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2006/04/05(水)
京王線踏切で衝突、先頭車両が脱線…乗用車の女性死亡
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5日午後9時30分ごろ、東京都世田谷区松原1の京王線代田橋―明大前駅間の代田橋6号踏切で、新宿発京王八王子行き下り普通電車(8両編成)と乗用車が衝突した。
乗用車は大破し、運転していた若い女性は病院に運ばれたが、死亡した。
電車は先頭車両が脱線し、乗客の男性3人と女性1人が、腕や首の痛みなどを訴え、救急車で病院に搬送された。京王電鉄は京王線の一部で運行を見合わせ、バスによる代行輸送を行った。
警視庁北沢署などによると、乗用車は遮断機が下りかかっている時に踏切内に進入し、電車の先頭車両に衝突したとみられる。その後、約10メートル引きずられ、車の前部を上に向けた状態で、車両と電柱の間に挟まれた。乗用車内に女性が閉じ込められ、約2時間後に病院に運ばれた。練馬ナンバーのレンタカーだった。
国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は6日午前、調査官2人を現場に派遣し、原因を調べる予定。
一方、京王線新宿駅は、家路を急ぐ会社員らでごったがえし、電車に乗れない人たちが駅員に説明を求めたり、携帯電話で連絡したりする姿が見られた。
京王電鉄は、バスによる代行輸送のほか、タクシーを利用した乗客に後日、代金を返還する措置をとり、バス停やタクシー乗り場には長蛇の列ができた。午後10時すぎから3時間以上、タクシー待ちの列に並んでいた調布市の男性会社員(59)は「タクシーがなかなか来ない。いつになったら家に帰れるのか」とうんざりした様子で話していた。
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