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2006/03/21(火) <国別対抗野球>王ジャパン世界一 10−6でキューバ降す
王貞治監督率いる日本は20日、国別対抗戦「ワールドベースボールクラシック(WBC)」の決勝戦でアマチュア最強軍団のキューバと対戦。初回に4点を先制するなど5回までに6点を奪えば、その後キューバに1点差に詰め寄られたものの、9回にイチロー外野手(マリナーズ)のタイムリーなどでキューバを突き放し、10−6で勝利。メジャーリーガーが初めて参戦した真の「世界一決定戦」で見事初代王者に輝いた。

 日本は初回、キューバ投手陣の制球難に付け入り1死満塁から5番・多村仁左翼手(横浜)の押し出し死球、さらに8番・今江敏晃三塁手(ロッテ)のタイムリー二塁打などで4点を先制する。その裏、先発の松坂大輔投手(西武)がソロ本塁打を浴び1点を返されたが、5回に打線が奮起。イチローの二塁打を足がかりに無死一、三塁のチャンスから多村の内野安打で1点を追加、1死後に小笠原道大一塁手(日本ハム)の犠牲フライでリードを5点に広げた。

 しかし中盤からアマチュア最強のキューバも反撃開始。6回に川崎宗則遊撃手(ロッテ)のエラーからチャンスを作ると、2番手の渡辺俊介投手(ロッテ)を攻略し2点を奪う。さらに8回にはフレデリク・セベダ左翼手が3番手・藤田宗一投手(ロッテ)からレフトスタンドへ2ランを放ち、日本のリードを1点差に縮めている。

 6回以降、キューバに無安打に抑えられていた日本は9回、1死一、二塁のチャンスでイチローがライト前へヒットを放つと、二塁走者の川崎が捕手のタッチをかいくぐり間一髪でセーフ。さらにその後も代打・福留孝介(中日)の2点タイムリーと小笠原の犠牲フライで得点を2けたに乗せた。

 8回途中からマウンドに上がっていた4番手の大塚晶則投手(レンジャーズ)は、9回裏にキューバ打線につかまり1点こそ許したが、2死一塁からキューバの主砲ユリエスキー・グリエル二塁手を空振り三振に仕留め、王監督が率いる日本は世界から16の国・地域が集まったWBCの初代王座に就いた。

◇王監督 日本野球「最高の形でアピールできた」
 ▽日本・王監督 最高です。ファンに支えられ、素晴らしい気分を味わえた。こういう機会があまりありませんでしたので、(日本野球を)最高の形でアピールできた。初めてだったが、プレッシャーがこれほど大きいとは思わなかった。聞いてはいたが、身をおいてみて、こんなにプレッシャーがすごいとは思わなかった。野球はスポーツでも最高のもの。みんなの力が必要だからね。日本のみんなは素晴らしい仕事をしてくれた。それを世界中に見てもらえたと思う。応援に後押しされ、金メダルを下げることができた。御礼申し上げます。
 ◇イチロー 「最高です。信じられない」 
 ▽日本・イチロー 最高です。信じられない。ありがとうございます。正直言ってこんなところに来れるとはイメージできなかった。本当にみんなすごい。最高でした。(九回に打点)それはいいんですよ。(日本球界への意味は)たくさんの人が見てくれていると聞いていましたし、球場にも足を運んでくれているので、力をもらいました。たくさんの人に野球って素晴らしいんだと思ってもらえたらうれしい。
 ◇松坂 「みんな自覚を持ってプレーした」
 ▽日本・松坂 自分では結果を出したとは思わないが、チームとしてこういう(優勝という)結果を(日本に)持って帰ることができてよかった。みんな選手は自覚を持ってプレーをして、それが(日本でテレビを見ている人々にも)伝わったと思います。MVPを取ったんですけど、(受け取った記念品が)もう壊れちゃったんですよ。こういうのもアメリカっぽいですけど、あとで自分で接着剤でくっつけます。

2006/03/20(月) <原田雅彦>引退会見 「ジャンプは人生そのものだった」
長野冬季五輪のノルディックスキー・ジャンプ団体の金メダリストで、五輪に5大会連続で出場した原田雅彦(37)=雪印=が20日、札幌市内のホテルで引退会見をし、「四半世紀飛び続けたジャンプは人生そのものだった。(目標を)何もかも達成し、悔いはありません」と晴れやかな顔で語った。
 原田は引退の理由について「再び世界の頂点に立つことに限界を感じた。競技者としてのプライドがあり、引き際は自分で決めた」と説明。引退を妻恵子さん(37)に告げた様子を説明すると、感極まって涙ぐんだ。原田は同市で25日にある伊藤杯ジャンプ大会に出場した後、4月から雪印のコーチとして後進の指導に当たる。

 ◇「妻も一緒にジャンプを飛んでいたと思う」
 引退を決めたのは、トリノ五輪後。帰国した2月下旬、妻恵子さん(37)に「ぼろぼろになるまで飛び続けるとの目標を、トリノまでの4年間で達成した」と明かした。恵子さんは驚いた表情を浮かべた後、「とうとうその日が来たんだね。決めたからには後悔のないように進んで下さい」とねぎらった。原田選手は「妻も肩の荷が下りたのだろう。妻も一緒にジャンプを飛んでいたと思う」と話す。
 ファンの前ではいつも笑顔。「笑顔で接すれば、笑顔が返ってくる。僕の生きざまであり、最大の武器」。だが、「失敗がいつも派手なので、落ち込むことも多かった」とも。「本当は家族の前で、もっと笑顔でいたかった」。時に落胆した原田選手を、恵子さんら家族が支えてきた。
 「4年後のバンクーバーも、その次も目標に入れたい」と公言していた原田選手。ファンを裏切ることになったことに、「その気持ちは今でも変わらないが、競技者としてジャンプ(の限界)を判断したと理解してほしい」と苦しい胸の内を表現した。一方で「70歳になったら、国体で飛ぼうかな」と報道陣を笑わせた。

2006/03/19(日) 王ジャパン、韓国粉砕し世界一に王手!福留殊勲の代打V弾
3度目の正直だ!! 日本が準決勝で韓国を下し、WBC初代王座に王手をかけた。両軍無得点で迎えた七回一死二塁、福留孝介外野手(28)=中日=が値千金の代打2ラン。王貞治監督(65)のさい配が的中して、この回5点を奪い、結局6−0で宿敵に完勝した。決勝は、20日午後6時(日本時間21日午前11時)。アマ世界一のキューバと対戦する。

 魂をこめた打球がサンディエゴの神風に乗る。息詰まる0−0の均衡を、力づくで破る右中間への大飛球。七回一死二塁、福留が放った代打2ランを見届けた王監督が、着弾と同時に渾身のガッツポーズを見せた。

 「(福留は)調子はよくなかったから先発から外したけど、チャンスがあればと思っていた。韓国の投手がサイドに変わったので、あそこは福留君しかないと思って打席に送りました」

 “世界の王”のさい配がズバリ的中だ。韓国と3度目の決戦。「2度負けているから」と、まずは打線改造に着手した。大会打率.105の不振の福留を外し、イチローを3番に。その一方で「きのう、きょうの練習はよかった」と福留の復調も感じつつあった。試合前には外野にいた福留に歩みより、両肩をもみながら「いい場面がきたらいくからな」。その約束が殊勲の一発を呼んだ。

 「届け、届いてくれ!という気持ちだった。技術じゃない。気持ちで打ちました」。値千金の決勝2ランに福留自身も興奮していた。どん底から這い上がった男に勇気をもらった日本は里崎、代打・宮本、イチローのタイムリーも飛び出し“ラッキー7”に6安打を集中。一挙5点で試合を決めた。

 「韓国に勝ちたいという気持ちがチーム全体にみなぎっていたよ」と、王監督は言う。その負けん気が、倍返しのリベンジにつながった。選手の様子を見て、決勝進出を信じて疑わなかった王監督は、準決勝第1試合前のキューバ−ドミニカ戦を視察。さらに、きょう19日(日本時間20日)のディナーも予約していた。首脳陣、選手、スタッフ、トレーナーら全員を集めて、総勢約60人の大決起集会をポケットマネーで開く。

 この一丸ムードは、たとえ誤審があっても、もう断ち切れない。アマ最強のキューバが相手でも動じることはない。「過去にキューバと対戦した日本より、今回のチームの方が最強だと思っている。決勝まで来たことに自信を持って、思い切って自分たちの野球ができればチャンスはある」

 最後に王監督は、高らかに世界一獲りを宣言。神風に後押しされた王ジャパンが、記念すべきWBC初代王者に上りつめる。

■上原 宿敵止めた、国際大会12連勝

大塚から手渡されたウイニングボール。上原は申し訳なさそうにしながら、右尻のポケットに押し込んだ。

 「最後に一番いい投球ができた。この球場はホームランが出ないと聞いていたし、初球から大胆にいけた。打たれてもファウルかフライでアウトに取れると思った」

 7回3安打8奪三振で無失点。絶対に負けられない一戦で、韓国の勢いを止めたのは上原の右腕だった。24打者中、初球ストライクが21人。無四球どころか3ボールは2人だけ。今大会5本塁打の李スンヨプは3打数無安打に封じた。「スライダーを多めにして内外角へ大胆に遊びながらいこうと里崎と話した。大成功でしたね」。決め球のフォークを意識させて直球、スライダーを絶妙に配した。韓国打線を翻ろうした86球。15日に決勝打を放った李鍾範(イ・ジョンボム)に「ベストの投手に自分たちの打線が崩された」と完敗を認めさせた。

 これで国際大会は12連勝。その秘けつを「各国いろんな素晴らしい球場で気持ちよく投げられるから」と話した。どんな試合でも力を発揮できる頼もしい男。王監督も「本当に完ぺきな投球。快投だ。世界に(実力を)示したね」と舌を巻いた。大体大時代からメジャーのマウンドを夢見てきた。1年前のオフはポスティング・システム(入札制度)によるメジャー移籍をめぐって球団と衝突。昨年、契約更改の席上では08年に取得するFAまで、ポスティングによるメジャー移籍断念を宣言した。夢をあきらめたわけではない。今大会は米国戦も含めて3試合で2勝。世界の強豪を相手に通用することを、その投球で証明してみせた。

 「中国戦の時にウイニングボールを王監督に渡したから、今度はね。最後かもしれないし、いい記念になります」

 今大会を目標に年末から休みなくトレーニングを続けてきた。その成果を存分に発揮した。登板機会はなくてもまだ仕事は残っている。仲間を、勝利を信じて、声がかれるまで応援することだ。

2006/03/18(土) WBC気になって…小5担任がテスト中にTV観戦
大阪市平野区の市立小学校で16日、5年生のテスト時間中に、担任の男性教諭(47)が教室のテレビで野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の日本―韓国戦を観戦していたことがわかった。

 テストに集中できなかった児童もいたという。教諭は「楽しみにしていた児童もいたし、自分も経過が気になってつい見てしまった。軽率だった」と謝っている。

 同小によると、教諭がテレビを見ていたのは4、5時間目のテスト中と給食時間など。中継が始まった正午ごろ、テレビのスイッチを入れ、テストの監督をしながら約5分間、観戦した。給食中は児童と一緒に声援を送っていた。5時間目が始まってからもスイッチを時々入れ、日本の好機に「打て」などと叫ぶ児童もいたという。

 このテストは成績には関係ないといい、時間内にできなかった児童は、その後も続けて取り組んだ。



■<北九州小5自殺>担任の女性教諭と関係悪化 母親とも相談

北九州市若松区の市立小学校5年の男子児童(11)が学校で注意を受けた後、自宅で首をつって死亡していたことが18日、分かった。若松署は自殺とみている。
 市教育委員会によると、16日午後、翌日の卒業式の準備をしている時に、同級生の女児が、紙を丸めた棒でこの男児にたたかれたと訴えた。担任の50歳代の女性教諭は男児を問いただしたが、この時、男児の襟をつかんだ場面もあった。男児は教諭にペットボトルを投げ付け、教室から出たという。
 午後4時半ごろ、家族が首をつっている男児を発見した。遺書はなかった。 

2006/03/17(金) メキシコ奇跡演出!渾身8人リレーで米国下す
メキシコが日本をアシスト!! 野球の国別対抗戦ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、メキシコが2−1で米国を下す大番狂わせ。このため、絶望的と思われた日本代表が米国、メキシコと1勝2敗で並び、失点率の差で奇跡の準決勝進出を果たした。文字通り、エンゼルスタジアムの天使がほほ笑んだ。

 これは、もうアナハイムの奇跡としかいいようがない。

 米国先発は引退騒動の渦中にいる現役最強右腕、ロジャー・クレメンス。圧倒的な戦力差で、普通に勝てば準決勝進出の米国が、すでに2次リーグ敗退が決定していたメキシコに足元をすくわれた。まさに、日本へ棚ボタをもたらしたのだ。

 力でねじ伏せて準決勝進出をもぎとろうとするクレメンスに対し、メキシコは、まるで人が変わったような奮闘ぶり。先発のペレスが踏ん張ると、メキシコは渾身(こんしん)の8人リレー。

 米国の主砲、アレックス・ロドリゲスを無安打に抑えるなど、米国のドリーム打線を、わずか4安打1失点に抑えきった。1点差の九回には一死一、二塁の絶体絶命のピンチを迎えたが、米国6番ウエルズを併殺に打ち取り、1次リーグでの好調を思いだしたように、2次リーグ初勝利。3万8000人のファンの前で、ウイニングランまでしてみせた。

 この日、2次リーグで不調だったメキシコ選手が生まれ変わったような活躍をみせたのは、一昨日の日本戦の敗戦で、準決勝進出の望みが断たれ、十分な休養を取ったから。実は、前日の15日は練習日にあてられていたが、これを取りやめ、チーム全員が、家族を伴って球場近くにあるディズニーランド・リゾートに出かけた。

 「まだ、準決勝進出の可能性はあるのだろうか。いや、多分無理だろう。じゃあ、みんなでゆっくり休もうじゃないか」。休暇は選手が全員で賛成だった。ただ、予想外の休日は、想像以上の効果をもたらした。

 また、メキシコ選手の大きなモチベーションとなったのが、豪腕クレメンスとの対戦だったことか。さらに三回にバレンズエラの右翼ポール直撃のライナーが二塁打と誤審され、闘志に火がついたのだ。

 メキシコのエストラダ監督は、「とてもすばらしく、重要で、興味深い経験となった大会だ。最後にすばらしい勝利を挙げることができた。あの二塁打判定の後、選手たちは集中した。球場全体が本塁打だと思ったはずだけど唯一、審判だけがそう思っていなかった」と静かに試合を総括している。

 その一方で、結果として、日本の準決勝進出をアシストしたことには、「勝ち抜きルールのことはあまり深く考えず、いい試合をすることだけを考えていた」とも。

 日本の準決勝進出にはメキシコが2得点以上する必要があった。それを実現したメキシコに、日本の野球ファンはどんな感謝を表すのだろうか。

 よもやの2次リーグ敗退となった米国のマルチネス監督は、「きっと選手たちはクラブハウスでがっくりしていることだろう。とにかく、きょうは打線の爆発がなく、打てなかったことにつきる。メキシコだけでなく日本、韓国と非常に質の高い投手陣とあたるとそうは打てないもの。脱帽するしかない」とショックを隠せなかった。

 また、クレメンスは会見をキャンセルし、「すばらしい大会に参加できたことを光栄に思う。体調もよく、熱い戦いができた。さようなら」などという意味深なコメントを残して球場を去った。

 18日に行う1組の準決勝は、日本は2連敗中の韓国と今大会3度目の対決となる。先発は日本が上原(巨人)。韓国は徐(ドジャース)。棚から落ちてきたチャンスに、3度目の正直か、それとも2度あることは3度あるとなるのだろうか。

2006/03/16(木) 国別対抗野球 日本、韓国に敗れる 1勝2敗に
野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」は15日、2次リーグ2試合を行い、1組の日本は当地のエンゼルスタジアムで、韓国に1−2で敗れた。日本は1勝2敗で2次リーグを終了。準決勝進出は16日の米国・メキシコ戦の結果に持ち越された。韓国は3連勝で準決勝進出を決めた。
 メキシコが勝てば、日本と米国を含めて3チームが1勝2敗で並び、3チーム間で失点率の低いチームが準決勝に進む。米国が勝って2勝1敗となれば韓国とともに準決勝に進み、日本の敗退が決まる。
 日本は二回、里崎(ロッテ)の右前打で二塁走者の岩村(ヤクルト)が本塁をついたが、好返球でタッチアウト。互いに無得点のまま終盤戦に入った。韓国は八回、李鐘範の適時打で2点を先取。日本は九回に西岡(ロッテ)のソロ本塁打で追い上げたが、及ばなかった。
 2組は、キューバが4−3でプエルトリコの追い上げをかわして2勝1敗とし、準決勝進出を決めた。


■声を荒げるも「何をやったか覚えていない」

イチローが珍しく、2度も声を荒げた。

 8回1死、キム・ミンジェの打ち上げたライトファウルフライ。フェンス際、イチローはフェンスとの距離を測りながら、落下地点に入る。「捕った」かに見えた打球はわずかに届かなかった。
 直後、イチローは言葉にならない怒号を挙げる。フェンス際に陣取った韓国人ファンは、それを挑発ととり、イチローに向かって激しいブーイングを浴びせ返した。
 イチローは、「何をやったか覚えていない」と言うが、捕球できた可能性があったかと問われ、「ありました」。結果的にあの打者が四球を選び、先制点。イチローはゲームの流れが韓国に傾きつつあることをあのプレーで悟り、悔しさを爆発させたのかもしれない。

 2度目は、ゲームセット終了直後。多村が空振り三振に倒れると、マウンド上では、韓国チームが歓喜の輪を作る。イチローはそのとき、グラウンドから顔をそらし、ダッグアウトの壁に向かって、叫んだ。
 
 その悔しさを試合後も隠さない。
「僕の野球人生の中で、もっとも屈辱的な日です」
 それでも、ダッグアウトから韓国チームのビクトリーラン、翻る太極旗を目に焼き付けた。「不愉快」と思いながらも……。

2006/03/15(水) ウィニーに衝撃、芸能界困惑…住所、電話番号流出
TBS系の人気番組「さんまのスーパーからくりTV」の内部情報が流出して関係者の間に衝撃が走っている。出演タレントや素人の出演者などは、個人情報の流出に「驚きました」などと大困惑する。ファイル交換ソフト「ウィニー」を導入したパソコンが暴露ウイルスに感染して起こる情報流出騒動は、もはや暴走状態で、政府が14日、国民にパソコン情報の管理の徹底を呼びかけることを決めるなど日本列島を揺るがしている。

 同番組レギュラー出演者の1人であるタレントの渡辺正行さんの妻は、自宅の住所や電話番号が流出した事態に「そうなんですか…」と驚き、今後の対応については「主人と相談してみます」と困惑を隠さなかった。

 同じくレギュラー出演者である関根勤さんも自身の情報流出に加え、親族の情報まで流出。数年前、勤さんが番組で獲得した商品を「送ってもらったことがあります」と語る兄(流出データでは弟)は、「これでこちらにもいたずら電話など来るのでしょうかね。困りましたね…」と語っていた。

 さすがに、ご長寿早押しクイズに2、3年前に出演したという現在90歳の女性は、こちらの問い合わせに「おら、耳が良くないから、良くわかんねぇよ」と泰然自若。

 その娘さん(68)も、個人情報流出といっても、「おばあちゃんが番組に出たときも親戚(しんせき)がちょこっと電話なんかしてきただけですから、あまり困ることはないと思いますよ。アハハ」と落ち着いていた。

 一方、ウィニー導入パソコンが暴露ウイルスに感染して起る情報流出に歯止めがかからない。

 最近も海上自衛隊の護衛艦から大量の機密情報が、陸上自衛隊からは化学テロ情報やレンジャー部隊の教本などが流出したばかり。自衛隊では隊員が任務で私用パソコンを使用するのを防ぐため、大量の新規パソコン導入を決めるなど対応に追われる。

 官公庁関係では、警察から性犯罪情報などが流出したり、日本郵政公社の地方郵便局から顧客情報が流れるなど被害が続出している。

 民間でも、住友生命やNTT東西の顧客情報が流出したほか、国会議員のタマゴのハメ撮り画像がネット上にばら撒かれ、14日も和歌山県の小学校教諭のパソコンから生徒らの個人情報が漏れていたことが分かるなど被害が後を絶たない。

 異常事態に対し、政府は14日、パソコンの情報管理の重要性を、直接、国民に呼びかけることを決めると異例の決定を行った。ただ、国民全体への周知徹底が進むには時間がかかるともみられ、当面は情報流出騒動が続きそうだ。

2006/03/14(火) 韓国2発!米国沈めた!!歴史的勝利で2勝、準決勝進出に王手
2次リーグ3試合が行われ、当地での1組では韓国が米国を7−3で撃破。4番打者の代打で起用された崔煕渉(26)=ドジャース=が3ランを放つなど采配(さいはい)が的中して2勝目をあげ、準決勝進出に大きく前進した。プエルトリコ・サンフアンでの2組ではドミニカ共和国がキューバに7−3、ベネズエラはプエルトリコに6−0で勝ち、4カ国が1勝1敗で並んだ。

 夜空に花火が打ち上げられる中、マウンド付近に歓喜の輪ができた。韓国がオールスター軍団・米国を下す歴史的な勝利。韓国で野球が始まって以来、国際大会で初めて米国を倒した。

 「米国というだけではなく、大リーグのトップ選手が集まったチームを倒したのだから、信じがたい。でも何が起こるか分からないのが野球。崔の3ランが大きかった」

 采配が的中した金寅植監督(58)も、大金星に驚きを隠せなかった。一回、李承ヨプ内野手(29)=巨人=のWBC本塁打争い単独トップに立つ5号ソロで先制。米国先発のウィリスを3回3失点でKOした。

 金監督が動いたのは2点リードの四回だ。二死二塁で好調の李が敬遠で歩かされ一、二塁。ここで4番・金泰均内野手(23)に代打・崔を告げた。前日までWBC通算14打数3安打(.214)、本塁打ゼロと不振だった崔は、米国2番手のダン・ウィーラー投手(28)から右翼ポール際に飛び込む3ラン。リードを一気に5点に広げた。

 「母国のために打てて、大リーグでの本塁打とは違う気持ちだ」と崔。ド軍のオフの補強の影響で放出のうわさが絶えないが、韓国の主砲としての役割を大事な米国戦で果たした。

 なんと連勝。1組唯一の2勝で2次リーグ突破に大きく前進した。14日に日本がメキシコに敗れれば、その瞬間に準決勝進出が決まる。最終的に日本、米国と2勝1敗で並んだ場合も、15日(日本時間16日)の日本戦で8回7失点(韓国が先攻)以下なら失点率で準決勝進出となる。

 米国撃破直後、母国ではテレビが早速ハイライトを繰り返し放映するなど大騒ぎ。「まだまだ日本から学ぶことが多い」とは同監督だが…。日本戦を前に、アジアのライバルの戦いぶりを余裕たっぷりに観戦する。

2006/03/13(月) 日本、米国と接戦の末、3−4とサヨナラ負け
日本、金星まであと一歩届かず。ワールドベースボールクラシック(WBC)の2次リーグプール1が13日(日本時間)、米国エンゼル・スタジアム で開幕。日本は優勝候補の米国と対戦し、3−3と同点で迎えた9回裏、2死満塁でA・ロドリゲスにセンター前タイムリーを打たれて、サヨナラ負けを喫した。

 日本は初回にイチローの先頭打者本塁打で1点を先制。2回には2死二、三塁から川崎のタイムリーで、一時は3点をリードする。その後、3−3と同点で迎えた8回、1死満塁のチャンスでは、岩村のレフトフライで西岡がタッチアップ。勝ち越したと思われたが、米国のタッチアップが早いとの抗議に一度はセーフとされたが、その後、アウトと判定が覆り、得点ならず。9回には2死満塁のチャンスをつくったが、多村が空振り三振に倒れて、3者残塁に終わった。序盤に先制したのは良かったが、4回から6回まで3イニング連続3者凡退など試合中盤に元気がなかったのが響いた。

 先発の上原は米国打線に7安打を打たれるも、5回を投げて、無四球。失点はC・ジョーンズのソロ本塁打による1点のみに抑えた。その後、清水がリーに同点2ランを食らうが、藤田、薮田が米国打線に勝ち越しを許さなかった。さらには藤川もストレートで3番グリフィーから空振り三振を奪うなどまずまずの投球を見せた。2死満塁からのA・ロドリゲスのサヨナラヒットもストレートで詰まらせたが、飛んだコースが不運だった。ただ投手陣全体では、変化球が抜ける場面が多く、国際球にまだなじんでいないシーンも見られた。また内野陣でも送球の際にボールを握り直すシーンが目立ち、その間にセーフにしてしまうなど細かいミスもあった。

 黒星スタートとなったが、米国との接戦をしたことで自信をつけた日本。次戦は15日のメキシコ戦となるが、いかなる戦いを見せてくれるのか。準決勝進出には勝ち続けるしかない。


■判定変更に批判的 WBC日米戦で米各紙

野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2次リーグの米国−日本で、西岡(ロッテ)のタッチアップでの生還の判定が覆ったことは、13日付の米各紙でも取り上げられ、判定変更に批判的な論調が目立った。
 USAトゥデーは試合展開よりも、事の経緯を詳しく紹介し「テレビのリプレーを見る限り、西岡の判定を変えたのは間違いである」と主張。ニューヨーク・タイムズ紙は「野球を通じて友好を深めるはずの大会で、最初の事件が起きた」と批判した。

■“渦中”の球審とはどんな人物!?

判定を覆した渦中のデービットソン球審は、1999年までメジャーリーグで審判を勤めていた人物である。しかし、同年にリーグと審判組合の労使関係がギクシャクしたとき、リーグに対して強硬策をとったとして、追放された22人の審判組合のメンバーの一人であった。そして、まだメジャーリーグの審判復帰が許されていない審判員なのだ。(今回のWBCでジャッジしている審判団には、メジャー経験者もいるが、すべてアメリカのマイナーリーグの審判である)

 当のデービットソン球審は、「タッチアッププレーは球審のジャッジコールになる。二塁の塁審が間違って、先にジャッジをしてしまったのだ」という声明を試合後に発表した。
 これに対し、王監督は、「一度試合で出たジャッジはどれだけ抗議しても変わらないというのが、僕がこれまで日本で習ってきて、やってきた野球だ」
 試合後、記者団に囲まれるとやりきれない表情で語った。

 国の威信を懸けて戦うはずの世界大会で、開催国チームを自国の審判団がジャッジするというシステム自体に大きな問題がある。野球の世界普及を真剣に考えるならば、これはどうにかしないといけない。今回のような“事件”は起こるべくして起こったこと。サッカーのワールドカップで同じようなことが起きていれば、国際問題にも発展しかねない出来事である。

「メキシコと韓国に勝てば、もう一回アメリカにチャレンジできる」と最後に語った王監督。決勝トーナメント進出をかけて、日本はもう負けられない。

■この日一番の歓声を浴びた“問題のプレー”

同点で迎えた8回表。1死満塁の場面で岩村明憲が放ったレフトへの浅めのフライをアメリカのレフト、ランディー・ウィンが捕球すると、三塁走者の西岡剛がタッチアップした。ウィンのバックホームは少し乱れ、西岡はスライディングをせずに悠々(ゆうゆう)と生還。日本が勝ち越し点を奪ったと思われたが、アメリカのバック・マルティネス監督が西岡の離塁が早かったとベンチを飛び出して審判に抗議を始めた――。
 ここまでは、プロの試合ではよく見かけること。二塁審判が今のプレーはセーフだと再びシグナルすると、マルティネス監督は、球審のボブ・デービットに抗議の矛先を変えた。すると、デービット球審は監督の抗議を受けて、判定を覆してしまったのだ。スタジアムのモニターでは、リプレーで西岡がジャストタイミングで離塁している映像を写し出していた。日本のナインは暗黙の抗議として、フィールドに出ることを拒んだ。だが、すぐに呼び戻されてしまう。
 デービット球審が西岡をアウトと宣告して、スコアが再び3−3の同点と表示された。すると、この日一番の歓声がエンゼル・スタジアムに沸き起こった。

2006/03/12(日) <パラリンピック>日本のメダルは3個目 アルペン
第3日の12日、アルペンスキー滑降の女子座位で、大日方邦子(東京)が銀メダルを獲得し、冬季競技では日本選手初となる3大会連続のメダルを手にした。第2日の11日には、バイアスロン(12.5キロ)女子立位で太田渉子(山形)が銅メダルを獲得した。同女子視覚障害では小林深雪(東京)が優勝しており、競技2日目にして、前回ソルトレークシティー大会での総メダル獲得数3個に早くも並んだ。
 11日のアイスレッジホッケー1次リーグ初戦でも日本は、世界ランク3位の強豪スウェーデンを5―1で破る好調な滑りとなった。
 ◇新鋭の活躍で初戦勝利 アイススレッジホッケー
 アイススレッジホッケー、日本代表の初戦の相手はスウェーデン。日本で、この競技への取り組みが始まったばかりの95年に、0―21で大敗した強豪だったが、今回は見事に「恩返し」をした。立役者はチーム最年少の24歳、上原だった。
 同点とされた第2ピリオド、こぼれたパックを拾うと中央に持ち込んでゴール右隅へ突き刺す勝ち越しシュート。6分に今度は左サイドからこぼれたパックを拾い、中央へ切れ込んでゴール左隅へ。14分にも中央でパスを受けて追加点を奪い、このピリオドだけでハットトリックを達成した。
 「自分の仕事ができました。次も3点取ります」と陽気に語った上原。98年長野大会に向け、94年に代表チームが編成されたアイススレッジホッケー。過去2大会もともに5位と不本意な結果に終わっていたが、過去の屈辱を知らない新鋭の活躍で大事な初戦を制した。

3月絵日記の続き


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