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2006/02/18(土)
<レイテ島地滑り>死者3000人? 米海兵部隊も救援に
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フィリピン中部レイテ島の南レイテ州で17日朝発生した大規模な地滑りから一夜明けた18日朝、比国軍による行方不明者の本格的な捜索が始まった。しかし被災地はこの日も朝から激しい風雨に見舞われており、二次災害の懸念が高まるなど捜索活動は難航している。AFP通信によると、これまでに109人の遺体が収容され、57人が救助された。 AP通信によると、現地の軍幹部は18日、被災地のギンサウゴン村の人口は「1857人」で、死者数は1800人近くに達する可能性があると語った。一方、AFP通信は政府当局者の見方として死者は3000人に達すると報じた。地元当局者によると、死者の中に現地居住の英国人男性1人が含まれているという。 米政府は比政府の要請を受け17日、比軍との合同演習に参加していた沖縄駐留の第31海兵遠征部隊(約5500人)を現地に派遣。アロヨ大統領は同日午後、地元テレビに出演し「救援隊は空、陸、海の各方面から被災地に向かった」と述べ、救助活動に全力を挙げていると強調した。比海軍艦船は現場付近に停泊し、負傷者の治療や救援・救助の司令所として使われる見通しだ。
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