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2006/05/21(日)
ボンズ、歴代2位のルースに並ぶメジャー通算714本塁打!
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米大リーグ、ジャイアンツのバリー・ボンズ外野手が21日(日本時間)、敵地オークランドでのアスレチックス戦で今季第6号ソロ本塁打を放ち、ベーブ・ルースが持つ米大リーグ歴代2位の通算本塁打714本に並んだ。
メモリアルアーチは2回、先頭打者で迎えた第1打席に生まれた。1ストライク1ボールから、アスレチックス先発のブラッド・ハルジーが投じた3球目をライトスタンドへたたき込んだ。
☆ボンズの歩み ボンズは父親のボビーも元大リーガーで、いとこがレジー・ジャクソンという野球一家に育った。1985年、パイレーツにドラフト1位で入団。翌86年に早くもメジャー昇格を果たすと、113試合に出場し、16本塁打、48打点、36盗塁を記録した。 ブレークしたのは90年。打率3割1厘、33本塁打、114打点、52盗塁をマークし、チームを地区優勝に導くとともに、初のMVPを受賞。92年にも打率3割1分1厘、34本塁打、103打点、39盗塁で、2度目のMVPを獲得した。同年オフ、フリーエージェントとなったボンズは、ジャイアンツへの移籍を果たした。
移籍1年目から打率3割3分6厘、46本塁打、123打点と自己最高の成績を残し、3度目のMVPを獲得すると、96年にはメジャー史上2人目の40本塁打、40盗塁を達成。 2000年、自己最高の49本塁打を記録したボンズは、翌01年に37歳にして大記録を打ち立てる。開幕から驚異的なペースで本塁打を量産し、迎えた10月5日、マーク・マグワイアが保持していた最多本塁打記録(70本)を更新。その後、73本まで記録を伸ばした。02、04年は首位打者。さらに01から04年まで4年連続MVPを獲得。
しかし、昨季は開幕前に右ひざを手術し、出場はわずか14試合。シーズン終盤の9月に復帰を果たし、5本塁打を放って通算本塁打数を708本とした。 一方で、薬物スキャンダルの渦中の人物として注目を集め、依然としてステロイド使用疑惑は消えない。そのためファンやメディアからの風当たりは強く、敵地での試合ではブーイングの嵐を浴びている。
そんな中、今季はひじとひざの故障を抱えながらも淡々と打席に立ち続けるボンズ。41歳という年齢による衰えは隠せず、今季限りでの引退説がささやかれるが、ボンズの代理人は「健康さえ維持できれば」と現役続行も示唆している。04年はシーズン41本塁打を放った。このペースで来季も本塁打を量産すれば、ハンク・アーロンが打ち立てた歴代1位の通算755本を破るのも夢ではない。 ■メジャー歴代本塁打記録 1位 ハンク・アーロン 755本 2位 バリーボンズ 714本 ベーブ・ルース 714本 4位 ウィリー・メイズ 660本 5位 サミー・ソーサ 588本 6位 フランク・ロビンソン 586本 7位 マーク・マグワイア 583本 8位 ハーモン・キルブリュー 573本 9位 ラファエル・パルメイロ 569本 10位 レジー・ジャクソン 563本
(バリー・ボンズの記録は日本時間21日現在)
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