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2007/01/28(日) 強盗殺人 85歳母と61歳長男の刺殺体 東京・杉並
28日午後3時ごろ、東京都杉並区桃井2、野元富恵さん(85)宅で、富恵さんと長男の新一郎さん(61)が死亡しているのを通報で駆けつけた警察官が見つけた。いずれも刃物で胸を刺されており、室内が物色されていたことから警視庁捜査1課は強盗殺人事件として荻窪署に捜査本部を設置した。
 室内で新一郎さんのものとみられる財布が見つかったが、紙幣が入っておらずカード類がばらまかれていた。たんすの引き出しが開けられ、衣類も散乱していた。玄関は施錠されていたが、勝手口は鍵がかかっていなかった。
 野元さん宅の新聞受けに新聞が3〜4日分たまっており、不審に思った近所の男性が同署に通報した。署員は1階の富恵さんの寝室で富恵さんの遺体を、2階の新一郎さんの寝室で新一郎さんの遺体を見つけた。いずれもふとんがかけられていた。
 富恵さんと新一郎さんは2人暮らし。24日午後8時ごろ、別居している家族が富恵さんと電話で話していた。また、通報した男性は、同宅の浴室のあかりが25日ごろからついたままになっているのに外から見て気付いていたという。
 現場はJR荻窪駅から北西へ約1.5キロの住宅地。荻窪署からも約300メートルと近い。

 ◇25日以降、応答なしに


 付近住民の話では、野元さん親子は30年以上前から住み、夫とは10年ほど前に死別したという。近くの主婦(77)によると、富恵さんは昨年11月に町内会主催の絵画展覧会にランの水墨画を出品。「うまく描けたわ」と笑顔で話していた。三味線も習い、活発な人だったという。
 別の主婦(55)は「去年、近所で同じ家に2度も空き巣が入り、物騒なことが起きるものだと警戒していたばかりだった。この辺りは静かな住宅街で、暮らすにはとてもいい場所なのに」と顔をこわばらせた。
 富恵さんと50年以上の付き合いがあるという60代の女性は「背筋をいつもしゃんと伸ばした元気なおばあちゃんなのに」と驚きを隠さない。近くの60代の男性も「おはようございます」と元気に声をかけてくれる、しっかりした女性に映ったという。
 野元さん宅に新聞を配達していた男性によると、今月25日以降、集金のため同宅を毎日訪ねたが応答がなかった。「新聞がたまっていたのでおかしいなと思っていたが、まさか事件が起きていたとは」と驚いていた。

2007/01/27(土) 鳥インフル 岡山でも大量死 渡り鳥の感染媒介強まる
宮崎県の清武町と日向市に続き、岡山県の養鶏場でも毒性の強い高病原性鳥インフルエンザと疑われる鶏の大量死が起きた。専門家の間では、大陸から飛来した渡り鳥が感染を媒介したとの見方が強まっている。
 農林水産省によると、清武町で見つかった強毒性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)は、中国北部や韓国でまん延しているものと遺伝子タイプが同じだった。韓国では、日本にも飛来するカモ類のふんから同じウイルスが検出されている。
 このため、大槻公一・京都産業大教授(獣医微生物学)は「渡り鳥が韓国から日本にウイルスを持ち込んだのではないか。西日本のどこで発生しても不思議ではなく、今回の岡山県も、同じ型のウイルスの可能性がある」と説明する。
 渡り鳥が媒介したとすると、さらに感染が拡大する恐れもある。喜田宏・北海道大教授(ウイルス学)は「3件が全く同じウイルスなら、日本の野鳥の中にもウイルスが広がっていることも考えられる」と指摘する。
 野鳥から鶏舎にウイルスがどうやって侵入するかは不明だが、ふんに含まれるウイルスが車のタイヤや人間の靴底に付着して入り込む可能性もある。大槻教授は「目の細かい防鳥ネットで鶏舎を覆うなど徹底的な野鳥対策が必要だ。従業員がウイルスを持ち込まないよう消毒などの衛生管理を徹底すべきだ」と話す。
 ただし、鶏卵や鶏肉を摂取することで鳥インフルエンザが人間に感染したケースはこれまで報告されていない。国立感染症研究所の田代真人・ウイルス第3部部長は「現在のところ一般の人に感染する可能性は非常に低い。心配しすぎることはない」と説明している。


■柳沢厚労相 女性を「出産する機械」とも例える発言

柳沢伯夫厚生労働相は27日、松江市で開かれた自民党県議の集会で講演した。講演は年金・福祉・医療問題に関するもので、出席者によると、柳沢厚労相は少子化対策に言及する中で「15から50歳の女性の数は決まっている。生む機械、装置の数は決まっているから、機械と言うのは何だけど、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないと思う」などと述べたという。少子化対策にかかわる閣僚による、女性を「出産する機械」とも例える発言だけに、今後批判を強く受けそうだ。

2007/01/26(金) 参院副議長辞任 角田氏、質問拒否し会見10分で切り上げ
「質疑に応答する気持ちはございません」。約2517万円の寄付を受けながら、政治資金収支報告書に記載していなかったとされる疑惑の責任を取って、26日辞任した角田義一参院副議長は、記者の質問を一切拒否し、わずか10分間で辞任会見を打ち切った。一貫して身の潔白を訴えてきたが、会見では会計帳簿や通帳が流失したことを明かし、資金管理のルーズさまで露見。「裏献金」疑惑は一層深まった。

◇疑惑は一層深まる
 参院議員会館で午後4時40分から行われた緊急会見の冒頭、角田氏はフラッシュを浴びながら机に両手をつき一礼した。「このままでは政治不信を増大させる」と辞任理由を説明したが、その後、口をついて出るのは「当時の会計責任者が……。私自身は関与していない」などと政治不信を増大させるものばかり。「説明責任は感じている」としつつも、奇妙な「言い訳」も続いた。
 「実は」と一段と張り上げ「身内の恥をさらすようなことになりますが、民主党群馬県連は昨年6月から、事実上分裂・内紛状態にありまして、その時点から会計帳簿あるいは貯金通帳等が流失をいたしまして、事実上資料が存在しませんので、説明出来ないのが実態であります」。これまで、入金はないとしてきた説明の根拠を疑わせる内容だ。


 そして、副議長辞任を「残念、無念」と表現した角田氏。議員辞職の考えはないと語り、その直後「当然質疑に応ずべきだと思いますが、こういう状態でみなさんと応答するのは……記者のみなさんも惻隠(そくいん)の情を持っていただければ。おしかりを受けるのは覚悟しています」と一方的に打ち切り、衛視に守られて急ぎ足で黒塗りの車に乗り込んだ。
 この日はこれに先だち、参院本会議に出席するため姿を見せたが、取り囲む報道陣を「議場ぐらい入れさせてくれ」と怒鳴り上げ、顔を紅潮させる場面もあった。
 出身の民主党議員からも厳しい意見が相次いだ。下田敦子参院議員は「個人的には素晴らしい人だが、約2500万円という多額のお金が説明できないとは不透明さを感じます」。
 辞任表明が遅れたことを批判する声も出た。ある衆院議員は「国会が始まる前に辞めればよかったんだよ」と来月上旬にも始まる衆院予算委員会への影響を心配した。
 角田氏は旧社会党から89年に参院議員に初当選。途中、民主党に転じて3期目。白髪頭での鋭い舌ぽうから「ホワイトタイガー(白いトラ)」と呼ばれたが、疑惑が追及されて、その姿も形無しになってしまった。今年7月の任期満了で引退の予定だが、晩節を汚す格好になった。
 ◇前橋市の事務所、対応に追われる
 前橋市の角田氏の事務所には、後援者などの問い合わせの電話が相次ぎ、秘書らが対応に追われた。男性秘書は「突然のことで今後については白紙。落ち着いた段階で支持者への説明の場を設けたい」と困惑していた。角田後援会の岩丸久事務局長は「更なる活躍を期待していただけに残念。元々弁護士であり本来は不正を暴く立場ですが……」と声を落とした。
 民主党群馬県連では、1年前から幹部の不正経理問題が相次いで発覚し、会長など三役が空席状態になっている。さらに混乱しかねない角田氏の副議長辞任に、石関貴史衆院議員は「一から出直し、統一選、参院選への影響を食い止めたい」と沈痛な声で話した。支持者の厳しい声も聞かれ、30代の男性党員は「遅きに失した。同じ群馬の佐田玄一郎氏の大臣辞任より時間がかかり対応が悪かった」と批判した。

2007/01/17(水) 風見しんご悲痛…10歳長女が事故死
タレント風見しんご(44)の長女で、東京・世田谷区立桜町小5年の大下えみるさん(10)が17日午前8時8分ごろ、同区中町4丁目の都立園芸高裏交差点で、右折しようとしたトラックにはねられた。えみるさんは病院に搬送されたが、頭がい底骨折で死亡した。えみるさんは通学途中で、青信号の横断歩道を渡っていた。関係者によると、ダンサー志望だったえみるさんは自慢の娘で、子煩悩な風見はショックで泣き崩れているという。警視庁玉川署は、業務上過失傷害の現行犯で、トラックを運転していた埼玉県所沢市の会社員加藤雅哉容疑者(22)を逮捕した。
 風見は、えみるさんとともに、夜になって搬送先の病院から都内の自宅に戻った。朝、元気に出掛けたはずだったが、約12時間後の悲しみの帰宅となった。学校関係者によると、風見夫妻は「うちの子には何の非もないのに、なんでこんなことになるのか。なんでこんなことに…」と、娘を失ったショックで病院では立っていることもできず、床に泣き崩れていたという。
 事故現場は、自宅から約100メートルの駒沢通りの交差点で、えみるさんは、同居している祖父真二さん(66)に玄関先まで「いってらっしゃい」と見送られて学校へ向かった。その直後、事故に遭った。


 真二さんによると、えみるさんを見送り、家に入った直後、近所の人が「事故よー」と駆けつけてきたため、慌てて自宅にいた風見らと事故現場に駆け付けたという。トラックのタイヤが、えみるさんの左腰に乗った状態で、ほとんど即死状態だった。
 目撃者によると、風見や後続の車の運転手、横断歩道付近にいた十数人が力を合わせて、トラックを持ち上げ、えみるさんを救出した。変わり果てた姿で意識のないえみるさんの名前を、風見夫妻は何度も叫んでいたという。風見は錯乱状態だったが、えみるさんに付き添って一緒に救急車に乗り込んだ。
 真二さんは「青信号でないと渡らない子だった」。祖母晴子さん(66)も「孫を返してほしい。わたしが代わってあげたい」と涙を流した。えみるさんの同級生は「ダンスクラブに入っていて、将来はタップダンサーとか芸能界に近い仕事の美容師もいいなと話していました。明るくて元気で勉強もよくできてリーダーシップもありました」と語った。3歳の妹のめんどうもよく見ていたという。勉強にも熱心に取り組み、学習塾にも通い、中学受験を目指していたという。桜町小の級友たちは登校しないえみるさんを心配していたが、放課後に先生から初めて事故の話があり、すすり泣く声が聞かれた。
 子煩悩で知られる風見にとって、えみるさんは目に入れても痛くない存在だった。11日に出演した情報番組では「まだ一緒にお風呂に入って、シンクロのまねをして遊んでいる」。さらに「あと4、5年したら一緒に街を歩いて、写真に撮られて、実は娘です、なんて言ってみたい」などと、いとおしそうに紹介していた。モーニング娘。のファンであるとしたが「(将来は)本人が希望する道を」とも。8日放送のNHKのラジオ番組でも話題にするなど、これまで機会があるたびに、えみるさんを紹介し「チチ」「ハハ」と呼ばせているなどと語っていた。96年に誕生した時は、名前の由来を「笑顔が満ちる子」と説明し「無駄に明るいぐらいの子になってほしい」とうれしそうに語っていた。
 風見は昨年12月、妹の夫が39歳の若さで大腸がんで亡くなったことを自分のホームページで明かし、「生まれてくる命、散っていく命、僕にとって、まさに、命を考えさせられる1年でした」とつづった。深い悲しみが重なってしまった。
 風見は18日、準レギュラーのTBS系「噂の!東京マガジン」の収録が予定されている。同局関係者は「出演の予定はありますが、所属事務所と連絡は取れていません」と話し、出演は微妙だ。

2007/01/14(日) 鳥インフル 鶏8000羽を殺処分、まん延防止措置 宮崎
宮崎県清武町の養鶏場「谷口孵卵(ふらん)場」(谷口陽(あきら)社長)黒坂農場で高病原性鳥インフルエンザ「H5型」が発生したことを受け、県は14日、鶏約8000羽を殺処分するなどのまん延防止措置を始めた。16日までに、鳥インフルエンザで死んだ約4000羽と合わせた約1万2000羽を焼却し、農場内の消毒を完了させる予定だ。
 県畜産課によると、医師の健診を受けた県職員約150人が午前9時半、白い防護服に身を包んで鶏舎3棟に入った。6班に分かれ、バケツに約10羽ずつ入れて炭酸ガスを注入して窒息死させた。近くの公民館には医師が待機し、午後4時半過ぎの作業完了後に再び健診し、希望者には抗ウイルス剤「タミフル」を処方した。
 15日は、県職員約100人態勢で死んだ鶏を密閉型の容器に入れて宮崎市内の焼却施設にトラックで運び、焼却する。16日には、養鶏場のふんを取り除き消毒をして、措置を完了させる。
 また、県によると、谷口孵卵場の半径10キロ内にある16養鶏場のうち実際に鶏を飼っていた11養鶏場の約20万羽を目視で検査した結果、鳥インフルエンザの特徴であるトサカの変色など異状は見られなかった。16農場については、13日から鶏、卵、排せつ物などの搬出を禁止し、出入りする餌の運搬車両などの消毒を義務づけている。
 谷口孵卵場のまん延防止措置が完了する16日以降、家畜伝染病予防法に基づいて11養鶏場でウイルス検査を実施する。さらに約10日後に再び検査して異状が確認されなければ、県が最短21日間で移動禁止の規制を解除する。

2007/01/11(木) 不二家が洋菓子販売休止 期限切れ原材料で社長謝罪
 大手菓子メーカー「不二家」の埼玉工場(埼玉県新座市)で昨年11月、消費期限が切れた牛乳を原料としたシュークリーム約2000個を製造、関東や福島、新潟、静岡の一都九県に出荷していたことが10日、分かった。同社は出荷後、事実を把握しながら回収や公表の措置を取らなかった。

 不二家は「過去にも数回、同様のことがあった」としており、期限切れ牛乳の使用が常態化していた疑いもある。

 シュークリームは出荷前の細菌検査で問題はなく、同社に対して現在までに健康被害の報告はないという。同社は「社内規定に反する行為」と責任を認めているが、食品衛生法に触れる可能性も浮上している。

 不二家によると、社内の諸問題改善に向けて設置したプロジェクトチームが昨年11月に調査したところ、埼玉工場の原料仕込み担当者が「11月7日消費期限の牛乳四ロット(60リットル)分を、11月8日に使用した」と証言。

 さらに担当者は「捨てると怒られる。においをかいで品質的に問題ないと判断したら使っている」と、これまでにも期限切れ牛乳を使っていたことを認めたという。

 プロジェクトチームは11月13日、同社の幹部らでつくる委員会に事実を報告したが、この牛乳をカスタードクリームの原料に使ったシュークリーム約2000個は既に出荷済み。同月11日のシュークリームの消費期限も過ぎていた。

またこの問題で、同社は11日、品質管理の徹底を図ることができるまで、埼玉を含め札幌、野木(栃木)、泉佐野(大阪)、九州(佐賀)の洋菓子5工場の操業を休止して、全国の不二家チェーン店(約890店)での洋菓子販売を同日から休止すると発表した。

 販売再開には最短でも約1週間かかるという。

 埼玉県は同日、事実確認のため、食品衛生法に基づき埼玉工場を立ち入り検査した。

 東京都中央区の本社では藤井林太郎社長らが会見し、謝罪。「生活者、関係各所に不安、ご迷惑をお掛けした。誠に申し訳ありません」と頭を下げた。さらに「品質管理態勢、対応が不十分だった」と述べた。

 さらに藤井社長らは昨秋からの調査で、埼玉工場ではほかにも(1)期限が1日切れた牛乳を7回使用し、約1万5000個のシュークリームを製造(2)アップルパイなどに使うりんご加工品は最長4日の賞味期限切れを4回使用(3)プリンの消費期限を1回、社内基準より1日長く表示(4)細菌検査で出荷基準に満たない「シューロール」を出荷−したことを明らかにした。

 藤井社長は「管理や認識の甘さから、期限切れの原材料は使用しないという社内規定が守られなかった。公表するという考えに至らず、深くおわびする。判明後は在庫管理シートを改定し、二重三重のチェックに努めている」と説明した。

 期限切れの牛乳は、元社員でパートとして再雇用された60代男性が使用していた。藤井社長らは「牛乳を余らせ廃棄物にすると、是正報告を求められるので捨てづらかったのではないか。古くからの職人なので、消費期限を自分で判断できるとの甘さがあったと思う」と説明。いつごろから期限切れ牛乳を使っていたかは分からないという。今回牛乳が余ってしまったことについては「(11月の)連休の需要を読み損なったからではないか」としている。

 期限切れ牛乳は排水口に流すことができない規則になっているが、どのように処理するかの取り決めは社内になかった。

2007/01/10(水) 上下切断の男性遺体は都内の30歳会社員、妻を逮捕
東京都新宿区と渋谷区で昨年12月、切断された男性の遺体が見つかった事件で、警視庁新宿署捜査本部は10日、被害者を渋谷区富ケ谷の大手外資系証券会社社員、三橋祐輔さん(30)と断定するとともに、死体遺棄容疑で妻の歌織容疑者(32)を逮捕した。歌織容疑者は自宅マンションで祐輔さんを殺害、遺体を解体したことを認めている。未発見だった頭部も町田市内の公園で見つかった。手首については「自宅の生ゴミと一緒に、一般ゴミとして捨てた」としている。

                  ◇

 捜査本部の調べに、歌織容疑者は「生き方が合わず、自分のことを否定された。暴行を受け、殺意を抱いた」と動機を供述。衝動的な犯行だったとみられ、「殺害後、のこぎりで頭や胴体などを切断して捨てた」とも話している。

 調べでは、歌織容疑者は昨年12月15日から28日にかけ、祐輔さんの遺体を新宿区西新宿の路上と渋谷区神山町の民家敷地内に遺棄した疑い。

 歌織容疑者は、同月12日の早朝に帰宅し、寝室で寝ていた祐輔さんの頭をワインのビンで殴って殺害。渋谷の東急ハンズでのこぎりを購入し、遺体を解体した。



 その後、胴体だけをキャリーケースに入れてタクシーに乗り、新宿区西新宿の路上に遺棄。下半身はキャリーケースに入れて台車で運び、渋谷区神山町の民家の庭に捨てた。頭部はバッグに入れて電車で移動し、町田市原町田の芹ケ谷公園の植え込みにスコップで穴を掘って埋めた。

 歌織容疑者は同月15日に警視庁代々木署に家出人捜索願を提出した。その際、「11日に出勤するため家を出た。15日になっても帰宅しない」と説明。だが、12日早朝に祐輔さんが帰宅している姿がマンションの防犯ビデオに写っており、歌織容疑者の説明が虚偽であることが判明した。

 このため、捜査本部は10日、歌織容疑者を事情聴取したところ、犯行を認めた。鑑定の結果、遺体は祐輔さんと確認。捜査本部は歌織容疑者の自宅も捜索したが、のこぎりなどは発見されていない。

 祐輔さんと歌織容疑者は平成15年3月に結婚し、2人暮らし。結婚の半年後から口論するようになったという。

2007/01/09(火) 工藤公康 横浜へ移籍 球団社長「先発ローテーの一角を」
横浜が、フリーエージェント(FA)で巨人入りした門倉健投手の人的補償として、巨人の工藤公康投手(43)を獲得することが決まり横浜、巨人の両球団が9日発表した。横浜の佐々木邦昭球団社長は「43歳だが、まだまだ十分戦力として貢献してくれると思う。若手の手本となり、(先発)ローテーションの一角を占めてほしい」と期待した。
 自主トレで米国滞在中の工藤は10日(現地時間9日)に会見する。補償選手は指名を拒否できず、拒否すれば資格停止選手となるが、巨人の清武英利球団代表は「工藤は『今後も野球を続けたいので指名を拒否することは考えていない』と話していた」と、本人の意向を確認していることを明らかにした。
 横浜は、巨人が門倉との契約後に提示した「プロテクトリスト」を基に昨年12月から指名する選手を検討していた。先発左腕が不足しているうえ、昨季10勝した門倉の抜けた穴を埋める即戦力投手の補強を大矢監督から要請されていたこともあり、リストから外れていた通算215勝で優勝経験も豊富な工藤の獲得に至った。
 工藤は今季プロ26年目を迎える現役最年長選手。佐々木社長は「選手専任で、若手投手陣に無形の影響力を与えてほしい」と工藤入りの効果を期待。村上忠則チーム運営部門統括も「若手がプロの生き方や投球のこつを学べるので先生役になれる。50歳まで投げてほしい」と話した。


 横浜は今後、工藤と年俸や契約年数などの交渉を行う。背番号は工藤が西武、ダイエー、巨人で身につけ、横浜では現在、堤内健投手がつけている「47」を用意する予定だという。
 ▽巨人・原監督 昨年の秋に二人で話し合った時点では、今季もともに戦えるものと思っていました。FA制度のルールの中でこのようなことになったことは、まことに残念ですが、いたし方ありません。
 ▽横浜・大矢監督 工藤が(先発)ローテーションに入ってくれるのが横浜にとってプラスと考え、指名をお願いした。(工藤は)投球にプライドを持った投手で逃げることをしない。エースの三浦にも、いい刺激になると思う。(開幕は巨人戦だが)状態が良ければ登板もありうる。
 【略歴】工藤公康(くどう・きみやす) 1963年生まれ。愛知・名古屋電気高(現愛工大名電高)からドラフト6位で82年に西武入り。95年にダイエー(現ソフトバンク)、2000年に巨人へそれぞれ移籍した。93、99年にパ・リーグの最優秀選手。最優秀防御率4度、最多奪三振2度などに輝いた。プロ通算は215勝129敗3セーブ、防御率3.38。176センチ、80キロ。愛知県出身、43歳。

2007/01/08(月) 高校サッカー 盛岡商が初優勝 2−1で作陽に逆転勝ち
第85回全国高校サッカー選手権大会は8日、東京・国立競技場で決勝を行い、盛岡商(岩手)が2−1で作陽(岡山)に逆転勝ちし、2年ぶり15回目の出場で初優勝を果たした。岩手県勢の優勝も初めてで、東北勢としては第45回大会の秋田商以来、40大会ぶり3度目。
 盛岡商は後半11分に先制されたものの、26分に左からのクロスを林が押し込んで同点に。40分には同じ形から千葉が決勝点を挙げた。岡山県勢として初の決勝進出を果たした作陽だったが、桑元の先制ゴールも実らなかった。

盛岡商が終盤まで運動量を落とさず、逆転につなげた。後半19分、PKを林が外して同点機を逸したが、26分、大山の左からのクロスをゴール前で受けた林が一度はミスキックしながらも粘って押し込み、同点。40分には、左サイドでDFをかわした成田のクロスを東舘がスルーし、走りこんだ千葉が右足で決めた。
 作陽は後半11分、村井のミドルシュートのはね返りを、オーバーラップしていた桑元が頭で押し込んで先制。しかし、その後は中盤からの飛び出しが減り、攻撃的になった盛岡商に対して守備が後手に回った。

 ◇運動量と粘り、群を抜く



 「下を向くな、切り替えろ」。1点を追う後半19分、PKを外した2年生の林に藤村主将が声をかけた。昨年11月中旬に心臓を手術しながら、大会直前に復帰した斎藤監督の後姿から、選手たちはあきらめないことの大切さを学んでいた。
 後半26分、思いは実を結ぶ。1分前に投入された大山が最初のタッチでチャンスを作った。左サイドから抜け出して中へ折り返した先に、3人が飛び込む。決めたのは、林だった。一度は打ち損なったが、こぼれ球が足もとに転がった。名誉ばん回した林は「運もあったのかな」と照れた。
 後半40分には、左を突破した成田のパスに千葉が合わせて逆転。千葉は「これで決まったと思った」と振り返った。
 今大会、優勝候補が次々と姿を消した。盛岡商の前評判は高くなかったが、最後まで衰えない運動量と、粘りは、群を抜いて光っていた。
 斎藤監督は「テクニックがあっても、発揮できなければ宝の持ちぐされ。苦しくても、まず走ることの大切さを説いてトレーニングを積んできた」と強調する。夏場は練習場まで25キロ離れた地点でバスから選手を降ろし、足腰を鍛えた。雪でグラウンドが使えない冬場は、体育館で練習する前に2時間、走りこんだ。
 林は「作陽が最後、足が止まったのに対し、こちらは人もボールも動いた。それは練習の成果です」と話す。走ることに関しては、雪国のハンディはない。スペースのない体育館で練習したからこそ、囲まれても局面を打開する動きやパスなど磨けた技術もある。斎藤監督は「この優勝は、地方のサッカーに大きな意味がある」と強調した。

◇優勝未経験チームが4強独占…実力きっ抗を裏付け

 前回覇者の野洲(滋賀)、全日本ユース王者の滝川二(兵庫)といった実力派や、国見(長崎)のような伝統校が早々と姿を消し、優勝経験がないチームが4強を独占した。PK戦による決着は過去最多だった第72回大会(93年度)の16試合に迫る15試合を記録し、実力きっ抗を裏付けた。
 今大会の総得点は47試合で104点。PK戦の多さとも関連するが、前回大会の146点を42点も下回り、守備重視の姿勢が目立った。防御ラインを素早く固め、局面では数的優位を作って速攻に備えることが失点リスクを抑える近道−−というのが指導者の共通認識だ。守備力をバネに地域、学校間のレベル差は格段に小さくなっている。
 03年から全国を9地区に分け、数カ月間にわたって長期のリーグ戦を展開するプリンスリーグがスタート。高校、クラブの枠を超えて高校生年代が地域レベルで腕を磨く機会が飛躍的に増え、高校同士やJリーグ下部組織のクラブユースとの交流が活発になった。
 全国高体連の平山隆造・サッカー専門部長は「関東地区のトップ選手層がJリーグのユースチームに流れる傾向が強まり、一方で、関東以外の地方でも底上げが図られ、優秀な選手が地元に残っている。これまで実績がなかった岩手、岡山のチームが活躍したことで、この流れに拍車が掛かるのではないか」とみる。
 今後は組織的なディフェンスを崩す攻撃力の向上にも期待したい。

2007/01/07(日) 松坂が旅立ちのマウンド、最後の打者は?
今シーズンからボストン・レッドソックスでプレーする松坂大輔投手が7日、東京ドームで行われた茨城ゴールデンゴールズのスペシャルイベントに登場。翌週に渡米する予定の右腕は、国内では最後となるかもしれないピッチング姿を約2万人の観衆に披露し、スタンドを沸かせた。

 松坂はこの日、友人らと結成した横浜サムライとゴールデンゴールズのエキシビジョンゲームの前にフィールドに登場。レッドソックスとの契約の都合により、試合に出ることができないことを明らかにしたが、自軍の選手に赤い靴下を履かせる演出を見せたゴールデンゴールズ萩本欽一監督や観衆の要望により、始球式を行うことに。振りかぶってから122キロの速球を萩本監督の内角に投げ、空振りのストライクを決めた。

 試合中、監督として時折ベンチから出て、選手交代を告げたほか、子供にサイン入りの帽子をプレゼントした松坂。ゲームが終わってからは、萩本監督の呼びかけにより再びグラウンドに姿を見せると、旅立ちのピッチングとなる「終球式」を行うことになった。バッターはスペシャルゲストとして登場した俳優の渡哲也さん。松坂は2ストライクを取った後、114キロの外角球で空振り三振を奪い、最後は三本締めと胴上げで門出を祝福された。

 イベントが終わった後、松坂は「まさか、こんなに盛大な試合になると思わなかった。観に来ている人たちが望んでいるなら投げようと思った。できれば今度はプレーヤーとして出たい。楽しく送り出してくれて感謝しています」とコメント。また萩本監督にプレッシャーはないかと問われると「全然大丈夫です」と笑顔を交えながら話していた。




■オリックス前川、無免許ひき逃げで逮捕 はねた女性と口論し逃走

大阪府警南署は7日、道交法違反(ひき逃げ、無免許運転)と業務上過失傷害の疑いで大阪市阿倍野区、プロ野球オリックス・バファローズ投手、前川克彦(登録名勝彦)容疑者(28)を逮捕した。

 調べでは、前川容疑者は6日午後2時ごろ、乗用車を無免許で運転し、大阪市中央区心斎橋筋2丁目の国道25号(御堂筋)と市道の交差点で、横断歩道を自転車で渡っていた同市港区の女性歯科衛生士(28)をはねて両ひざなどに1週間の軽傷を負わせ、救護せず逃走した疑い。

 同署によると、前川容疑者は容疑を認めている。スポーツジムからの帰りだったという。

 前川容疑者は事故後、車を降りて女性と口論、近くにいた警察官が免許の提示を求めると車に戻って逃走した。同署はナンバーから割り出した。前川容疑者は速度違反などで2002年に免許取り消しになっていた。

 前川容疑者はPL学園(大阪府)から1996年のドラフトで近鉄(当時)に1位指名されて入団。阪神を経て05年11月にオリックスに移籍した。昨季は中継ぎを中心に24試合に登板し、1勝7敗だった。

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