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2007/03/09(金) 球界に再び“裏金”!西武『一場事件』後も「栄養費」渡していた
西武・太田秀和オーナー代行兼球団社長(55)が9日、埼玉・所沢市の球団事務所で会見し、05年10月までにアマチュア2選手に対し、「栄養費」の名目で金銭供与する不正スカウト活動を行ったことを公表し、謝罪した。2人の氏名、所属は明かさなかったものの、計1295万7800円を支払ったという。04年に一場靖弘投手(当時明大)への金銭供与が表面化し、巨人、横浜、阪神の3オーナーが辞任したプロ野球界が、再び“裏金”発覚で激しく揺れる。

 プロ野球界に、再び激震だ。“裏金”は、いまだに存在した。午後5時40分に開かれた緊急会見。太田オーナー代行が明かしたのは、ドラフト候補の2選手への不正スカウト活動だった。

 「昨年就任したとき、過去に2人の選手に栄養費を払ったことを(星野好男)前社長から聞いた。1人の選手に対する倫理行動宣言後の支出については、不適切といわざるをえないので公表した。(西武は)2選手は獲得していません」

 2人の氏名や所属などは明かさなかったが、関係者によると大学生の野手(A)と社会人の投手(B)だという。2人には前田康介球団本部長(当時編成部長)、鈴木葉留彦スカウト部長らが接触し「栄養費」の名目で、A選手には1025万7800円、B選手には270万円を現金で何回かに分けて与えた。06年2月に就任した太田代行は同8月に不正の事実を知ったと説明。これまで事実を公表しなかったことには「わたしの怠慢」と謝罪した。

 04年に新人選手獲得に絡んだ“裏金”が初めて発覚。明大・一場獲得への不正スカウト活動をしていた巨人、横浜、阪神の3オーナーが辞任する大問題に発展した。日本プロ野球組織(NPB)は、05年6月に利益供与は一切行わないなどの「倫理行動宣言」を発表し、西武はその一員として不正活動の再発防止を誓ったばかりだった。

 B選手には巨人が一場獲得への不正スカウト活動を公表した時点で金銭供与をやめたというが、A選手には「倫理行動宣言」が採択された後の05年10月に最後の500万円を支払ったという。2人の獲得は見送ったとはいえ、違反であることを十分知りながら、不正活動を行ったことになる。

 西武は05年3月に親会社コクド前オーナーの堤義明氏が証券取引法違反で逮捕される不祥事などで、一時は身売りの危機に陥った。大黒柱・松坂も昨オフ、レッドソックスに移籍。太田オーナー代行は「クリーン」なイメージのもと、チーム再建に着手した。その矢先の“裏金”発覚だった。

 裁定が委ねられる根来コミッショナー代行は「西武が徹底調査するといっているので、その報告を待って厳正に対処する」とコメントしたが、太田オーナー代行ら球団首脳の責任が追及されることは必至。また今秋のドラフト会議の参加禁止など厳罰が下される可能性もある。

 太田オーナー代行は「私の辞意はありません。球団を変えるためにも、引き続き(職務を)続けていきたい」と辞任は否定した。しかし、球界ばかりでなく、ファンへの“裏切り行為”の罪は重い。


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