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2006/07/31(月) <プール事故>危険な状態をなぜ放置…怒りの声が噴出
夏休みのプールで悲惨な事故が起きた。埼玉県ふじみ野市の同市営ふじみ野市大井プールで31日、同県所沢市山口、同市立小手指小2年、戸丸瑛梨香ちゃん(7)が大勢の人の前で排水口にのみ込まれ、死亡した。「普段から排水口の吸引力はすごかった」と利用客は口をそろえる。なぜ、ふたが外れた危険な状態が放置されていたのか。関係者からは怒りの声が噴出した。

 「吸い込まれる瞬間、ドーンと大きな音がした」。事故が起きた後、施設の外に誘導された利用客たちは声を震わせた。毎日のようにプールに来ているという川越市の中学1年、斉田朋也さん(12)は「排水口の近くはすごい力で引っ張られ、壁に体がくっつきそうになる。ふたが外れていたなんて怖い」と言葉を詰まらせた。
 この日、プールは約230人の客でにぎわっていた。市の説明によると、排水口のふたが外れていることにプールの責任者が気付いたのは午後1時半ごろ。ふたを緊急補修するため監視員が道具を取りに行き、その間、別の監視員が「(排水口の)さくがないから、そばに寄らないで」と呼びかけていたという。しかし、客にプールから出るように指示はしなかった。事故はその直後に起きた。
 ふじみ野市の無職男性(29)は「営業日は、利用者に1時間ごとに休憩を取らせ、監視員が設備点検をしていた。何を確認していたのか」と憤る。プール設備の補修・点検を行う県内の業者は「ふたが外れた時点でポンプを止めていれば、事故は防げたかもしれない」と指摘する。
 瑛梨香ちゃんを救出するためプールの外壁を破壊する作業は難航した。作業員の1人は「パイプの奥に(女児の)姿は見えるんだが……」と悔しがった。事故から約6時間後、瑛梨香ちゃんの体は外に出たが、すでに心肺停止状態だった。
 市は夜になって記者会見を開いたが、営業を中止しなかった判断については「当時の詳しい状況が分からない」と繰り返した。島田行雄市長は「本当に大変なことを起こしてしまった。心からおわび申し上げたい」と何度も頭を下げた。
 ◇「バタ足の練習程度だったらしい…」沈痛な表情
 瑛梨香ちゃんの通っていた埼玉県所沢市の市立小手指小では、同市教委の担当者が対応に追われた。
 藤田晃・教育企画室長は「瑛梨香ちゃんはクラスの中でも明るく素直な子だったと聞いている」と話した。泳ぎは得意だったのかとの質問には「上手下手とかのレベルでなく、バタ足の練習程度だったらしい。まだ小学2年生だ……」と沈痛な表情を見せた。
 また、瑛梨香ちゃんが以前通っていた幼稚園の園長は「表情が明るく活発で、面倒見のよいお姉さん的な子だったのに」と言葉を詰まらせた。


■プールで起きた最近の主な水死事故■
99年7月 山形県藤島町(現鶴岡市)の町立小学校で、6年生の女児(11)が排水口にひざを吸い込まれ水死。排水口のふたは以前から付いてなかった。
  8月 栃木県葛生町(現佐野市)の町営プールで、高校1年生の男子生徒(15)が排水口のふたを開けて遊んでいるうちに、両足を吸い込まれ水死。
04年7月 新潟県横越町(現新潟市)の町民プールで、小学6年生の男児(12)が排水口に足を吸い込まれて水死。排水口のふたは固定されていなかった。
  8月 福井県鯖江市の市民プールで、小学1年生の男児(6)が遊泳中に水死
05年4月 福岡県大牟田市のスイミングスクールで、男児(3)が練習中に水死
  8月 埼玉県東松山市の市立小学校で、5年生の男児(11)が水泳指導中に水死
  〃  熊本県益城町の保養施設で、幼稚園女児(5)が遊泳中に水死
06年2月 秋田県男鹿市の県立高校屋内潜水プールで1年生の男子生徒(16)が水死
(年齢は当時)

2006/07/30(日) 酒気帯び運転の男、検問突破し車に衝突…4人死傷
30日午前2時5分ごろ、静岡県浜松市佐藤の市道で、飲酒検問を突破してパトカーに追われていた磐田市一言、コンビニエンスストア店員清水雅敏容疑者(35)の乗用車が、信号を無視して交差点に入り、浜松市早出町、会社員越川優さん(32)の乗用車と衝突した。

 この事故で、越川さんの妻の亜沙美さん(25)が全身を強く打って間もなく死亡、越川さんと後部座席の同僚の男性(39)が胸の骨を折るなどの重傷を負った。清水容疑者は胸に軽いけが。

 浜松中央署は、清水容疑者を道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕。清水容疑者は「酒を飲んでいたので逃げた」と供述しているという。

 同署によると、事故時、パトカーは清水容疑者の車の約200メートル後ろで、赤色灯をつけサイレンを鳴らして追跡していた。同署の山路忠親副署長は「追跡は適正な職務執行と考えている」としている。


◆子供2人乗ったミニバン盗難=35分後に無事保護−29歳男を逮捕・神奈川県警

30日午前2時5分ごろ、横浜市保土ケ谷区新桜ケ丘のコンビニエンスストア「ローソン保土ケ谷新桜ケ丘店」で買い物をしていた男性会社員(26)から「子供が乗っている車がなくなった」と110番があった。神奈川県警が緊急配備したところ、約35分後、約1.5キロ離れた同市旭区左近山の市道で車を発見、小学1年の長女(6つ)と保育園児の長男(5つ)を無事保護した。
 県警は同3時前、車が見つかった場所の近くで、不審な男を発見、車を盗んだと認めたため、窃盗容疑で逮捕した。
 逮捕されたのは、同所、会社員田川智一容疑者(29)。 

2006/07/29(土) 隅田川花火、新東京タワー建設を祝い2万発夜空に舞う
東京の夏を鮮やかに彩る「第29回隅田川花火大会」(隅田川花火大会実行委員会主催、読売新聞東京本社など後援・協賛)が29日夜、隅田川の桜橋と駒形橋近くの2会場で開かれた。約2万発が打ち上げられ、夜空を舞う大輪の花々に約95万8000人(主催者発表)の見物客が魅了された。

 隅田川に面した墨田区内に2011年度、新東京タワーが建設されることを祝い、各会場のオープニングでは、タワーのイメージカラーである青を使った花火などが打ち上げられた。

 桜橋近くの会場では、国内10社が参加する打ち上げ花火のコンクールが行われ、見物客は華麗な競演に目を奪われていた。

2006/07/28(金) 飲酒死亡事故 加害者の同僚にも5800万円支払い命令
飲酒運転の車にひき逃げされ死亡した女子大生(当時19歳)の遺族が、加害者側に計約8100万円の賠償を求めた訴訟で、東京地裁は28日、運転者の男性(37)と勤務先の会社に加え、直前まで一緒に酒を飲んでいた同僚(33)にも連帯して計約5800万円を支払うよう命じた。同僚は事故車に同乗していなかったが、佐久間邦夫裁判長は「男性が事故を起こすような危険な飲酒運転をすることを手助けした責任がある」と厳しく指摘した。
 訴えていたのは、埼玉県坂戸市の正林(まさばやし)幸絵さんの父俊幸さん(57)、母信子さん(56)と兄2人。
 事故は01年12月29日未明、同市の市道で発生。飲酒した元会社員の男性=危険運転致死傷罪などで懲役7年が確定=運転の車に、幸絵さんと女子短大生(当時20歳)がはねられて死亡。別の男子大学生もけがを負った。男性はそのまま逃走した。
 判決によると、男性と同僚は前日午後7時半から約6時間半、居酒屋など3軒で酒を飲み、29日午前2時前に駐車場で解散。男性はこの後、1人で会社のワゴン車を運転して帰宅する途中に事故を起こした。
 同僚側は訴訟で「男性の方が年長で、意見できなかった」と反論。佐久間裁判長は「駐車場での男性の様子から、かなり酔っているが車で帰ることを同僚は予想できた。正常な運転が困難な状態まで長時間一緒に酒を飲んだ者は、運転を制止すべき注意義務がある」と判断した。
 遺族側は、男性の妻(39)にも「日ごろから男性の飲酒運転を知っていたのだから、事故の日もやめさせるべきだった」と賠償を求めたが、判決は「男性は会社帰りに酒を飲んでいて、妻には事故を避ける直接的、現実的な方法がなかった」と退けた。

 ◇飲酒運転を止めなかったことが理由、妻は除外
 飲酒運転事故を巡る民事訴訟では、一緒に酒を飲み事故車に同乗していた者に賠償を命じた判例はある。今回の東京地裁判決について遺族側の佐々木惣一弁護士は「事故現場にはいなくても、飲酒運転を止めなかったことを理由に賠償を命じた点は画期的」と語った。
 判決は、男性の有罪が確定した危険運転致死傷罪が飲酒運転の罰則を強化した規定であることに触れて「運転者への厳罰は当然として、飲酒をすすめた者にも、飲酒運転をやめさせる義務を怠った場合は民事上の責任がある」と指摘。別れ際の同僚の行動について「早く帰って休みたかったばかりに、自らタクシーや代行運転を呼ぶことなく、男性を駐車場に残して帰宅した」と非難した。
 飲酒運転の悪質性を重くみて周囲の人間にも制止すべき責任を負わせた判決は、飲酒運転が許されない反社会的行為であると、改めて警鐘を鳴らしたといえる。
 だが、男性の妻への請求を退けた点には、遺族は必ずしも納得していない。判決後に会見した父俊幸さんは「この判決が広まれば少しは飲酒運転が減るのではないか」と期待しつつも「妻への請求が認められなかったのは残念」と話した。事故時に幸絵さんが履いていたジーンズを身につけた母信子さん(56)も「妻が迎えに行けば事故は防げた」と時折涙ぐみながら厳しい口調で語り、控訴する考えを示した。

2006/07/27(木) 谷垣氏 立候補表明 総裁戦スタート「消費税10%必要」
谷垣禎一財務相は27日午前、自民党谷垣派の臨時総会で、9月の党総裁選への立候補を正式に表明した。午後に党本部で記者会見して、アジア外交の立て直しなどを柱とする政権構想の概要を発表、消費税率を5%引き上げて10%程度にする必要性や、首相に就任した場合に靖国神社に参拝しないことなどを訴える。一方、「ポスト小泉」最有力候補の安倍晋三官房長官は、政府の「再チャレンジ支援策」推進のため同日午後から岩手県を皮切りに全国行脚を開始する。総裁選は9月8日告示、同20日投票に向けて、選挙戦が事実上、スタートした。
 臨時総会で、谷垣氏は「午後に記者会見し、総裁選に立候補する考えを天下に明らかにする。大事な選挙だ。小泉政権5年間を引き継ぐものは引き継ぎ、改めるものは改める。全身全霊を燃やし尽くして戦いを乗り切っていく」と正式に出馬を表明した。
 これに先立ち谷垣氏は、首相官邸で小泉純一郎首相と会談し「財政問題、靖国問題を多少申します。首相の考えにすべて沿うかわかりません」と「小泉路線」と一線を画す姿勢を伝達。首相は「思い切ってやったらいい」と激励した。会談後、谷垣氏は記者団に「辞めるなんてことを(首相に)言ってきたわけではない」と財務相辞任を否定した。
 また27日朝のフジテレビの番組で谷垣氏は、消費税率引き上げについて「2010年代半ばまでのできるだけ早い時期に5%上乗せして、10%くらいのことは覚悟しておかないといけない」と初めて引き上げ幅を明示した。靖国神社参拝に関しては「総裁になったら控えたい」と首相としての参拝自粛を明言した。
 午後に公表する政権構想の概要では、国民と国家が信頼関係で結ばれる「絆(きずな)」構築を基本的理念とし、アジア外交の立て直し▽財政再建▽地方活性化−−を重点公約に掲げる。
 福田康夫元官房長官の不出馬表明で安倍氏の総裁選出が有力視されるが、谷垣氏は内政・外交両面で「小泉路線」を継承する安倍氏との違いを鮮明にし、福田氏支持層を取り込みたい考えだ。
 谷垣派の所属議員数は谷垣氏本人を含めて15人で、立候補に必要な20人の推薦人確保が最優先課題。確保できた場合にも派閥の枠を超えた支持獲得が必要となり、多数派工作に不安を抱えたままの船出となる。
 正式出馬表明をしたのは谷垣氏が初めて。8月下旬に出馬表明を予定している安倍氏は同日午前の記者会見で谷垣氏の出馬について「党のためにもいい」と歓迎の意向を示した。麻生太郎外相は同月20日前後に立候補を正式表明する予定。河野太郎副法相や鳩山邦夫元労相も立候補への意欲を示している。

2006/07/26(水) アンガールズ100キロマラソン挑戦
体脂肪率10%前後という貧弱体型のお笑いコンビ、アンガールズが今年の「24時間テレビ」(日本テレビ系、8月26〜27日)で、無謀にも100キロマラソンに挑むことが発表された。26日、東京・日枝神社で成功祈願を行ったが「ここ3日は筋トレやってます。大丈夫…多分…」と早くも弱気。トレーナーも「筋肉がなさすぎる」と頭を抱える。93年以来、挑戦者は13年連続で完走しているが、今年はその記録が途絶える?!
 B82−W66−H92、B80・5−W67・5−H86(いずれもセンチ)。女性の3サイズではない。前者が田中卓志(30)で、後者が山根良顕(30)。男として貧弱すぎる2人が、24時間100キロマラソンに挑戦することになった。
 歴代ランナーのトレーニングを指導してきた坂本雄次トレーナーによると、練習は今月初めにやっとスタート。これまでの走者は5月半ばまでには始めており、この時点で出遅れ。その上「走ったのはまだ10キロちょっと。その前に、筋(肉)量が少なすぎるんで、そっちを先に」(坂本氏)と、走る練習以前の段階だという。
 腹筋や背筋に力がないと姿勢が保てず長距離を走り抜くことができないため、腹筋、背筋、スクワット、臀(でん)筋を鍛え、ケガ予防のストレッチが中心のメニューを1回2時間こなしている。坂本氏は昨年の最高齢走者、丸山和也弁護士(当時59)には発表時点で完走を保証していたが、今回は完走予想を聞かれても、言葉を濁し、困った顔を隠さなかった。
 あとは精神力に頼むしかない状況だが、田中は「史上最弱とか言われますが、自信はあります。多分…」。山根にいたっては「いまだにドッキリであればいいなと。でも、ここ3日間は(自宅で)筋トレやってるんで、20回3セットをずるしてできるようになった。でも連続は無理です」となんとも頼りない。
 あげくに、田中が「山根は(トレーニングの)腹筋で必ず脱落する」と弱点を暴露。山根も「お前、疲れると顔がきもい」と応酬する始末だ。今年の番組テーマが「絆(きずな)」のため、コンビでのマラソン挑戦となったのだが、この点でも使命を果たせるかは、未知数。どこまでも不安が高まる2人だった。

2006/07/25(火) <岩手母娘不明>容疑者緊急逮捕 二女友紀さんの遺体も発見
岩手県洋野(ひろの)町種市の会社員、上野紀子さん(52)と会社員の二女友紀さん(25)が行方不明になった事件で、県警久慈署捜査本部は25日未明、紀子さんの遺体を山林に遺棄したとして、青森県八戸市沢里、塗装業、若林一行容疑者(29)を死体遺棄容疑で緊急逮捕した。供述通り近くの山林から紀子さんの遺体が見つかった。また同日午後、近くの斜面から友紀さんの遺体を発見した。若林容疑者は2人の殺害をほのめかす供述をしており、捜査本部は殺人容疑でも追及する。
 調べでは、若林容疑者は19日、母娘の自宅から南西に約5キロ離れた山林の雑草の中に、紀子さんの遺体を放置した疑い。若林容疑者は窃盗目的で侵入したことを認める供述もしており、上野さん方の裏庭には下着など衣類が落ちていた。
 母娘は19日午後5時ごろ、それぞれ勤務先を出た後、行方不明になっていた。連絡が取れないのを不審に思った親類が22日午後、同署交番に届け出た。駆けつけた同署員が自宅1階和室の畳に血をふき取ったような跡があるのを確認。同署は2人が殺害された疑いが強いとみて捜査本部を設置、行方を捜していた。
 近くの住民が20日、上野さん方から約200メートル離れた空き地に19日、不審な軽トラックが止まっていたと証言。捜査本部はナンバーから若林容疑者を割り出し、八戸市内で24日、任意同行を求めた。当初は否認していたが、同日夜になって殺害をほのめかす供述を始めた。若林容疑者を同行させ、紀子さんの遺体を発見。さらに約150メートル離れた道路脇の斜面に友紀さんの遺体が遺棄されているのを発見した。
 住民が軽トラックを目撃した空き地には20日、友紀さんの軽乗用車が止まっていた。捜査本部は、若林容疑者が2人を殺害後、友紀さんの車で遺体を運んで遺棄し、空き地で自分のトラックに乗り換えて逃走した可能性もあるとみて、車内の遺留物などを調べている。
 母娘の車や自宅は施錠されており、母娘の持っていた鍵は発見されていない。また、若林容疑者と2人に面識があったかについても調べている。

2006/07/24(月) <豪雨>長野県 695人が避難生活、2次災害の危険も
死者9人、行方不明者2人を出した長野県の豪雨災害は、避難勧告が出てから26日で1週間を迎える。県内では今も222世帯695人が避難生活をしているが、降り続く雨で2次災害の危険もあり、作業ははかどらない。住民たちの疲労は蓄積している。
 19日未明の土石流で6人が死亡した岡谷市湊地区。市立湊小学校には約190人の住民が避難したままだ。運送業の小口善之さん(31)は「プライバシーが保てないのがつらい。復旧が進まないのが目で見ても分かり、焦りを感じる」とため息をつく。男性会社員(30)は「すぐ帰れると思ったので、貴重品しか持ってこなかった。こんなに長引くとは」。町内会区長の小口広明さん(62)は「区長は何やってるんだ、とおしかりも受ける。住民は疲れ、いらいらしている」と話した。
 市などは避難所に看護師やカウンセラーを置いているが、体調不良で入院する高齢者も出始めた。カウンセラーの黒岩長造さん(49)は「今は緊張感を保っているが、避難生活が長引き、今後のことを考えるようになると精神的な負担が重くなる」と話す。
 現場では警察や消防、自衛隊らが連日100人を超える体制で、土石流にのまれて行方不明になっている花岡滋さん(75)の捜索や、道路の土砂の除去が続いている。しかし、大雨で作業はしばしば中断し、倒木も大量にあって作業は難航している。

■鹿児島県の豪雨死者5人に、76歳男性の遺体発見

南九州の集中豪雨で、はんらんした川の水位を見に行って行方不明になっていた鹿児島県さつま町柏原、会社役員鉢迫義治さん(76)が24日午後、同町二渡の採石場で遺体で見つかった。

 県警宮之城署の調べによると水死とみられる。

 これで今回の豪雨災害での鹿児島県内の死者は5人となった。

2006/07/23(日) <プロ野球球宴>全セ、乱打戦制し連勝 MVPは藤本
雨で1日順延されたプロ野球の2006サンヨーオールスターゲーム第2戦は23日、宮崎市のサンマリンスタジアム宮崎に2万9777人の観客を集めて行われた。オールスター戦の九州での開催は01年の福岡ドーム以来で、宮崎での開催は初めて。シーソーゲームを全セが八回の藤本の適時打で勝ち越し、昨年から4連勝、通算の対戦成績を65勝73敗8分けとした。最優秀選手には、決勝打の藤本が選ばれた。
○全セ7―4全パ●
 計29安打の乱打戦を全セが制した。二回、阿部の右前適時打で先制。四回にはアレックスの左越え2ラン、六回にはシーツの中越えソロとアーチ攻勢。同点の八回2死二、三塁から藤本の2点適時打で勝ち越した。全パは三回に森本の2ランで逆転、五回にも森本、西岡の重盗など多彩な攻撃を見せたが、及ばなかった。
 ○…表彰選手…○
 ☆最優秀選手 藤本敦士(阪神)
 ☆優秀選手 シーツ(阪神)▽アレックス(中日)▽森本稀哲(日本ハム)▽中島裕之(西武)

試合後、全セの岡田監督は表情こそ変えながったが、内心はほくそ笑んでいただろう。シーツが六回に同点アーチを放ち、八回に登板した藤川は打者3人をピシャリ抑えた。そして、藤本が勝ち越し適時打を打ってMVP。お祭りの舞台で阪神勢が大暴れし、宮崎のファンを沸かせた。
 「思い切っていこうと思った」とは藤本。八回2死二、三塁の場面で、相手投手は速球自慢の馬原だ。1球目のボール球を見て「速い球だなと思ったので、バットを短く握り直した」。2球目の152キロの直球を流し打って左前適時打とした。
 実は、この回の1死からシーツが出塁した直後、ベンチで岡田監督から声を掛けけられた。「ええ場面で回って来そうやな」。すると、近くにいた落合コーチから「お前の給料はいくらや?」と聞かれ、金額を答えると「(MVPを)取ってこい」と言われたという。それで、緊張感から解放され、無理に引っ張らない普段通りの打撃ができた。
 MVPが決まると、藤本はベンチの選手たち一人一人と握手を交わし「一番楽しめた球宴。いい投手の直球をしっかり打てるようになった」と自信をのぞかせた。優秀選手に選ばれたシーツは「この調子をみんなが後半戦に出していければいい」。中日との首位争いを繰り広げる阪神にとって、球宴での選手たちの活躍は後半戦に向けての弾みになっただろう。

◇新庄「パフォーマンス」の後継者は森本?
 今季限りでの引退を表明している日本ハム・新庄が、「パフォーマンス」の後継者として期待をかけているのがチームの後輩、森本だ。初出場となった今回の球宴。第1戦ではアニメのキャラクター「ピッコロ大魔王」の特殊メークでグラウンドに現れ、この日はタレント・加藤茶さんがコントでかぶるような「かつら」をかぶって登場し、ファンを沸かせた。
 しかし、森本がこの日最も球場を沸かせたのは、パフォーマンスではない。プレーでだ。
 まずは打撃。三回無死二塁から、広島・黒田の直球を左翼席に運ぶ逆転2ラン。本人は「打てると思ってなかった。1打席で代えられないように必死でした」と謙そん気味に振り返るが、打った瞬間に本塁打と分かる当たり。どんぴしゃりのタイミングでとらえた証拠だ。
 お次は足だ。五回1死から俊足を生かし二塁内野安打で出塁して、続く西岡の右前打で勢いよくスタートを切って一気に三塁に到達。そして、その西岡が二盗を仕掛けたことに気を取られたセ・リーグバッテリーのすきをつき全力疾走。見事な本盗を決めた。
 新庄はパフォーマンスの極意について「プレーが伴わないと、ただの目立ちたがり屋になってしまう」と語っている。その極意を見事に実践した森本。「後継者」としての資質十分であることを、大舞台で証明した。

○…名勝負を繰り広げる阪神・藤川と、オリックス・清原の対決が、球宴で実現。藤川が救援に立った八回、2死無走者で「代打清原」。「オールスターは自分がひと回り大きくなる舞台。真っ向勝負でバックスクリーンにホームランを打たれたい」と清原との勝負を楽しみにしていただけに、すべてこん身の直球。4球目、151キロの直球で清原のバットが空を切ると、マウンド上で白い歯を見せた。「参った。こうやって話すのが精いっぱいなくらい、悔しい」と清原。対照的に藤川は「マウンドで感極まった。自分の成長のためにもホームランを打ってほしかったんですが」と余裕たっぷり。

2006/07/22(土) 欽ちゃん「野球やる」…1万件超“やめるなコール”に心動いた
◆魚沼市震災復興野球大会 新茨城ゴールデンゴールズ2−3セガサミー(22日・魚沼市営広神球場) 欽ちゃん球団の存続が決まった。チームメンバーの山本圭一(38)=元タレント=が未成年者への淫行(いんこう)容疑で警察から事情聴取を受けた責任を取り19日に解散を示唆していた茨城ゴールデンゴールズの萩本欽一監督(65)が22日、解散を撤回、チームの存続を明らかにした。同監督は新潟・魚沼市の広神球場で行われたセガサミーとのチャリティーマッチの冒頭で観客を前に「おれは野球をやります」と宣言。チームは「新茨城ゴールデンゴールズ」として新たなスタートを切ることとなった。

 ゆっくりとグラウンドの中央へ歩き出した。球場に集まった4200人の観客が、100人を超える報道陣が、欽ちゃんの第一声に注目した。ユニホームではなくクリーム色のスーツ姿での登場。19日のチーム解散発言から初めて姿を見せる公の場。意を決したように口を開く。「みんな、おれ野球やるよ」誰もが待ち望んでいた答えが宣言され、スタンドからは歓声が上がった。

 日本中の声が欽ちゃんの心を動かした。19日の解散発言から、球団事務所には「やめるな」のファクスが1000件以上来た。地元の茨城からも稲敷市やつくば市などから存続を願う署名が集められた。2月にキャンプを行った宮崎・日向市からも4400人分の署名が球場に届けられた。解散発言の翌日から2日間で1万を超える存続を願う声が集まった。「(一度解散発言をしておいて)自分がみっともないとか、恥ずかしいとかは関係ない。応援している人のためにやるよと決めた」欽ちゃんは涙目になりながら言った。

 選手たちも待ち望んでいた。冒頭の「やるよ」発言を聞きチームの紅一点・片岡安祐美(19)は号泣した。ほかの選手も涙を流した。主将の岩田紀彦(25)からユニホームを手渡されるとすぐに着替えに行った欽ちゃん。「けじめだから」と9回1イニングだけの“解散試合”を行った。

 そして再度セガサミーとのチャリティー試合で「新・ゴールデンゴールズ」の第一歩を踏み出した。試合中は「ヒット打てなかったら解散するぞ」などと得意のマイクパフォーマンスで盛り上げた。チームは2−3で惜敗したが、ナインはこれからも試合を続けられる喜びにあふれていた。

 「やるからには中途半端は良くない。誰がなんと言おうと完全復活です」

 今後決まっていた日程は予定通り行うことになっている。事件に対する責任は21日に山本を除名するなどしてけじめをつけた。「(撤回して)申し訳ない。ただお客さんの反応を一番に考えた。日にちが短いとかは関係ない」試合後、20台以上のテレビカメラに囲まれた欽ちゃんは冗舌だった。「夢列車の再出発かな。きれいに清掃して、乗車したみなさんを夢見る場所へ連れて行きます」今回の一件でGGは欽ちゃんだけでなくみんなの夢を乗せている事を再確認した。

 ◆山本行方しれず 事件が発覚した18日から、山本圭一はいまだ公の場に姿を現していない。18日には吉本興業の東京本社前や都内のホテルで姿が目撃され、21日午前には都内の自宅マンションから1人で愛車を運転し外出しているが、現在どこにいるのかは不明だ。週明けにも再び北海道・函館に向かい、函館西署で任意の取り調べを受ける予定だ。


■元極楽加藤「いつかまた山本と」

元極楽とんぼの加藤浩次(37)が、不祥事を起こした山本圭一(38)とのコンビ再結成を望む気持ちを打ち明けた。21日深夜、TBSラジオの番組「極楽とんぼの吠え魂」に1人で出演し「簡単に言えないけど、山本さんもしっかり反省し、いつかまた2人でやれる日がくれば」と訴えた。5年10カ月続いた同番組はこの日で打ち切られた。一方、和田アキ子(56)は22日のニッポン放送の番組「アッコのいいかげんに1000回」で、21日に山本と接触したことを明かし「お前のしたことで、みんなの夢まで奪ったんだぞと厳重に注意しました」と話した。

7月絵日記の続き


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