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2006/02/04(土)
死者185人、約300人救助…紅海の沈没事故
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乗客乗員約1370人が乗ったエジプトのフェリー「サラーム98」(1万1800総トン)がサウジアラビアからエジプトに向かう途中、紅海上で沈没した事故で、4日未明(日本時間同日朝)までに185人の遺体が収容された。
救命ボートなどに乗っていた約300人が救助されたが、残る乗客乗員の安否は不明。ロイター通信などが伝えた。
エジプト大統領報道官によると、フェリーは車両220台を積載していた。この重みで沈没した可能性が指摘されている。沈没前に船内で火災が起きたとの情報もある。事故当時、現場海域では強風が吹いていたという。
現場では、救難当局が船やヘリを動員し、夜を徹して生存者の捜索を行っているが、強風のため、捜索活動は難航している模様だ。
現場近くを通りかかった船が「サラーム98」から遭難を伝える通信を受け取ったとの情報もあるが、船会社や救援当局は確認していない。救命ボートの不足など安全対策の不備が被害拡大につながったとの見方も出ている。
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