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2007/02/01(木)
鷹・王監督が211日ぶりユニホーム姿!初日から“フル稼働”
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胃がん手術を克服したソフトバンク・王貞治監督(66)が宮崎キャンプの1日、手術後初となる211日ぶりのユニホーム姿を披露した。キャンプ初日から7時間近く球場に滞在し、いきなりの“フル稼働”。全国のファンに健在ぶりを見せつけた。
待ち望んでいた日がついに訪れた。午前9時32分。黒のグラウンドコートに隠れていた背番号「89」が姿を見せた。
純白のユニホーム姿に視線が集まる。昨年7月の休養会見から211日ぶりとなる王監督の晴れ姿が、雲ひとつない宮崎の青空の下で輝いた。
「ユニホームを着ると決めたときから、気持ちは入っているからね。これを着ると結果を求める世界になる。本来のペースに戻ったという感じがするよ」
テレビ撮影用のためユニホーム姿はわずか13分間だったが、その後が王監督の真骨頂。キャンプ初日から動き回った。
球場到着は午前8時20分。早速、コーチ陣とのミーティングに参加すると、午前中の全体練習では右手にノックバットを持って目をこらした。その間、全国から訪れる来客にも帽子をとって丁寧にあいさつ。松中、小久保、多村ら重厚感あふれるフリー打撃をケージ裏から観察し、ボールを集める際は自らも小走りで参加した。手術前と何も変わらない姿がそこにあった。
「プロに入って18歳のときからグラウンドに立っている。このきれいな空気は独特のものだね。ユニホームを着て、この空気を吸い、芝生を歩くのはいい気分です。ただチャンピオンフラッグの下で誇らしげに練習したいね。3年間、遠ざかっているわけだから」
午後3時13分に球場を後にするまで、約7時間弱、じっくりと動きをチェックし、最後は口元をゆるめてV奪回を宣言した。病魔に打ち勝った王監督の笑顔には、ユニホーム姿がよく似合う。
■大矢“ブルペン捕手”工藤の球捕る
横浜・大矢明彦監督(59)が31日、キャンプ地の沖縄・宜野湾入り。1日からの春季キャンプで、ブルペン捕手を務めることを明言した。特に巨人から移籍した工藤公康投手(43)の投球を「バチン、と捕ってみたい」と意欲を見せた。 現役時代はヤクルトで名捕手として鳴らした指揮官も、すでに59歳。老眼の兆候が出ており「眼鏡をかけるように言われている」という。だが新たに加入した工藤に、捕手の血が騒いだ。キャンプで使用するためにミットを新調し「現役時代と形は一緒だけど、ひと回り大きくしてもらった」。プロテクターやマスクも新調する気合の入れようだ。 チームの課題は、投手陣の整備。中でもカギを握る工藤の状態は、自らのミットで把握したいという思いがあるのだろう。工藤は大矢監督の意向を聞くと「とても光栄」と恐縮したが「キャッチボールの具合がよければ」と、1日からブルペン入りする予定。初日から“102歳バッテリー”が見られるかも!?
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