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2006/07/09(日)
<ロシア>航空機が着陸失敗、131人死亡 イルクーツク
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ロシア・シベリアのイルクーツク空港で9日午前7時50分(日本時間同)ごろ、シベリア航空のモスクワ発イルクーツク行きエアバスA310(乗員乗客204人)が着陸した際、滑走路を越えて近くの駐車場ビルに激突し、爆発炎上した。露非常事態省によると、131人が死亡、約50人が重軽傷を負い入院した。 シベリア航空によると、死亡した乗客の中には中国人3人、ドイツ人1人、アゼルバイジャン人1人がいた。搭乗した外国人は計12人だったが、日本人はいなかった。機内には12歳以下の子供14人を含め、バイカル湖畔で夏休みを過ごす予定だった児童・生徒が多くいたとロシアの報道機関は伝えた。 露運輸省はエアバスが着陸成功を管制塔に連絡した直後、無線通信が途絶えたと述べた。事故当時、滑走路は雨が降った後でぬれていたという。インタファクス通信は、エンジン逆噴射装置の誤作動が事故原因だった可能性があるとの航空専門家の見解を伝えた。検察当局は、操縦ミスと機体故障の両面から事故原因を究明する方針だ。 ロシア国内では今年5月3日、アルメニアの航空機エアバス320がロシア南部ソチ沖の黒海に墜落し、乗員乗客113人全員が死亡した。
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