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2006/04/21(金)
岐阜中2殺害 パチンコ店空き店舗に遺体、現場で絞殺か
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21日午後2時20分ごろ、岐阜県中津川市中津川のパチンコ店空き店舗最上階の3階1室で、捜索願が出されていた近くの飲食店経営、清水恵子さん(40)の長女で同市立第二中2年、清水直(なお)さん(13)が倒れて死亡しているのを、捜索中の県警中津川署員が見つけた。遺体は首に布のようなものが巻かれ、頭部に殴られた跡が数カ所あった。県警は同署に特別捜査本部を設置し、殺人事件として捜査を始めた。 調べでは、遺体はあおむけに倒れ、学校指定の上下の青色ジャージー姿、白いスニーカーを履いていた。頭部から出血していたが、致命傷とはみられないため、絞殺の可能性が高いという。周囲に遺体を引きずったような跡はなく、現場で殺害されたとみられる。 清水さん方は母親と兄(15)の3人家族。19日午後3時半ごろに学校が終わってから、同市淀川町のショッピングセンターに友人の女子生徒ら数人と遊びに寄り、同5時半ごろに別れた。その際、母親に「家に帰るでね」と携帯電話で連絡したが、そのまま帰宅せず、母親が同10時20分ごろ、捜索願を出した。 この間、母親は清水さんの携帯電話に何度も電話をかけたというが応答はなく、午後9時ごろには呼び出し音が消え不通の状態になった。携帯電話は現場から見つかっていない。 21日になって、清水さんが同店舗で遊ぶことがあったと母親が同署に伝えたため、署員が捜索に向かい、同店舗3階の15畳ほどの部屋の北東隅で遺体を発見した。 近所の住民らによると、店舗は約5年前から空き店舗。1階がパチンコ店、2階が結婚式などに使うホール、3階にもホールがある。普段、施錠などはされておらず若者のたまり場となっており、多数の若者が駐車場に車やバイクを乗り入れて深夜まで騒ぐことがあったという。 現場はJR中津川駅の北東約1.3キロの住宅街。清水さんの自宅は現場の南約1キロ。
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