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2007/06/01(金)
石立鉄男さんが急死
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「パパと呼ばないで」などテレビドラマで活躍した俳優・石立鉄男(いしだて・てつお)さんが1日、静岡県熱海市内で死去した。64歳だった。関係者によると死因は動脈瘤(りゅう)の破裂という。石立さんは数年前から熱海で暮らしていた。5月28日に上京した際は、今秋出演予定の舞台の打ち合わせを行うなど、普段と変わらず元気だったといい、まさに突然の死去だった。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は長男大和(やまと)氏。 関係者らによると、熱海市内の自宅で、石立さんがなかなか起床しないことを心配した同居人が、午前11時すぎに部屋へ様子を見に行ったところ、すでに布団の中で息を引き取っていたという。救急車で搬送されたが、病院で死亡が確認された。関係者によれば、死因は動脈瘤の破裂だったという。 石立さんは高校卒業後に俳優座養成所入り。1963年にデビューし、70年にドラマ「おくさまは18歳」で人気を呼んだ。72年の「パパと呼ばないで」では、当時子役だった女優・杉田かおるとの共演が話題となり、石立さんの「チー坊!」というセリフが流行語にもなった。独特の口調とアフロヘアで親しまれ、その後も「噂の刑事トミーとマツ」「スチュワーデス物語」など、多くの人気ドラマに出演した。 ここ数年は、熱海に住まいを移し、月に4、5回、仕事で上京する以外は、悠々自適の生活を送っていたという。 この秋には舞台への出演が決まっており、4日前の5月28日には上京して打ち合わせを行っていた。久々の舞台出演とあって、非常に楽しみにしており、普段と変わらず元気だったという。 俳優として最後の仕事は、07年2月公開の映画「キャプテントキオ」。また、バラエティーには読売テレビ「週刊えみぃSHOW」で5月13日に放送された「あこがれのあの人 数珠つなぎ」のコーナーで出演した。自身の人生を振り返り「全盛期には5億から10億ぐらい稼いだのに、全部バクチで使い切った」と豪快なエピソードを明かしていた。
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