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2006/02/03(金)
郵便局強盗 局長撃たれ重傷、９０万円奪う 東京・日野
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３日午後２時５０分ごろ、東京都日野市落川の百草園（もぐさえん）駅前郵便局に男が押し入り、中村建夫局長（３３）に拳銃を発射、現金約９０万円を奪って逃げた。中村さんは腰に銃弾１発を受け重傷。警視庁捜査１課と日野署は強盗殺人未遂事件として捜査している。
調べでは、男は郵便局に入るといきなり天井に向け１発発射し、布袋をカウンターの内側に投げた。女性職員が袋に現金を入れると「もっと入れろ」と脅した。職員が現金を入れた袋を男に渡した際、中村さんがセロハンテープの台を男に投げつけようとし、男は中村さんに向けて１発発射した。男はさらに数発発射しながら近くに止めてあった軽自動車で逃げた。
車は郵便局から約３５０メートル離れた駐車場に乗り捨てられていた。２日に現場の北約４キロの国立市中の路上で盗まれた車で、車内に男のものとみられる着衣が残されていた。
当時、郵便局に利用者はなく、中村さんの他に女性職員が２人いた。
現場は京王線百草園駅から北西に約２５０メートルの住宅地。郵便局の隣に住む女性は「テレビを見ていたら突然『パーン』と音がした。こんな静かなところでなぜ……」と青ざめた。現場近くの市立日野第八小（児童数７３８人）は保護者と一緒に児童を下校させた。迎えに来た母親（３７）は「この辺りでは物騒なことはなかったのでびっくりした」と不安げに話した。
■現金輸送車襲われる 警備員刺し三千数百万強奪 船橋
三日午後零時十五分ごろ、千葉県船橋市高瀬町の「サッポロビール千葉ビール園」従業員専用駐車場で、三人組の男が現金輸送車を襲撃、ビール園の売上金を含む現金三千数百万円を奪い、灰色のワゴン車で逃走した。警備会社の男性社員（３３）が刃物で背中を刺され、軽いけがをした。船橋署で強盗傷害事件として、男たちの行方を追っている。
調べによると、三人組は輸送車のそばにいた警備員の背中をナイフのようなもので刺した。さらに、現金が入った袋を荷台に積みかえていたもう一人の男性警備員（５７）にも「（車から）出ろ」などと言って脅し、袋に入ったままの現金を奪った。犯人の一人は拳銃とみられるものを持っていたという。
逃走車両は現場から北に約二キロ離れた商業施設「ららぽーと」の立体駐車場に乗り捨てられているのが発見された。同署で調べたところ、偽造ナンバープレートが付いていた。三人のうち一人は話し方からアジア系外国人とみられる。少なくとも二人は黄色の目出し帽をかぶっていたという。
襲われた現金輸送車は、船橋市内など約五十カ所で集金の途中だった。現場はＪＲ京葉線の南船橋駅から約一・六キロ南に離れた工業地帯の一角。
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