|
2006/04/17(月)
原巨人好調なのに…地上波で見られない
|
|
|
今月27日に行われるプロ野球の広島−巨人戦が、テレビの地上波で放送されず、CSのスカパーのスポーツ専門チャンネル「J sports Plus」が単独生中継することが17日、発表された。G戦が優勝決定後の消化試合で放送がなかったケースはあるが、開幕1か月で地上波の放送がないのは初めて。開幕5カードの平均視聴率は13・1%で昨年とほぼ同じ。今後、快進撃を続ける原ジャイアンツが視聴率を上げるか注目される。
申し分ないスタートダッシュを見せた原ジャイアンツをCSでしか見られない。異例中の異例の決定が下された。
広島市民球場からの広島−巨人戦を放送するのはスカパーの「J sports Plus」で、27日午後5時45分から試合終了までを独占生中継。当初は録画放送する予定だったが、今回地上波やBSが生中継しないことを受け、急きょ放映権を獲得。完全中継する運びとなった。
ナイターを中心にお茶の間の代名詞的存在だったG戦が開幕から1か月の時点で地上波で放送がないのは今回が初めてだ。今年の巨人戦は地上波では、日テレが69試合を中継予定。TBSは22試合、フジテレビは19試合、テレビ朝日は18試合、テレビ東京は6試合で放映権を獲得。ここ数年の視聴率の伸び悩みからTBS、フジテレビ、テレビ朝日では今年の視聴率の動向を見て録画放送へのチェンジや中継自体を取りやめる意向もあるだけに、今後もCSのみ生放送という可能性はある。スカパーでは「やはり生放送がベスト。今後も巨人戦が地上波で生中継しない場合は、検討していきたい」と中継に意欲を見せている。
「15%は欲しい」と関係者が口をそろえる巨人戦。昨年は開幕5カードの平均視聴率は12・9%で、今年のナイターの平均は13・1%と昨年並み。数字が今回の決定に与えた影響は大きいといえるが、今年は現在までの好調さで注目度もアップ。伝統の巨人−阪神戦がまだ開催されておらず、視聴率アップが十分に期待される状況であることは間違いない。快進撃を続ける巨人の戦いぶりが、今後の中継の動向も左右しそうだ。
◆スカパーを見るには CS放送用のアンテナ、チューナーを購入し、加入料金と基本料金、番組の視聴料金を払って契約。「J sports」のほか「日テレG+」など9番組でプロ野球を全846試合を放送する。現在、完全中継は819試合、ナイター中継で地上波が放送できない試合開始、終了部分を放送する「トップアンドリレー中継」は19試合、録画中継を8試合予定している。問い合わせはTEL0570・039・888。カスタマーセンターまで。
|
|
|
|