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2006/06/07(水)
桜島・昭和火口噴火 60年ぶり
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鹿児島地方気象台は7日午後、鹿児島市の桜島(1、117メートル)の昭和火口付近(約800メートル)で噴火があった、との火山観測情報を出した。昭和火口付近では4日、60年ぶりの噴煙が確認されたばかり。より多くの噴煙が上がる「噴火」も昭和大噴火があった1946年以来、60年ぶり。
同気象台職員が同日午後5時半ごろ、庁舎内から高さ約1000メートルに達した噴煙を確認、噴火と判断した。噴火は10分間ほど続いたという。火山性地震や微動、地殻変動のデータに特段の変化はない。
同気象台は「爆発的噴火の前兆などは表れていないが、活動が沈静化するか、活発化するかは今のところ判断できない」としている。
桜島島内で観測を続ける京都大防災研究所付属火山活動研究センターによると、4日と比べて噴煙の量が増え、噴石の飛ぶ高さも、活動が始まった当初は約50メートルだったのが、7日には約100メートルにまで高くなっているという。同センターは「中―小規模の噴火活動がしばらく続く可能性がある」とみている。
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