|
2007/05/21(月)
はしか 早稲田大学も休講、5万5千人に影響 30人感染
|
|
|
首都圏を中心にはしか(麻疹(ましん))が流行している問題で、早稲田大学(東京都新宿区)は21日、学生や大学院生計30人がはしかに感染したため、29日まで都内や埼玉県の全16学部と、北九州キャンパス(北九州市若松区)を除く大学院を休講にすることを決めた。学内への立ち入りも禁止する。影響を受ける学生は約5万5000人にのぼり、今春はしかで休講した大学では最大規模となった。 早大広報室によると、感染が最初に確認されたのは4月末。今月20日には18人に増え、21日午前、新たに12人の感染が確認された。このため、同日午後2時40分開始の4時間目以降、休講にした。入院した学生はいない。メールや学内アナウンスなどで通知した。北九州キャンパスの大学院と付属高校2校では通常通り講義や授業を行う。 また、東京六大学野球の優勝をかけて来月2、3日に慶応大と対戦する野球部など43の体育会系の部活動については、(1)既にはしかにかかったことが証明できる(2)抗体検査で十分な抗体が確認され、罹患(りかん)する恐れがないと医師に判断された−−のいずれかの場合、各学生に活動が認められる。早大野球部合宿所によると現時点では、はしかの感染者と思われる部員は確認されていないという。 はしかの流行では、これまで▽上智大▽創価大▽駒沢大▽中央大▽成蹊大−−などが休講措置を取った。
◇「漫研OB展」も打ち切り 早大の休校に伴い、同大小野梓記念館で開催中の「早大漫研OB展」(早稲田大学、毎日新聞社主催)は21日午後で打ち切りとなった。また、関連イベントとして27日に行う予定だった鈴木雄介・イーブックイニシアティブジャパン社長の講演会も中止が決まった。
|
|
|
|