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2006/02/24(金) 荒川「金」、日本救った!!氷の美笑、完璧な演技!
ついに荒川がやった−。フィギュア女子フリーで、日本の荒川静香(24)=プリンスH=が125.32点の最高点。総合得点を191.34点として、ショートプログラム(SP)で先行していた米国のサーシャ・コーエン(21)、ロシアのイリーナ・スルツカヤ(27)を逆転し、見事に金メダルを獲得した。日本人としては92年アルベールビル大会銀の伊藤みどりを越える快挙で、アジア勢としても初の金メダル。今大会、メダルゼロの危機に陥っていた日本勢を救った。SP4位の村主章枝(25)は惜しくも4位、SP8位の安藤美姫(18)は4回転ジャンプの失敗など、15位に終わった。

 荒川がラストのポーズを決めた瞬間、会場全体を轟かすようなスタンディングオベーションが、パラベラ競技場を包み込んだ。8年前、16歳で出場した長野五輪の会場よりも、あらゆる意味で大きな拍手だった。

 ライバルのSP1位、コーエンがジャンプのコンビネーションを失敗、転倒するのを目前にした直後の登場。だが、『氷の微笑』とも評される荒川の冷静さが、いかんなく発揮され、動じることはなかった。

 曲は、04年の世界選手権で優勝したときにも使用した、プッチーニのオペラ「トゥーランドット」。開会式で、世界3大テノールの1人、パバロッティ氏が熱唱していたことを聞き、直前になって変更した曲。荒川が、頂点に上り詰める予兆は、この時点ですでにあったともいえる。

 一人娘として、数々の習い事をしてきた中で、荒川本人が「大好き」と最後まで貫いたのが、フィギュア。中盤、自身の象徴でもあるイナバウアーを決めると、会場から感嘆のため息が。

 後半は、「誰も寝てはならぬ」に乗せて、安定したジャンプと、華麗なステップ、スピンの組み合わせで観衆を大いに魅了。テレビ中継したユーロスポーツの実況は、「ジャンプも音楽の選択もパーフェクト!」と最大の賛辞を贈った。

 荒川は、2年ぶりに自己ベストを更新。最終演技者のスルツカヤも、転倒があるなどしてスコアが伸びず、荒川の金が決まった。長野五輪に出場後、ソルトレークのチャンスを逃したが、04年に世界選手権を制覇。世界の頂点を極めたことで、プロへの転向を予定していたが、トリノ五輪を期待する周囲の声にあらがいきれなかった。 

 「今大会はメダルを取れると思っていなくて、精いっぱい楽しめればいいと思っていました」と荒川は振り返り、「オリンピックの雰囲気を味わえればいいと思っていたので、逆に冷静に臨めたのかもしれません」と付け加えた。

 ただ、金メダルが確定すると、「いまだに(金メダルが)信じられない。明日か明後日になって少しずつ実感がわくかも」。

 今大会以降、プロ転向が確実視されているが、来月の世界選手権には、「エントリーしているので出るつもりでいます」という。『クール・ビューティー』ともいわれるが、高得点の瞬間、手をたたいて喜んだ。金の瞬間も涙こそなかったが、周囲に笑顔を振りまき、メダルゼロの大ピンチに立たされた日本の救世主となった。 

【女子フィギュア】▽最終成績

(1)荒川 静香(プリンスホテル)191.34点

=SP66.02点、フリー125.32点

(2)コーエン     (米国)183.36点

=SP66.73点、フリー116.63点

(3)スルツカヤ    (ロシア)181.44点

=SP66.70点、フリー114.74点

(4)村主 章枝(avex)175.23点

=SP61.75点、フリー113.48点

(15)安藤 美姫 (中京大中京高)140.20点

=SP56.00点、フリー84.20点



◇<フィギュア>金の荒川、完ぺきな演技 各国メディアも賞賛


海外メディアもフィギュアスケート女子で金メダルを獲得した荒川の演技を高く評価した。ロイター通信は、使用曲「トゥーランドット」が「ビンチェロ!(私は勝つ)」と、最後に歌い上げることに触れ、「彼女は歌詞通りに、ライバルのスルツカヤとコーエンを倒した。完ぺきな演技で初の金メダルを手にし、日本フィギュア界の歴史を作った」と絶賛した。
 また、AP通信は「日本選手団はここまで成績が上がらなかったが、荒川は素晴らしかった。五輪で2連覇しているカタリナ・ビットさん(ドイツ)が、演技が終わる前から立ち上がって拍手を送っていたほどだ」と紹介。
 米紙「ニューヨーク・タイムズ」(電子版)は「コーエンやスルツカヤが致命的なミスを犯す中、エレガントな演技で金メダルを手にした」などと報じた。


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