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2006/12/09(土)
<台湾2市長選>台北は国民党候補が当選 高雄は民進党勝つ
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08年の台湾総統選に影響を与える台北、高雄両市長選が9日、投開票された。台北市長選は最大野党・国民党のカク龍斌氏(54)=元環境保護署長(環境相)=が、与党・民進党の謝長廷氏(60)=前行政院長(首相)=を大差で破って当選した。高雄市長選は民進党の女性候補、陳菊氏(56)=前労工委員会主任委員(労相)=が、国民党の黄俊英・元高雄市副市長(64)を小差でかわした。両市長選は与野党の引き分けだった。任期はいずれも4年。 台北市長選の開票結果によると、国民党のカク氏が69万2085票、民進党の謝氏は52万5869票で大差だった。 一方、接戦となった高雄市は、民進党の陳氏が37万9417票、国民党の黄氏は37万8303票で、約1100票の差だった。 台北市が国民党、高雄市が民進党の構図は現状のまま。民進党は、陳水扁総統の呉淑珍夫人が公費を流用したとして横領罪などで起訴されるという不祥事を抱えながらの選挙だったが、伝統的な地盤の高雄市の死守に力を注ぎ、今回も制した。台湾南部の拠点の高雄市を守ったことで、選挙による陳政権への直接的なダメージは、避けられる見通し。
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