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2006/06/09(金)
中国政府判断?映画「ダ・ヴィンチ・コード」上映打ち切り
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9日付の中国英字紙チャイナ・デーリーは、公開中の人気米映画「ダ・ヴィンチ・コード」(ロン・ハワード監督)の上映が8日で打ち切られたと報じた。
配給元の中国電影集団公司は、国産映画振興のためと説明しているが、同映画は中国政府公認の宗教団体「中国カトリック愛国会」がボイコットを呼び掛けており、当局の政治的判断で中止になった可能性が高い。当局が外国映画の打ち切りを命じたのは初めて。
同映画は5月19日の封切り以降、全国で1億400万元(14億6000万円)の興行収入を上げ、外国映画としては歴代2位の「パール・ハーバー」を抜くのは時間の問題とみられていた。
中国当局は、映画が宗教間の対立をあおる内容を含む場合、該当部分を削除するなどとした新たな「映画管理規定」を出している。とはいえ、中国ではすでに同作の海賊版が出回っており、市民にはあまり影響が出ないもようだ。
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