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2006/05/14(日)
さよなら交通博物館 70年の歴史に幕
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D51形蒸気機関車や0系新幹線の車体などを展示し、幅広い世代に親しまれてきた東京・神田の「交通博物館」が14日、70年の歴史に幕を下ろした。
この日は朝から家族連れや鉄道ファンらが続々と詰めかけ、約1万4000人が入場。閉館時間の午後5時を過ぎても大勢の人が立ち去ろうとせず、展示物をカメラにおさめるなどして名残を惜しんだ。
家族7人で訪れた千葉県茂原市の薬局経営白鳥進也さん(72)は、「東京が焼け野原だった終戦直後に、展示物を見て心がときめいたことを思い出した。孫と一緒に最後を見届けることができて良かった」と目頭を押さえていた。
同館は1936年、東京駅北側の高架下にあった鉄道博物館が現在の場所に移転して開館し、戦後、「交通博物館」と名前を変えた。展示物は、JR東日本がさいたま市に建設中の「鉄道博物館」に移され、来年10月14日の開館とともに再び公開される。
◇りゅう校長も残念
りゅう校長も「交通博物館は小学生時代によく亡くなった父と来ていた場所。いつも入り口にある電車の大きなミニチュアが作られてて、大きくなったらああいうのを作りたいなと思って見てた。先日甥っ子と一緒に行ったときも昔と変わっていた部分、変わっていない部分をみて懐かしく、そして新鮮な感じもした。 とにかく思い出のこの場所がなくなったのは非常に残念。おいらも子供が出来た時に連れて行きたいなと思っていた場所のひとつなだけに残念」とのことだった。
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