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2006/06/11(日)
上ばかり見て…小関ベース踏み忘れ失態の「責任者」
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これでは首脳陣が若手選手に反論されても仕方ない。巨人は11日のロッテ戦(千葉マリン)も2−3で敗れ、今季初の6連敗。3回に李承ヨプの2ランで勝ち越したかに見えたが、一塁走者の小関が三塁ベースを踏み忘れる日本プロ野球史上初の大チョンボを犯し、本塁打取り消しとなったことが、最後まで響いた。
小関は、「いちいちそんなの意識してやってないスからね。踏んでなかったら逆に違和感があると思う」と納得いかない様子だったが、審判に抗議せず簡単に引き下がったところをみると、自信がなかったようだ。
しかし小関と同様に、見落とした三塁コーチャーの西岡外野守備走塁コーチの責任も問われる。「ベースを踏むのを確認するのは仕事ではないか」と問われた西岡コーチは、「オレは打球を見てるからね。ソロ本塁打なら確認してるけど。でも選手がベース踏むのは当たり前のことちゃうの」と、自分の責任ではないと強調した。
西岡コーチは前日(10日)、サヨナラ負けの直後、守備が緩慢だったとライトの亀井をベンチで叱責(しつせき)し、つかみ合いを演じたばかり。近藤ヘッドコーチは、「亀井は言い返したわけではない。あんなの日常茶飯事だよ。ただ場所がベンチだから目立っただけ」と説明した。だが、亀井は2年目。若手に反抗的な態度を取られること自体、選手からどう見られているか分かるというもの。くしくも2日連続で注目を浴びた西岡コーチは、昨年在籍した横浜ではスパイ呼ばわりされた。以前コーチをしていた西武でも、「あの人は上ばかり見ていて評判が悪かった」(西武関係者)。亀井への行動も、原監督へのアピールと見る向きが多い。
ベース踏み忘れは、巨人の内情を表に出すことになってしまった。
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