で再起を誓い、同22日収録分の「新堂本兄弟」で復帰したものの、“心の平穏”はわずか1カ月で破れた。
平成11年の移籍以降、8年にわたって根気よく見守り続けてきた事務所に見放されたことで、本人が望んでも芸能活動を続けることはほぼ不可能な状況だ。
華原は平成7年に「keep yourself alive」で歌手デビュー。音楽プロデューサーの小室と公私ともに“二人三脚”でヒット曲を連発したが、破局後は精神状態が不安定になり、11年1月から最初の休業。同年5月に復帰したが12年1月には再び休業した。一時的に心身の健康が回復し仕事をするものの長続きしなかった。
その間、睡眠薬や鎮痛剤などを常時服用。事務所スタッフは服用をやめるよう指導していたが効果がなかったという。今後、予定されていた地方でのコンサートやディナーショーはすべて中止。「新堂本兄弟」も降板し、収録済みの部分もカットする方向で調整している。
自由奔放な生き方が信条だったとはいえ、ファンや事務所スタッフの信頼を裏切り続けた代償はあまりにも大きなものとなった。
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