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2006/03/05(日) <国別対抗野球>日本、韓国に敗れ2位で通過 アジアR
 野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の1次リーグA組アジアラウンドは最終日の5日、東京ドームで2試合が行われた。日本は2―3で韓国に敗れ、2勝1敗で2位が決まった。3戦全勝の韓国が1位。日本は一回の松中(ソフトバンク)の先制打などで序盤に主導権を握ったが、八回に石井弘(ヤクルト)が李(巨人)に逆転2ランを浴びた。台湾は12―3で中国に大勝し、初勝利を挙げた。中国は3戦全敗。
 日本と韓国は12日(日本時間13日)から米カリフォルニア州・アナハイムで開催される2次リーグ1組で、1次リーグB組(カナダ、メキシコ、南アフリカ、米国)の上位2チームを加えた4チームで準決勝進出を懸けて戦う。
 ○韓国3−2日本●
 日本が競り負けた。1点リードした八回から救援した石井弘が、1死一塁から李に逆転の右越え2ランを浴びた。打線は一回に松中の適時内野安打で先制し、二回に川崎のソロで加点したが、五回以降は無安打に封じられた。韓国は四回2死満塁のピンチで飛び出した右翼・李晋暎のダイビングキャッチが光った。
 ▽韓国・金寅植監督 勝因は投手陣の好投と李晋暎の好守。(九回は)ほかにもリリーフはいたが、重要な試合だけに朴賛浩に任せた。
 ▽日本・王監督 韓国の投手が本当に良かった。(李の本塁打は)打った選手をホメるべき。この厳しい試合を(2次リーグに)生かしたい。
 ○…来日3年目、日本球界に精通している李のクレバーさが、韓国に勝利をもたらした。1点を追う八回1死一塁、カウントは1―3。李は「これまでの経験からすれば、日本の投手は打者有利のカウントなら、変化球で来ることが多い」と狙いを変化球一本にしぼった。ここで石井弘が投じたのは李の読み通り。スライダーでしかも高く甘い球。軽やかに振りぬいて右翼席中段に運んだ。
 ロッテに在籍していた昨年もセ・パ交流戦の首位を決する試合で本塁打を放つなど、ここぞという場面で勝負強さを発揮してきた李。2次リーグでも「アジアの大砲」の活躍が期待できそうだ。
 ○…中国、台湾戦で猛威を振るった日本・西岡が、勝負の厳しさを味わった。2点リードの四回2死満塁で放った右翼への痛烈なライナーは、韓国の右翼手にダイビングキャッチされ、大量点のチャンスを阻まれた。さらに七回、イチローの死球で無死の走者を出した場面ではバントが成功せず、結局は三振に倒れた。過去2試合では能弁に試合の感想を語った西岡だが、この夜ばかりは「向こうでも試合があるんで、もう一回、練習します」と一言を発しただけだった。
 ○…救援登板した八回に痛恨の逆転2ランを浴びた日本・石井弘(ヤクルト)は試合後、こわ張った表情でダッグアウトを出てきた。先頭打者を空振り三振に打ち取ったが、次打者に中前打されて迎えた李。すっぽ抜けた変化球をジャストミートされ、捕手の里崎は「投げてはいけないところに投げただけ。(石井弘の調子は)普通だった」と青ざめた顔で悔しがった。報道陣の質問には「失投というのは許されないですから……」とだけ言い残し、足早に球場を去った。
 ○…脳梗塞(こうそく)からリハビリ中の長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督が東京ドームを訪れ、皇太子夫妻らとともに日本・韓国戦を観戦した。同席した巨人・滝鼻オーナーによると、皇太子夫妻とは長時間話し合い、雅子さまから「順調に回復してますか」と話しかけられていたという。アテネ五輪で日本代表監督を務めるなど、野球の国際化に尽力した長嶋氏だけに、WBCの実現には感慨も深く、広報を通じて「プロ野球の国際化に向けて第一歩を踏み出したことは喜ばしいことです。イチローや長嶋ジャパンのメンバー、旧友である王監督の活躍を間近に見ることができてうれしく思いました」とコメントした。
 ○…渡辺俊が滑りやすいWBC公式球に翻ろうされた。象徴的だったのが三回に一つ、五回に二つと計3個の死球を出したことだ。すべてシンカーが抜けた。制球がよくテンポのよい投球が特長の渡辺俊。王監督も「ずいぶん(パ・リーグ)で対戦してますけど、三つも出すとは……」と驚いていたが、「でも独特の緊張感もあったろうし、よく投げてくれた」とかばった。渡辺俊は「何球も続けて同じ失敗をしてしまった」と不本意極まりない様子。「(2次リーグまでに)どうにかします」と力強く言い切って球場を後にした。
 ○台湾12−3中国●
 投打のかみ合った台湾が初白星。三回に2連打で1点を先制すると、四回に陳が満塁本塁打を放った。六回に2点を追加し、八回には計4安打に敵失なども絡めて4点を挙げて突き放した。中国は守備の乱れが響き3戦全敗。
 ○…3戦全敗に終わった中国。「国に戻ったら、それぞれの試合を分析する。分析、研究し、日本や韓国などのレベルで戦えるようになりたい」とラフィーバー監督。08年北京五輪が控える中国にとっては、さらなるレベルアップが至上命題。ラフィーバー監督は「五輪のために、必死に準備を進める。やることはたくさんある」と力を込めた。
 ○…台湾の陳(マリーナーズ傘下)が6打数4安打5打点の大活躍。三回1死から二塁打で出塁して先制のホームを踏むと、四回には左翼席に満塁本塁打をたたき込んだ。「平常心で試合に臨んだ。よく出来たと思う」。六、九回にも二塁打を放ち、記念すべき初勝利に貢献。「今後もこの場に立てるとは限らないので、よい思い出になった」と笑顔を見せた。


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