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2006/04/01(土)
<川崎男児転落死>41歳男を逮捕 女性殺人未遂容疑で
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川崎市多摩区のマンションで3月20日、15階通路から同市立中野島小3年、山川雄樹君(9)が転落死した事件に関連し、神奈川県警多摩署捜査本部は1日、事件の9日後に同じ通路から清掃作業員の女性(68)を投げ落とそうとしたとして、同署に出頭した同市麻生区細山5、無職、今井健詞容疑者(41)を殺人未遂と建造物侵入容疑で逮捕した。今井容疑者は容疑を認め、雄樹君の事件についても「殺そうと思って投げ落とした」と供述。いずれも「面識はなかった」と話しており、捜査本部は無差別殺人を企てたとみて、雄樹君の殺人容疑でも追及する。 ◇「殺そうと思って投げ落とした」…殺人容疑でも追及 調べでは、今井容疑者は3月29日午前9時半ごろ、多摩区中野島のマンション「リバーグリーン和泉」15階エレベーター前通路で、女性を両手で突き飛ばして転倒させ、抱きかかえて同階から投げ落とそうとした疑い。午前8時55分ごろにマンションに侵入、掃除をしていた女性に「15階にごみがある」と声をかけ、一緒にエレベーターに乗った。投げ落とそうとした際に女性が大声を上げ抵抗したため、そのまま逃走したという。 同20日午後0時50分ごろには、同じ15階通路から、14階に住む雄樹君が約45メートル下の植え込みに転落し死亡する事件が起きていた。 今井容疑者は1日朝、公開された防犯ビデオの映像に似た黒っぽい上下服を着て、1人で出頭。「今朝の新聞に載っているのは私です。自分の姿が写って逃げられないと思った」と供述し、二つの事件への関与を認めた。さらに「20日の事件が新聞に載っていて、29日はまた殺そうと思っていたが失敗した」「(現場マンションの)一番高い所から落とせば死ぬだろうと思った」などと供述しているが、詳しい動機は話していない。 今井容疑者は、妻と子供3人と5人暮らし。東京都内の高校を卒業後、不動産会社、カーテン販売店などに勤めていたが、昨年9月にリストラされて失業したと話しているという。現場のマンションには、不動産会社に勤務していたころに、客を案内して数回立ち入ったことがあり、構造も知っていたと供述。29日の事件前にも、2、3回訪れていたことを認めている。
■松本竜助さん49歳=タレント、紳助さんとコンビ
人気タレント・島田紳助さんとの漫才コンビ「島田紳助・松本竜介」で80年代の漫才ブームをリードしたタレントの松本竜助(まつもと・りゅうすけ、本名・松本稔=まつもと・みのる)さんが1日、脳いっ血のため死去した。49歳だった。葬儀は3日午後2時、大阪市北区長柄西1の6の14の大阪北玉泉院。自宅は非公開。喪主は妻妃加子(ひかこ)さん。 徳島県出身。75年に紳助さんとコンビを結成。リーゼントの髪形につなぎ服姿の「ツッパリ漫才」で人気を集めた。人気番組「オレたちひょうきん族」で漫才師仲間のビートきよしさん、島田洋八さんと「うなずきトリオ」を組んでレコード「うなずきマーチ」を出し、ヒットしたこともあった。 85年、紳助さんとのコンビを解消。芸名を「竜介」から「竜助」に改名して、タレント活動の傍ら、広告代理店などを経営していたが、98年に自己破産した。卓球の国際大会を企画・運営するなど、卓球の普及活動にも尽力した。 3月22日夜、大阪市内の自宅で倒れて意識不明となり、同市内の病院に入院していた。 ▽漫才コンビを組んでいた島田紳助さんの話 50歳になったら1回だけ漫才をしようと約束していた。3月24日は僕の誕生日で、あと6時間で50歳という時に(見舞いに行き、寝ている竜助さんを見て)、ほんまにネタ合わせすんのが嫌で寝たふりしてんのかと思った。漫才コンビは兄弟とも違う微妙な関係。親が死ぬより切ない。竜助の奥さんから「紳助の1番のファンはおれや」といつも自慢していたと聞いた。めっちゃ下手な相方でしたわ。全然才能ないんです。今あいつに言うならアホ、ボケしかない。
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