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2006/03/14(火)
韓国2発!米国沈めた!!歴史的勝利で2勝、準決勝進出に王手
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2次リーグ3試合が行われ、当地での1組では韓国が米国を7−3で撃破。4番打者の代打で起用された崔煕渉(26)=ドジャース=が3ランを放つなど采配(さいはい)が的中して2勝目をあげ、準決勝進出に大きく前進した。プエルトリコ・サンフアンでの2組ではドミニカ共和国がキューバに7−3、ベネズエラはプエルトリコに6−0で勝ち、4カ国が1勝1敗で並んだ。
夜空に花火が打ち上げられる中、マウンド付近に歓喜の輪ができた。韓国がオールスター軍団・米国を下す歴史的な勝利。韓国で野球が始まって以来、国際大会で初めて米国を倒した。
「米国というだけではなく、大リーグのトップ選手が集まったチームを倒したのだから、信じがたい。でも何が起こるか分からないのが野球。崔の3ランが大きかった」
采配が的中した金寅植監督(58)も、大金星に驚きを隠せなかった。一回、李承ヨプ内野手(29)=巨人=のWBC本塁打争い単独トップに立つ5号ソロで先制。米国先発のウィリスを3回3失点でKOした。
金監督が動いたのは2点リードの四回だ。二死二塁で好調の李が敬遠で歩かされ一、二塁。ここで4番・金泰均内野手(23)に代打・崔を告げた。前日までWBC通算14打数3安打(.214)、本塁打ゼロと不振だった崔は、米国2番手のダン・ウィーラー投手(28)から右翼ポール際に飛び込む3ラン。リードを一気に5点に広げた。
「母国のために打てて、大リーグでの本塁打とは違う気持ちだ」と崔。ド軍のオフの補強の影響で放出のうわさが絶えないが、韓国の主砲としての役割を大事な米国戦で果たした。
なんと連勝。1組唯一の2勝で2次リーグ突破に大きく前進した。14日に日本がメキシコに敗れれば、その瞬間に準決勝進出が決まる。最終的に日本、米国と2勝1敗で並んだ場合も、15日(日本時間16日)の日本戦で8回7失点(韓国が先攻)以下なら失点率で準決勝進出となる。
米国撃破直後、母国ではテレビが早速ハイライトを繰り返し放映するなど大騒ぎ。「まだまだ日本から学ぶことが多い」とは同監督だが…。日本戦を前に、アジアのライバルの戦いぶりを余裕たっぷりに観戦する。
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