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2006/04/02(日)
台湾 最大野党の国民党本部ビルを売却へ 党の合理化で
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台湾最大野党の国民党本部ビルが、台湾財閥の長栄グループ(エバーグリーングループ)関連の財団法人に売却されることになった。00年の野党転落後、財政難に陥った国民党は、党の合理化を進めており、党本部ビルの売却先を探していた。 中央通信によると、購入するのは張栄発氏が理事長を務める財団法人「張栄発基金会」。購入額は23億台湾ドル(約80億円)で同会などが入居する。 国民党は49年から総統府と向かい合う現在の場所に党事務所や本部を置いた。地上12階、地下4階の現在の建物は97年に新築された。 国民党は、政権時代は多数の党営事業を行い「世界一の金持ち政党」と呼ばれていたが、00年の総統選での敗北を契機に財政難に見舞われ、党職員の削減など党の合理化を進めていた。党本部は売却後に台北市内の別のビルに移転することになっている。
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