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2007/04/27(金)
スーパー火災30人超避難 高田馬場 子供の火遊び?
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27日午後4時15分ごろ、東京都新宿区高田馬場のスーパー「オリンピック早稲田店」から出火、14階建て店舗兼マンションの1階店舗部分約960平方メートルのうち約850平方メートルが焼けた。店内にいた客約20人と従業員16人は全員避難して無事だったが、3階と6階に住む29歳と33歳の女性2人が煙を吸い軽傷を負った。
出火の数分前、火元とみられる花火売り場付近で、小学生ぐらいの男児が1人でしゃがんでライターで遊んでいたとの目撃情報があり、警視庁は火事との関連を調べる。
店によると、花火売り場付近にはライターなどを置いていなかった。警視庁は男児が店内で販売されていたライターを使って遊んでいて花火に引火した可能性があるとみており、詳しい出火原因を調べるとともに、男児の特定を急ぐ。
火災があった建物は1階と地下1階にオリンピックが入居、2階が駐車場で3〜14階がマンション。現場はJR高田馬場駅から東に約600メートルで、東京消防庁からハイパーレスキュー隊など消防車約70台が出動した。
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■花火売り場から爆発音
地鳴りのような花火の爆発音が響き、買い物客やマンション住人は避難口へ急いだ。東京・高田馬場のスーパー花火売り場からの出火。陳列中の花火に次々と燃え移り、瞬く間に店内を炎と黒煙が包んだ。「火柱があがり、逃げるのが精いっぱいだった」。夕方の混雑時に起きた火事に、買い物客らは混乱した。
火元の花火売り場は出入り口のすぐそば。担当の女性従業員は「『火が出ているわよ』と女性客から言われて見ると、パチパチと小さな音がしていた」と振り返る。
次の瞬間、大きな爆発音とともに、陳列していた花火に燃え移った。近くの飲食店経営の男性(42)は「爆竹のような音が聞こえ、3メートルぐらいの火柱があがった」。
夕方の混雑時で約20人の客が店内にいた。出入口が火でふさがれ、客は従業員の誘導で裏口などから避難した。男性従業員は消火器で火を消そうとしたが、「とても消せる勢いじゃなかった。客を避難させ、自分たちも逃げるのがやっとだった」と声を震わせた。
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