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2006/03/23(木)
全日空 ストで国内線115便欠航
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全日空グループの4労組は23日、春闘の諸要求を巡る会社側との交渉が決裂し、ストライキに突入した。全日空の国内線115便(全体の約13%)が欠航し、7600人に影響する。また40便(同約5%)が遅延する。全日空でストによる欠航が発生したのは96年12月以来10年ぶり。 ストに入ったのは、いずれもパイロットで組織する「エアーニッポン乗員組合」「エアーニッポンネットワーク乗員組合」「エアーネクスト乗員組合」「エアーセントラル乗員組合」の4労組。22日に断続的に会社側と交渉を続けたが、23日未明に決裂した。 ストにより、午前6時40分発予定だった羽田発石垣行きNH117便から欠航が続き、九州や中部地方を中心に同日いっぱい続く見通し。 一方、日航でストを通告していた4労組は23日未明までにストを回避し、通常通りの運航となった。
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羽田空港(東京都大田区)の出発便では午前6時半すぎの関西空港、石垣行きの2便が欠航。午後にも1便が欠航する予定。全日空は臨時の搭乗カウンターを設けてスタッフ十数人が対応した。搭乗手続きが始まった午前6時ごろには約30人が列をなしたが、次便に搭乗を変更するなどして、混乱はなかったという。カウンター前には欠航・遅延を陳謝する全日空グループ5社連名の「おわび文」も掲示された。
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