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2006/06/02(金)
成田空港の南ウイング始動 国内最大のターミナルに
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大規模な改装を終えた成田空港第1旅客ターミナルビルの南ウイング・第5サテライト(地上5階地下1階、延べ床面積計約15万平方メートル)が2日、新装オープンし運用が開始された。 南ウイングには全日本空輸(ANA)や独ルフトハンザ航空、米ユナイテッド航空などで組織する国際航空連合「スターアライアンス」の加盟各社が集結。加盟各社間の乗り継ぎがスムーズになった。国内線施設も設けられ、国際・国内線の乗り継ぎ時間も短縮された。 4階に設けられた出発ロビーには126台の自動チェックイン機が勢ぞろい。荷物を航空機に搬送するベルトコンベヤー上に検査装置が組み入れられたため、チェックイン前の手荷物検査がなくなり、保安用にカウンター周辺を囲んでいたさくも姿を消した。 ANAの山元峯生社長は、上海便1番機の出発を前に「南ウイングから国際線の新しいサービスを始める。成田からの『簡単、便利』を追求していきたい」と話した。 南ウイングには会社ごとのカウンターはなく、顧客は「スターアライアンス」加盟航空会社のチケットであれば、どの航空会社のものでも「ビジネス」「エコノミー」といったシート種別で区切られたカウンターで搭乗手続きを行う。これは「ゾーン・チェックイン」と呼ばれるもので、世界でも初めて導入された設備だ。 「スターアライアンス」は、全日本空輸(ANA)や独ルフトハンザ航空、米ユナイテッド航空など世界の18の航空会社で構成する世界最大の国際航空連合。中国の中国国際航空と上海航空も加盟を決めており、今後1年程度で加盟会社は20社となる見通し。 成田空港には、11の加盟会社が乗り入れており、今回はこのうちのニュージーランド航空を除く10社が南ウイングに集結した。
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