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2006/07/02(日)
オリラジ中田珍武勇伝 御用地に不時着
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人気お笑いコンビ、オリエンタルラジオの中田敦彦(23)が2日、女性問題も吹っ飛ぶ“武勇伝”を図らずも演じてしまった。東京・神宮球場でメーンパーソナリティーを務める日本テレビ・読売系の「第26回全国高等学校クイズ選手権」(9月1日、後9・00)の収録中、上空ヘリからパラシュートで降下した際、強風にあおられ、何と皇太子ご一家などのお住まいにある赤坂御用地内に不時着。テロの警戒にあたっていた警備関係者を仰天させた。 午後零時45分。中田はタンデムダイビング(プロのインストラクターがくっ付いた形)で上空2100メートルのヘリからパラシュートで降下を開始した。同局の名物クイズ大会の関東予選、第1問だった。○×クイズの正解を示すため、同球場内の「○」か「×」いずれかのコーナーに着陸予定だった。しかし、着陸直前に2人は強風に襲われた。パラシュートは風に流され、上空を見上げる高校生の視界からあっという間に消えてしまった。 しかも、不時着したのはよりによって赤坂御用地。球場から北東方向に約1キロ流され、迎賓館に近い「鮫が橋門内広場」の東約50メートルの空き地だった。御用地内には皇太子ご一家の東宮御所、秋篠宮さまら皇族の住まいがある。皇宮警察が警備する真っただ中にパラシュートの2人組が突然飛び込んで来たのだから、関係者は騒然となった。 テロの可能性も考えられたため、皇宮警察本部からは警官数人が急きょ駆けつけた。同本部は「こんなケースは初めて見た。二度とないように気をつけてほしい」とおかんむり。2人にケガはなく、同局のプロデューサーも含め、事情聴取のうえ、厳重注意のキツ〜いお灸(きゅう)を据えた。 同局は風速15メートル以上で中止と決めていたという。午前中のリハーサルは成功しており、関係者は「本番当時は10メートルほどの風だった。大丈夫だと判断した」とダイブにゴーサインを出した。気象庁は「当時の風速は8メートルだったが、雨雲が迫っていたので突風が吹いた可能性があります」としている。 中田は番組収録に姿を見せなかったが、東京・渋谷の劇場での仕事は2人でこなしたという。同局は「インストラクターにベテランの人を頼んだが…突然の強風に流された。関係者にご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます」と平謝り。午後6時からの「バンキシャ」の中でもキャスターが謝罪した。
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