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2006/06/25(日)
東大阪2人不明 リーダー格の男逮捕 殺人容疑で追及へ
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東大阪市の私立大学の男子学生(21)ら2人が約10人のグループに暴行され、行方不明になっている事件で、大阪府警捜査1課は25日、暴力行為等処罰法違反(集団暴行)容疑で指名手配していたグループのリーダー格で岡山市の無職、小林竜司容疑者(21)を逮捕した。小林容疑者は容疑を認めているという。23日に母親に電話をかけ「2人を殺し、埋めた」と告白しており、府警は殺人容疑などでも追及する。 調べでは、小林容疑者は、東大阪大学の学生で東大阪市の佐藤勇樹(21)▽大阪市平野区のアルバイト、徳満優多(とくみつゆうた)(21)▽奈良市の無職、佐山大志(21)−−の3容疑者=暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕=らと共謀。佐藤、徳満両容疑者が、女性関係を巡るトラブルで学生、会社員、無職男性(21)らから暴行を受けた仕返しとして、3人を誘い出し、19日午前3時ごろから約1時間、ゴルフクラブや特殊警棒などで殴打した疑い。 府警によると、小林容疑者は25日未明、母親に伴われ、岡山県警玉野署に出頭。「(被害者側が)暴力団の組名を出しており、仕返しされるので殺した」などと母親に動機の一端を語っていた。3人が暴力団関係者とつきあいがあったとの情報はないという。 小林容疑者が暴行に加わったのは、同じ玉野市出身の佐藤容疑者らから「(学生らに)ぼこぼこにされたうえに金まで要求され、我慢できない」と依頼されたためで、報復を主導。誘い出した3人のうち、奈良県の無職男性(21)も処理場から「暴力団事務所に連れて行く」と言い残して別の車で連れ去ったという。
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