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2006/03/27(月)
森昌子 20年ぶり新曲で再デビュー
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歌手の森昌子(47)が27日、都内で会見を行い、4月から歌手活動を再開し、今夏にも20年ぶりの新曲をリリースすることを発表した。昨年3月28日の森進一(58)との離婚成立から丸1年。歌手としての再出発を決意した昌子は「やはり私には歌しかありません」と涙。森からの財産分与や慰謝料については「すべていただきません」と語った。
純白のスーツの昌子は「とても晴れやかな気持ちであります」と、すっきりとした表情。
「昨年暮れごろから健康になり、日々過ごしているうちに自然に歌を口ずさめるようになった。やっぱり歌が好きなんですね」と語った。
一時は歌うことがつらかった。引退して主婦業に専念していたが、02年から森の意向で夫婦ジョイントコンサートを開催。「ジョイントコンサートが、月日を追うごとに苦痛に変わっていった。ステージを終わって、また主婦に戻る生活が大変でした」と、歌から離れ、離婚に向かった心境を振り返った。
昨年3月に3人の息子とともに自宅を出て離婚。「やはり両親も子どももおりますし、生活がありますから」「歌は私のいまのすべて」と人生の転機を乗り越えたことが、再び歌うことを決意させた。
同席したホリプロの堀威夫取締役ファウンダーによると、復帰の話が出たのは昨年の9月ごろ。三男の中学受験、卒業式を経て4月からの活動再開が決まった。
新曲は、81年の紅白歌合戦で初のトリを務めた思い出の曲「哀しみ本線日本海」も手がけている浜圭介氏が作曲、作詞はなかにし礼氏。「女1人が別離を乗り越え、子どもを抱えてたくましく自立していくような歌」(堀氏)と昌子の自伝的な曲になる。
新曲は86年8月の引退記念曲「さよなら」以来。4月上旬にレコーディングを行う予定。
「結婚生活はとっても幸せでした」「一番の支えは子どもたち。本当に親ばかなんですが、良くできた子どもたちで」と語り、涙を流す場面も。 「今の私を、作っていない私を見てほしい」と再出発に挑む。
◆森 昌子(もり・まさこ)1958年(昭33)10月13日、栃木県生まれ。中学2年で「スター誕生」の初代チャンピオンとなり、72年「せんせい」で歌手デビュー。山口百恵、桜田淳子とともに「花の中3トリオ」として人気に。本格派歌手として「哀しみ本線日本海」「立待岬」などがヒット。83年「越冬つばめ」で日本レコード大賞最優秀歌唱賞。85年紅白歌合戦では紅組司会とともに、「愛傷歌」で2度目のトリを務めた。
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