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2006/08/16(水)
<秋篠宮妃紀子さま>都内の病院に入院 出産に備えた措置
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妊娠9カ月目の秋篠宮妃紀子さま(39)は16日午後5時15分ごろ、東京都港区の愛育病院に入院した。胎盤の一部が子宮口をふさぐ「部分前置胎盤」と診断されており、早期出血の予防と出産に備えた措置で、帝王切開による出産は9月上旬の予定。ご夫妻の3人目のお子さまで、天皇、皇后両陛下にとっては4人目の孫になる。 紀子さまは、秋篠宮さまに付き添われて宮邸がある東京・元赤坂の赤坂御用地から車で出発し、病院に到着した。病院前に集まった人たちや報道関係者に車の窓を開けて笑顔で会釈。病院玄関では主治医の中林正雄院長らが出迎えた。金沢一郎・皇室医務主管によると、紀子さまは到着後すぐに病室に入り、にこやかで元気な様子という。 紀子さまの経過と胎児の発育は順調だが、前置胎盤により大量出血などの恐れがあるため、緊急時の医療態勢が整っている同病院への入院を決めた。今後はシャワーやソファセットなどが備え付けられた個室で、中林院長を中心としたスタッフによる診断などを受けながら出産に備える。出血が確認されれば、子宮の収縮を抑える薬を点滴することもあるという。 紀子さまは16日午前、オーストリアでの2週間にわたるホームステイから帰国した長女眞子さま(14)を、秋篠宮さまらと宮邸で迎えてから入院した。 愛育病院は、現在の天皇陛下の誕生を祝う昭和天皇の下賜金を元に設立された「恩賜財団母子愛育会」(総裁・三笠宮妃百合子さま)が運営する。産婦人科、母子保健科、新生児科などがあり、新生児や母体・胎児の集中治療室を完備する出産や育児支援専門の病院。高円宮妃久子さまが3人のお子さまを出産している。 病院前で紀子さまに手を振っていた渋谷区恵比寿の女性会社員(37)は「母子ともに健康で、元気なお子さまを産んでもらいたい」と話していた。
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