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2007/04/02(月)
黄砂 西日本の広い範囲で観測
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西日本の広い範囲で2日、黄砂が観測された。大阪管区気象台によると、大阪市内の地上での視界は通常10〜20キロだが、この日は午前9時現在、約3キロとなった。この状態は3日にかけて続くという。黄砂の観測日数は近年増えており、環境省は今月中旬から全国9カ所の黄砂の量をインターネットで常時公開する。 黄砂は、中国大陸のゴビ砂漠などから、強風で舞い上がった黄色い砂の粒が、日本などに飛んでくる現象。この日、大阪市内では朝から空一面にガスがかかったような状態になり、大阪市内の高層ビルの姿も砂にかすんだ。 環境省が公開するのは、上空6000メートルまでの黄砂量と高度ごとの分布を示すグラフ。同省のホームページに掲載し、1時間ごとに更新する。観測地点は札幌市、仙台市、富山県射水市、松江市、長崎市など。黄砂の観測日数は03年が15日、04年が31日だったが、05年43日、06年42日と増えており、一般から問い合わせが相次いでいるため、公開することにした。同省などは「黄砂は2〜5月に多く発生し、今年も昨年並みとみられる」と予想している。
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