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2006/07/06(木)
めぐみさん拉致経緯聞かず 金英男さんが会見
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横田めぐみさんの夫だった韓国人拉致被害者の金英男さん(44)が6日午前、平壌市内で共同通信など日本メディアと会見し「特殊機関の人間として守らなければならないルールがある」としてめぐみさんに拉致の経緯などについて聞かなかったと述べる一方、めぐみさんとの結婚生活は「幸福だった」と振り返った。 英男さんは6月29日に北朝鮮・金剛山で行われた南北離散家族再会で母親と姉に対面、韓国取材団と会見したが、日本メディアとの会見に応じるのは初めて。めぐみさんとの娘キム・ウンギョン(ヘギョン)さん(18)も途中から同席した。 英男さんは、めぐみさんが22歳の時に出会ったとし「かわいくてしとやかだった」「日本語を学ぶために知り合って6カ月後にプロポーズし、1986年8月に結婚した。私としては幸福だった」と話し、めぐみさんが日本料理を作り、自分の家族の話もしてくれたと回想した。
■公開写真「めぐみさんに間違いない」…元工作員が断言
金英男(キム・ヨンナム)さんが日本人記者団に公開した写真について、ソウル在住の元北朝鮮工作員・安明進(アン・ミョンジン)氏は6日、読売新聞の取材に対し、「私が会ったときより少しやせているが、金正日政治軍事大学で日本語教官をしていためぐみさんに間違いない」と断言した。
安氏は「1988〜91年にかけて金正日政治軍事大学でめぐみさんと会った」と証言していた。
安氏は、英男さんと2人で写った写真の撮影場所を「平壌市牡丹峰(モランボン)区域の凱旋(がいせん)門前だ」とし、「特殊機関の人が来ると、一般市民は通行が制限されるため、周囲に人が写っていないのだろう」と指摘した。
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