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2006/04/15(土)
JR新宿駅 「大手術」…延べ3000人が跨線橋架け替え
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東京都新宿区の甲州街道(国道20号)跨線橋(こせんきょう)架け替え工事に伴うJR新宿駅構内の線路切り替え工事が、15日未明から始まった。16日の始発までに工事を終える予定。埼京線、湘南新宿ラインなどを終日区間運休させる大がかりなもので、延べ約3000人が作業にあたる。 この工事は、同駅南口に面する跨線橋の幅を広げるのに伴い、その下のレールや駅ホームを移設するもので、今回で4回目。橋の拡幅により同駅南口が手狭になるため、混雑の緩和を目的に、新たな改札口「サザンテラス口」が16日にオープンする。 JRによると、15日に運休する列車は約700本で、約41万人に影響が出る見込み。埼京線は大崎−池袋間が区間運休になり、新宿発着の日光や甲府、伊豆、成田空港方面に向かう特急列車は、池袋駅や中野駅、東京駅などの発着に変更した。中央線快速は、御茶ノ水−三鷹間を各駅停車で運転している。運休区間を並走する山手線を増発するなどの対応を取っている。16日は始発からほぼ通常ダイヤに戻る予定。
■<ゆりかもめ>全線が運休 車両撤去し、事故調など調査
お台場など東京臨海を走る第三セクターの新交通「ゆりかもめ」(新橋―豊洲間、全14.7キロ)で、走行中の車両が故障して非常停止した事故で、同線は15日の始発から全線で運転を中止した。午前8時ごろ、クレーンで事故車両を撤去。国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会と同社が線路上の調査を始めた。 全16駅でバスやJR、地下鉄などへの振り替え切符を利用客に手渡したが、大きな混乱はないという。運行再開について同社は「調査の状況と事故調の判断を待たないと見通しが立たない」としている。 また、同社は沿線の商業施設やイベント会場にファクスで連絡。溶接業界のイベントが開かれている東京国際展示場では、館内放送でゆりかもめの運休を来場者に伝えている。運営会社の「東京ビッグサイト」は「来場者も順調に来ており、事故の影響はないようだ」としている。
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